中小企業にこそファクタリングは必要!おすすめする理由や注意点を解説
新型コロナとロシアのウクライナ侵攻によって、中小企業は大きな打撃を受けました。倒産した企業も多く、2024年現在未だ以前の状態には回復していません。
苦しむ中小企業のキャッシュフローを改善する一手となりうるのが、「ファクタリング」です。
中小企業のなかには、黒字経営をしていたのに手元資金が枯渇したために潰れてしまったところも存在します。
しかし、ファクタリングさえしていれば倒産せずにすんでいたかもしれません。
この記事では、中小企業にファクタリングをすすめる理由について説明しています。
ファクタリングを利用する場合の注意点についても解説しますので、これからファクタリングを利用してみようという方は参考にしてみてください。
目次
世界情勢の変化が中小企業にもたらした影響
2020年あたりからの「新型コロナの流行」は、世界全体の経済をマヒさせました。
マスクや消毒液の製造会社などの一部例外を除き、ほとんどの企業や個人が損失を被っています。
しかし、より大きなダメージを受けたのは「中小企業」です。
大手企業には、一時的な損失を受け止められるだけの体力がありますが、中小企業の中には耐えきれずに倒産してしまった会社も多くあります。
それに加えて「ロシアのウクライナ侵攻」によって、さらに世界の経済状況は悪化。
「原油価格」の高騰や、「原材料価格」の高騰などが、苦しい中小企業の財政を悪化させています。
中小企業の現況と業況回復の見込み
新型コロナが流行してから4年近く経って、世界経済もだんだんと立ち直りの気配を見せています。
しかし、川が上流から下流に流れているように、中小企業の回復は大企業が復活した後のことです。
実際、ここ数年程度の内閣府・財務省の「法人企業景気予測調査」では、大企業は景況感がプラスに振れることもありましたが、中小企業の景況感は常にマイナスになっています。
大企業は息を吹き返してきていますし、それに連れて中小企業もだんだんと業績改善していくのは間違いありません。
ただし、業績の回復は今すぐではなく、中小企業はもうしばらく耐えなければいけない時間が続く、というのが一般的な予測です。
中小企業にファクタリングの導入がおすすめな6つの理由
ファクタリングとは、「売掛金」を業者に売って「現金」を手に入れる行為です。
中小企業には、次のような6つの理由によってファクタリングをおすすめします。
• ファクタリングで苦しい資金繰りが改善する
• 銀行に頼みにくいような少額の資金調達ができる
• 連鎖倒産を防げる
• 自社の信用が低くても資金調達ができる
• 2社間ファクタリングなら取引先企業にバレない
• オンラインだけで手続きができるファクタリング業者がいる
それでは、中小企業がファクタリングを導入するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
ファクタリングで苦しい資金繰りが改善する
中小企業は、大手企業ほど「手元資金」に余裕がないのが普通です。
黒字決算が続いていたのに、手元資金が無くなってパンクしてしまった会社が存在することからも、中小企業の資金繰りのタイトさがわかります。
予定外の大きい出費があった場合に、すぐに銀行からお金を借りられるなら、なにも問題はありません。
しかし、急な融資の取り付けは非常に困難です。
そんな場合でも、「ファクタリング」を使えば素早く資金調達ができます。
ファクタリングは申込みから入金までのスパンがとても短く、最短「即日入金」と謳っている業者も少なくありません。
必要な時に、最速で現金を入手できるという点で、ファクタリングは中小企業に適しています。
銀行に頼みにくいような少額の資金調達ができる
銀行に融資してもらうにしろ、50万円だけ貸してくれというのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
銀行側としては、儲けが少なすぎるため良い顔をしませんし、自分側も50万円のために手間と時間をかけて融資手続きをするのは面倒です。
ファクタリングの場合も、最低限50万円以上の売掛金が無いと契約しない、といった条件設定をしているところもあります。
しかし、数万円でも数千円でもファクタリングの相談に乗る、といっている業者も少なくありません。
そういった下限設定のないファクタリング業者を使えば、少額の資金調達も可能です。
金額の大きな売掛金しか持っていないから使いづらいと思った方もいるかもしれません。
しかし、ファクタリングでは売掛金額の一部だけを現金化するのも可能です。
連鎖倒産を防げる
ファクタリングした後に、売掛金を出していた取引先企業が潰れた場合、損をするのはファクタリング業者です。
ファクタリング利用者は1円も出す必要はありません。
逆に言えば、倒産しそうな企業の売掛金をファクタリングしておけば、取引先企業の倒産による連鎖倒産も防げることになります。
もちろん、あからさまに倒産しそうな企業の売掛金はファクタリング業者も避けますが、ファクタリングがリスクヘッジとしても機能するという点には違いありません。
ただし、「償還請求権」が付いているファクタリングは例外です。
償還請求権付きのファクタリングの場合、取引先企業が倒産したら、自分が代わりに売掛金分の金額をファクタリング業者に支払わなければいけません。
自社の信用が低くても資金調達ができる
中小企業は信用が低いため、どうしても銀行からの融資を受けるのが難しくなります。
この問題もファクタリングなら関係ありません。
ファクタリングの場合、審査対象になるのは自社の信用ではなく、「売掛金自体」の信用です。
自社が「債務超過」に陥っていたり、「税金滞納」していたり、といった絶対に融資は受けられない状態でも、現金を手に入れられる可能性があります。
抵当に入っていない十分な資産を持っている、という中小企業は稀でしょう。
多くの中小企業は、融資を受けようにも「担保」や「保証人」が用意できずに苦労しています。
しかし、ファクタリングなら、担保問題もありません。
ファクタリングに必要なのは売掛金だけですので、担保も保証人も不要です。
2社間ファクタリングなら取引先企業にバレない
取引先企業が少ない中小企業にとって、取引先企業との信頼関係は非常に重要です。もしも売掛金を処分していることがバレたら、信頼関係が損なわれるおそれがあります。しかし「2社間ファクタリング」は、自社とファクタリング業者だけで結ばれる契約のため、取引先企業に知られる危険性はありません。
ただし、3社間ファクタリングの場合は、取引先企業の「合意」が必須のため、相手にも知られてしまいます。
オンラインだけで手続きができるファクタリング業者がいる
ファクタリングサービスの中には、オンライン上で完結するものもあります。
こういったサービスを使えば、資金調達担当者の手間を抑えることが可能です。
店舗までの往復時間をほかの仕事に当てられますし、交通費も削減できます。
さらに、オンラインファクタリングサービスには、最短30分で審査が終わるものもあるため、こういった業者を使えば、資金調達にかかる時間を極限まで圧縮可能です。
中小企業がファクタリングをする際に注意すべき4つのポイント
中小企業がファクタリングをする際は、次のような点に注意が必要です。
• 売掛金の信用が低いとファクタリングできない
• ファクタリングを名乗る悪徳業者がいる
• 手数料を取られる
• 売掛金を持っていないとファクタリングできない
では、中小企業がファクタリングで気にしたいポイントについて、詳しく見ていきましょう。
売掛金の信用が低いとファクタリングできない
ファクタリングでは、自社の信用情報はほとんど関係ありませんが、売掛金自体の信用は非常に重要です。
つまり、取引先企業が潰れる寸前だと、ファクタリングは利用できません。
ファクタリングを当てにして資金繰りをしていると、契約できないと言われて苦境に陥る危険性があります。
しかし、逆に言うとファクタリングによって取引先企業の「倒産危険度」を測定可能です。ファクタリングをしようとして断られたなら、その取引先企業との付き合い方を考える必要があるでしょう。
ファクタリングを名乗る悪徳業者がいる
ファクタリングの利用者増加にともなって、ファクタリングで稼ごうとする「悪徳業者」も増えてきています。
よくあるのが、ファクタリングと言いながらも、売掛金を担保に「お金を貸してくる」ヤミ金業者です。
これに引っかかると、無駄な利子を取られてしまいますし、取引先企業が倒産したら、売掛金の補償をしなければいけません。
苦境になってからファクタリングを使うと、焦って悪徳業者に騙される危険性が増します。そのため、普段からファクタリングを使っておいて、優良なファクタリング業者を見定めておくのが大事です。
手数料を取られる
ファクタリングを使うと、「手数料」の分だけ売掛金が減ってしまいます。
メリットも大きいため、必要な時に使うのはかまわないのですが、常にファクタリングに頼っているようでは危険です。
手数料が積み重なって、キャッシュフローが悪化しかねません。
なるべく手数料が安いファクタリング業者を使うとともに、本当に大事な場面でだけファクタリングを利用するようにしましょう。
なお、たいがいのファクタリング業者は、売掛金の金額が大きいほど手数料を安くしてくれます。
そのため、何回も小分けにしてファクタリングを使うよりは、1度にまとめて大きな金額をファクタリングするほうがお得です。
売掛金を持っていないとファクタリングできない
非常に単純な話ですが、売掛金がなければファクタリングはできません。
手形や小切手もファクタリングには利用不能です。
ただし、一部のファクタリング業者は、「請求書」ではなく、「注文書」からでもファクタリングをしてくれます。
たとえば、工事会社を運営している場合に、工事が完了して請求書を出してからではなく、注文書を出して工事を始めた段階からファクタリングできる可能性があるわけです。
中小企業の資金調達手段としてファクタリングは優秀
新型コロナの流行などによって、多くの中小企業の経営が傾いてしまっています。
景気回復の兆しは見えますが、今すぐ好況に転じるほどの勢いはありません。
中小企業の経営で特に問題になりがちなのは、「手元資金」の枯渇です。取引先企業からの入金が遅れたり、急な出費があったりして、現金不足に陥る危険性は常にあります。
早ければ即日、遅くても1週間以内に現金を手に入れられる「ファクタリング」は、経営危機を脱する有力な方法です。
ファクタリングは自社の信用が低い状態でも利用できるため、1度試してみてはどうでしょうか。
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