ファクタリングは投資目的にも利用できる!利用するメリットや注意点も解説
本記事はファクタリングは投資目的で利用するメリットや注意点について解説していきます。
投資資金の調達方法を探しているや悩んでいる方はぜひこの記事をご覧ください。
あわせて銀行融資や出資以外にファクタリングという選択肢がいかにおすすめかも紹介しています。
ファクタリングとは、資金繰りが厳しくなった際に、保有している売掛債権を売買し、迅速に現金化できるサービスです。
そのファクタリングを投資目的でも利用できることはご存知でしたか?
事業には投資がつきもので、投資用資金を確保するためにはファクタリングが最適である場合が多くあります。
この記事では、そもそも投資とはという部分から、ファクタリングを上手く活用した投資資金調達ポイントまで、詳しく解説します。
自社の経営をしっかり分析し、ファクタリングを活用して資金調達をするべきかを判断しましょう。
目次
そもそも投資とは?
投資とは、資産形成をイメージするのが一般的です。
資産形成には「投資」と「貯蓄」の2つがあります。
中長期的な目線で利益を見込み、株式や投資信託などの購入でお金を出す行為が「投資」というものです。
日常的な生活資金をはじめとする、すぐに必要となる可能性のあるお金で、自由に引き出せるものを「貯蓄」といいます。
事業には投資がつきもの
前述のような「資産形成をするための投資」という一般的なイメージは、金融庁が定めている定義です。
投資にはもう一つ「資本形成における投資」というものがあります。
これには設備投資、住宅投資、在庫投資の3種類の意味があり、事業をおこなうには切っても切れない部分となります。
会社に必要な設備を導入したり、不動産の購入で賃料利益を得たり、人材教育に必要な費用など、これら全ても投資に含まれるのです。
会社は営利団体であることがほとんどのため、中長期的に「利益を追求するための投資」が必要で、投資せずに事業を継続していくと、必ずどこかで行き詰まってしまいます。
投資をしないと利益が減ってしまうことも
投資しない会社よりも、設備や人材に積極的に投資している会社のほうが、当然利益は伸びていきます。
市場拡大していたり、成長産業に属していたりする場合は、規模が大きくなるにつれて、積極的に投資した会社のほうがシェア率が上がって利益が増大していくのです。
一時的に利益を維持するのも可能ですが、投資を全くせずに利益を一定に保つには限界があります。
業界内のシェア率の維持が困難になり、新規事業への進出ができなくなるため、利益が現象し経営の立て直しが困難になっていきます。
こういった上記の理由から、投資は事業に欠かせない方法です。
ファクタリングで投資資金を調達するメリット
事業に投資はつきものと言っても「じゃあどうやって資金調達すれば良いの?」「そもそも投資に回せる資金がない」となる人もいるでしょう。
投資資金調達のためにの手段として、おすすめできるのが冒頭でもお伝えしている「ファクタリング」です。
メリットが多くあるので、それぞれを詳しく解説します。
銀行よりも資金調達がしやすい
ファクタリングは、銀行とは審査基準が違うので、圧倒的に投資資金の調達をしやすいです。
銀行の場合、一度でも貸し倒れになると多大な損失を被る可能性が高いといえます。
そのため、自社の信用に重きを置いているので、貸し倒れリスクを回避するにはどうしても厳しい審査が必要になります。
一方、ファクタリングでは売掛債権の売買となるので、売掛金を無事に回収できれば問題ありません。
ファクタリング審査では、自社よりも売掛先の支払い能力などの信用に重点を置いています。
つまり、ファクタリングは審査基準が自社ではなく売掛先に向いているため、銀行よりも資金調達がしやすいのです。
計画書が不要
銀行で融資を受ける際には、計画書の作成が必須です。
事業計画書や返済予定、助成金であれば取り組みに応じた計画書などを作成します。
専門家の協力を受けながら計画書を作成するのが一般的ですが、事業が忙しくて計画書作成に時間を割けなかった場合に、資金調達の失敗に終わる会社も少なくありません。
一方、ファクタリンであれば上記のように利用者ではなく売掛先を重視しているので、計画書が必要ないのです。
返済義務がない
ファクタリングは将来の入金予定がある売掛債権を売買して現金化するサービスです。
そのため、当然返済の義務はありません。
資金繰りの計画も立てやすくなり、資金の使用用途も自由なので、柔軟に活用できます。
現金化が早いから投資活動に遅れが生じない
ファクタリングは、早い場合は即日で現金化ができます。
銀行で融資を受ける場合、1ヶ月以上の時間を要することもあり、時間をかけたにも関わらず審査で落ちてしまうことも珍しくありません。
日々の資金繰りにトラブルが発生してしまい、資金調達を断念せざるを得ないことも多いでしょう。
そんな時にファクタリングで迅速に現金化できれば、投資活動に遅れも生じず、資金ショートも回避できます。
コンサルティングの利用ができる
ファクタリング会社の多くは、コンサルティングサービスの提供もしています。
設備投資や人材投資などで、十分な利益を回収できるか、過剰投資になっていないかを財務コンサルティングにアドバイスしてもらえる会社もあるのです。
ファクタリングで投資資金を調達するときの注意点
ファクタリングで投資資金を調達するには注意点が3つあります。
メリットも大切ですが、注意点を理解したうえでの利用が経営するには重要です。
しっかり把握し、ファクタリングの利用を検討しましょう。
手数料が高い
ファクタリングで投資資金を調達する際には、手数料の高さに注意しましょう。
ファクタリングは銀行よりも手数料が高い傾向があります。
3社間取引やオンラインでの取引であれば、1〜10%程度の手数料ですが、2社間取引の場合は10〜30%の手数料がかかります。
取引先にバレたくない利用者の多くは2社間取引を活用しますが、比例して手数料も高くなってしまうので使い過ぎには注意しましょう。
依存すると資金繰りが悪化する恐れも
無計画にファクタリングを利用し続けてしまうと、手数料の高さゆえに資金繰りが悪化する恐れがあります。
手数料が高いということは、それだけ手元にくる資金が目減りしてしまいます。
ファクタリングで得た資金は、バランスシートにも記入する必要がないため、資金調達のたびに乱用してしまうと黒字倒産にもなりかねません。
投資活動を円滑化することも大切ですが、資金繰りが悪化してしまっては元も子もないので、計画的に利用しましょう。
売掛債権額で調達可能金額の上限が決まる
ファクタリングは、売掛債権の額面が調達可能な最高額です。
そして満額が手に入るわけではなく、手数料を差し引いた金額が手元にきます。
そのため、大型の設備投資や投資内容によっては必要資金が足りない可能性があります。
多額の資金を必要とするならば、ファクタリングだけで潤沢にするのは困難です。
投資目的でのファクタリングがおすすめする場面
投資目的での資金調達でファクタリングをおすすめする場面が3つあります。
無計画な利用を続けないように、下記のようなときに利用しましょう。
小額だが投資資金を急ぎで欲しいとき
「繁忙期に備えて、より効率的に作業できるように急ぎで設備投資をしたい」
「業績拡大のため、業界の動向を踏まえながら他社よりも先に設備投資したい」
上記のように、設備投資を迅速におこないたい場合にファクタリングは適しています。
投資すると得られる利益が充分に見込めているのであれば、スピードを重視しても問題ないでしょう。
金融機関からの融資が難しいとき
創業してまもない、過去の取引で金融機関からの信用情報が芳しくないなどの理由で、金融機関からの融資が難しい場合に、ファクタリングの利用はおすすめです。
ファクタリングは前述でもあるように、利用者の信用情報ではなく、売掛先の信用情報を重視します。
自社の信用性を示すに十分な実績がなくとも、取引先の信用性によって資金調達が可能です。
優良債権を保有し、かつ手数料が安い場合
大企業や取引実績が豊富な企業の、いわゆる優良債権と呼ばれる売掛債権を保有し、売掛債権の額面が高額な場合はファクタリングがおすすめです。
優良債権を取引する際、ファクタリング会社が売掛金の回収不能となり、貸し倒れになるリスクが低いと判断され、手数料が低くなる可能性が非常に高いために、推奨されます。
上手くファクタリングで投資資金を調達するポイント
投資目的でファクタリングを利用して資金を調達する際、上手に活用すれば資金調達の強い味方になります。
ポイントを押さえながら、慎重に利用しましょう。
小額の投資資金調達にファクタリングを利用する
注意点でも解説しましたが、ファクタリングは高額な資金調達にはあまり向かない方法です。
小額の投資資金調達には適しているので、国の助成金制度を活用しながらファクタリングを利用すると、充分な投資資金を調達できる可能性があります。
助成金制度は、対象となる設備投資の幅も広く、車両の導入や管理システムの導入、コンサルティングなど、さまざまな投資が可能です。
ただし、助成金制度は取り組み後に受給できるものが多いので、まずはファクタリングを利用して必要資金を調達する必要があります。
数十万円〜数百万円の投資であれば、ファクタリングでも十分調達でき、業務改善を図れるでしょう。
銀行の融資とファクタリングを並行利用する
銀行融資とファクタリングを並行利用すると、円滑な投資活動をおこなえます。
ファクタリングは計画書の提出が必要ない分、ついつい何度も利用してしまいがちですが、銀行融資も活用すると計画的な利用が可能です。
仮に、助成金利用の申請が受理されて、必要設備を購入できても手元資金が不足している場合があったとしたら。ファクタリングを利用しますよね。
しかし、取引に使用した売掛債権は本来、翌々月に必要になるものだったとしたら、このままでは資金不足に陥ってしまう可能性が高くなります。
そのため、翌々月に向けて銀行融資を申し入れると、無事に資金繰りを正常化させることが可能です。
手数料の低い優良ファクタリング会社を利用する
相場として、ファクタリングは1〜30%の手数料がかかります。
高い手数料を提供する会社と取引してしまうと、小額の債権だった場合は赤字になってしまう可能性が高いでしょう。
しかし、優良ファクタリング会社は手数料が相場よりも低い傾向があるので、無事に資金調達できます。
売掛先へ通知が行っても良いのであれば、3社間取引を活用すれば、比較的低い手数料で取引も可能です。
ただし、資金繰り難を疑われて信用を失うリスクもあるので注意しましょう。
ファクタリングは投資目的でも利用できるサービス
本記事はファクタリングは投資目的で利用するメリットや注意点について解説しました。
ファクタリングは売掛金の入金を早期化することで、資金繰りの改善や運転資金の確保に利用でき、資金の利用に制限がないため、投資資金の調達方法として活用できます。
ファクタリングの特徴を理解し、ポイントを押さえて利用すれば、中長期的な投資のために資金調達するのも十分可能です。
しかし、計画的な利用をしないと貸し倒れリスクや黒字倒産リスクが生じるので、しっかりと資金繰り計画を立ててから利用する必要があります。
助成金や銀行融資をうまく使いながらファクタリングをして、円滑な投資活動をしましょう。
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