オンラインファクタリング。ネットのみで資金調達完了?
「ファクタリングを利用したいが時間がない」
「出張ばかりでファクタリングの申し込みがなかなかできない」
など資金調達に困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2024年現在、市場拡大を続けているファクタリング業界。
年々ファクタリングサービスを提供する業者が増得ていますが、それに伴い利便性がどんどん向上しています。
その中で登場したサービス、どこにいても申し込み可能で素早い現金化が可能なオンラインファクタリングをご存知でしょうか。
資金繰りの改善のためにも知っておくとよいでしょう。
利用する際にはオンラインファクタリングについて理解しておくことが大切です。
本稿では、オンラインファクタリングはどのようなものなのか、メリット・デメリットを含め詳しく解説していきます。
目次
オンラインファクタリングとは
オンラインファクタリングとは、ファクタリングを利用する際の申し込みから資金調達まで全てネットで完結するものです。
パソコンを持っていなくても、スマホ1台あれば利用可能です。
従来では、ファクタリングを利用する際に必要な書類を店舗に持参したり、郵送するなどの手間がかかっていました。
オンラインファクタリングでは、書類をPDF化して送ったり、専用フォームに貼り付けをすることでネット環境さえあれば時間を割かずファクタリングの申し込みをすることが可能となります。
オンラインファクタリングの流れ
オンラインファクタリングは、申し込みから入金までがネットで全て完結するファクタリングです。
ファクタリング会社によって異なりますが、24時間どこからでも申し込みが可能です。
ネットからの申し込み
オンラインファクタリングと検索すると、様々なファクタリング会社が出てきます。オンラインファクタリングが可能な会社は、サイトを開くと多くのファクタリング会社がオンラインファクタリングの「申し込み」「見積もり」などが表示されます。
申し込みや見積もりの表示から申し込みをすることが可能です。
ファクタリング会社で異なりますが、会員登録が必須だったり、会社名や住所など個人情報の入力を求められる場合があります。
ネットでの申し込みは、パソコンがなくてもスマホがあれば24時間どこからでも申し込みが可能です。
ファクタリングを利用するには必要書類の提出が必要です。
書類の提出は、専用フォームに貼り付けを行うか、スキャナで読み取ってPDF化したものを添付します。
ですからファクタリング会社へ郵送したり持っていく手間が省けます。さらにファクタリング会社への到着時間も早いため、それだけ資金調達までの時間がオンラインではないファクタリングに比べ早いです。
リモート面談、面談なし
ファクタリングにおいて、面談は審査の対象として重要ポイントです。
面談では取引先との関係性や信頼度を問われます。ここが審査の結果を大きく左右させることとなります。
オンラインファクタリングの面談はZOOMなどのアプリを利用し行います。
電話だけでは伝わらないことを伝えられたり、電話では見ることのできない表情を見ることで安心感を得ることができるのではないでしょうか。
アプリを利用し面談をする際には、ネット環境が必須となります。
カフェに付属しているWi-Fiや公共施設のFreeWi-Fiだと電波が弱く通信に支障が出る場合があります。また、そのような場所だと周囲の人の耳に入る可能性もあります。
通信に支障がないネット環境や周囲に人がいないところを考え、自宅などで行うことをおすすめします。
ネット上だけで行うオンラインファクタリングにセキュリティなどの不安を抱く方がいらっしゃるかと思います。
不安に思うことや疑問など全て面談にて相談することが可能です。
不安や疑問を解消し、気持ちよくファクタリングを利用しましょう。
ファクタリング会社によっては、面談不要の会社も存在します。
ですが、ほとんどの会社が面談が必要なので、面談はあるものだと考えていたほうが良いでしょう。
面談がないファクタリング会社は書類など他のもので審査を行うため、書類を欠かしたりすることのないように注意が必要です。
審査
オンラインファクタリングを行っているファクタリング会社のほとんどがAIによる審査が多いです。
利用者や取引先の情報を入力し、統計データに基づき数値化し点数にすることによって審査通過かそうでないかを審査します。
AIを導入し審査を行っていることにより、よりスピーディーに資金調達を行うことが可能となっています。結果通知が早いことがオンラインファクタリングの醍醐味と言えます。
ファクタリング会社によっては、審査の状況をホームページから確認が可能だったり、審査の結果をメールで知らせてくれるところもあるので、出先であっても電話を受け取る必要がなくなります。
仕事の手を止めることなく結果を知れることは忙しい方にとって嬉しいお話です。
入金は振込
ファクタリングと同様に、オンラインファクタリングも入金は振込です。
審査通過後、契約が完了すれば入金という形になります。
もちろん振込先の銀行口座は指定することができます。
例えば、給料日が近く従業員に支払う給料が必要でオンラインファクタリングを利用したとします。
ファクタリング会社からの入金先を給料の振込をする銀行口座に入金設定しておくことで、
入金後わざわざ別の口座に送金するというような手間を省くことができます。
オンラインファクタリングのメリットとデメリット
オンラインファクタリングではどのようなメリットがあるのか。
前述には手間が省けることを解説しましたが、その他にはどのようなメリットがあるのか、またデメリットはどのようなことなのか解説していきます。
メリット
オンラインファクタリングのメリットとして
・どこにいても申し込みが可能
・手数料が低い
・現金化が早い
・他人へファクタリングの利用を知られない
上記の4つが挙げられます。
どこにいても申し込みが可能
オンラインファクタリングはネット環境さえあれば申し込み可能です。
たとえ出張先であっても、必要書類さえあれば申し込みが可能なのです。
面談がオンラインで行われるため、ファクタリング会社が遠く現実的ではない場所でも出向く必要がないため申し込みできます。
従来のファクタリングのように対面だと、行動範囲が限られてしまうため多数のファクタリング会社を選択肢に入れることが不可能です。
ですがオンラインファクタリングだと出向いていく必要がないため、多くのファクタリング会社の中から選ぶことができます。
手数料が低い
オンラインファクタリングはオンラインに特化していると店舗を置く必要がありません。
店舗を置かないことで、土地代や賃貸代が発生しないためその分安く提供することが可能です。
また、審査がAIということもあり人件費も削ることができます。
従来のファクタリング会社に比べ削減できるところが多く見られます。
オンラインファクタリングは基本2社間ファクタリングとなります。
本来の2社間ファクタリングは買取相場が10%~30%ですが、オンラインファクタリングでは10%を下回る手数料で利用できる場合もあります。
現金化が早い
オンラインファクタリングでは審査にAIを導入していること、ネットで完結するファクタリングなので書類提出にかかる時間を省くことができるので、即日現金化、さらに申し込みの時間によってはその日に現金化できる可能性もあります。
ファクタリングも現金化が早いと言われていますが、オンラインファクタリングはさらに早いと思っていただいていいでしょう。
現金化までの時間が早いに越したことはないと思うので、どの利用者にとってもメリットとなるのではないでしょうか。
他人へファクタリングの利用を知られない
ファクタリング会社へ出向かなくても自宅などの一人の環境で申し込みから全て完結することにより、誰かに見られたり、憶測を立てられたりすることを避けることができます。
ただし、自宅ではなくカフェやWi-Fi環境のある公共施設で面談を行ってしまうと、誰かに聞かれるなどの可能性はゼロとは言えません。
他人へ知られないためにも申し込みや面談をする場所はしっかり吟味してください。
デメリット
オンラインファクタリングはかなり便利なものとなっています。
ですが、デメリットも存在します。メリットだけではなくデメリットも理解しておきましょう。
オンラインファクタリングのデメリットは下記の5つが挙げられます。
・サポートを受けられない
・対面ではないため相手のことを知れない
・ネットが苦手な人には不向き
・取り扱いが少ない
・2社間ファクタリングが多い
サポートを受けられない
オンラインファクタリングはAIの導入により人件費をかなり削っている会社が多いため、手厚いサポートを受けることがほぼ不可能です。
サポートをしてくれる人材を用意していない会社がほとんどです。
オンラインファクタリングを利用する際にはサポートが受けられないと思っていた方が良いでしょう。
対面ではないため相手のことを知れない
従来のファクタリングとは異なり、面談もオンラインのため相手のことを知れる内容が限られてきます。
オンラインでの面談のため相手の身なりや雰囲気を感じることが難しいです。
これは、利用者だけでなくファクタリング会社側も同じということを頭に入れておきましょう。
ネットが苦手な人には不向き
書類の提出が、必要書類をPDF化したものをメールに添付したり、専用フォームに貼り付けての提出となります。
また、リモート面談をするのにアプリのダウンロードが必要だったりするため、ネットの利用が苦手な方には不向きです。
取り扱いが少ない
オンラインファクタリングを取り扱っているファクタリング会社は多くありません。
これから増えていく見込みはありますが、まだまだ対面を要求するファクタリング会社が少なくないことが現状です。
選択可能なファクタリング会社が限られてしまいます。
2社間ファクタリングが多い
オンラインに特化しているオンラインファクタリングでは、2社間ファクタリングが多数です。
3社間ファクタリングだと取引先の承諾をえる必要があるため、オンラインで完結するために必然的に2社間ファクタリングの利用となります。
オンラインファクタリングでの注意
オンラインファクタリングは、ネットで完結可能な最も便利なものですが、利用するに当たっての注意があります。
ファクタリング会社の雰囲気が不明
オンラインファクタリングは、会社へ訪問することがないため利用するファクタリング会社の雰囲気を知ることができません。
仮に面談した担当者がいい人でも、会社自体がどのような会社なのかは把握できません。
ファクタリング会社の雰囲気が知りたい人はオンラインファクタリングを利用する際には注意が必要です。
ファクタリング会社の雰囲気やどんな建物か知りたい方は、従来のファクタリングの利用をおすすめします。
まとめ:オンラインファクタリングは現代社会の強い味方
オンラインファクタリングは便利な資金調達方法ですが、注意する点も存在します。
しっかりオンラインファクタリングについて理解した上で利用しましょう。
下記の3つのオンラインファクタリングについて解説してきました。
・オンラインファクタリングの申し込みから入金までの流れについて
・オンラインファクタリングのメリット・デメリットについて
・オンラインファクタリングを利用する際の注意点
取り扱いがまだまだ少ないオンラインファクタリングです。
感染症対策にもオンラインファクタリングが便利な世の中となってきました。
ネット社会になっているのでこれからオンラインファクタリングの取り扱いが増えると思います。
利用時の注意やメリット・デメリットを含め、検討することをお勧めします。