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ファクタリングは事前契約できる?手続きの流れやチェックすべきポイント

売買には事前契約という方法があります。
ファクタリングも債権の売買ですから、「事前契約は使えるのか」と考える方もいらっしゃることでしょう。ファクタリングで売掛金などを譲渡・売却する際は事前契約できるのでしょうか?
この記事ではファクタリングを使う際の事前契約の可否について解説します。債権をスムーズに資金化するためにおさえておくべき手続きの流れや、チェックポイントなども併せて説明します。

事前契約とは?ファクタリングでできるか?

商品の取引などでは事前に売買できることも少なくありません。債権の売買であるファクタリングでも事前契約が使えるのかが問題です。
事前契約の可否や債権を迅速に譲渡するために必要なことを順番に説明して行きます。

ファクタリングとは?事前契約の前に債権を売買する仕組み

ファクタリングとは売掛金などの債権を譲渡・売却することで代金を受け取るサービスのことです。
たとえば、取引先との10万円の売掛金があったとします。この売掛金は約束した支払い日にならないと受け取れません。売掛金は業者にコンタクトを取って売掛金を買い取ってもらうことで支払い日前に資金化できます。
売掛金などの債権を譲渡により現金化する。これがファクタリングのサービス内容であり、仕組みになっています。

事前契約とは売買などで事前に約束しておく方法

事前契約とは、品物の売買などの際に事前に数量などを予約して売買する方法です。
たとえば、野菜を育てて出荷していたとします。事前に取引先から「今年は大根を100本欲しい」と予約を受けて売買しました。このように事前に注文・予約を受けて売買する方法になります。
品物やサービス内容によってはこのような事前契約が可能です。

ファクタリングでは事前契約はできない

ただ、債権の譲渡であるファクタリングでは事前契約はできません。
野菜などの農作物や一部の商品については「後でこの数量納品して欲しい」と注文して売買できます。債権は農作物や商品のように一定の数量を売買のために準備するという方法に馴染みません。「後で100万円の債権を買いたいから売掛金を作る」という事前契約はおかしいと言えるでしょう。
ファクタリングにおいては事前契約・債権の資金化は「できない」が結論です。

資金調達を急ぐときは事前契約ではなく準備やチェックが重要

ファクタリングでは事前契約は使えません。そのため、事前契約のような内容は書けないと考えた方がいいでしょう。
ファクタリングの内容については他に注意すべきポイントがあります。また、手続きの流れの把握なども重要です。

事前契約ではなくまずはファクタリングの手続きの流れを知る

ファクタリングの申し込みから売却金の受け取りまでの流れは次の通りです。

1.まずはファクタリングサービスを選ぶ
2.サービス利用のための事前準備をする
3.選んだファクタリングサービスに申し込む
4.申込先のファクタリング会社で審査が行われる
5.審査結果と売買条件が提示される
6.ファクタリングの契約を結ぶ
7.債権を売買し売却金を受け取る

債権を売買するためにも、まずは会社選びをしなければいけません。必要書類は会社によって異なりますので、まずは会社を選び、それからホームページなどで必要書類を確認しておきましょう。手続きに必要な書類を確認したら、申し込みと同時並行で準備しておくとスムーズです。
申し込んだ後に会社側で審査が行われます。審査の後に結果と売買条件が提示されますので、確認の上で売買するという流れになっています。
以上が基本的なファクタリングの流れです。手続きの流れをおさえておくことで売却金の受け取りまでスムーズに進められます。
なお、手続きの際は他にも注意したいポイントがあります。内容にもしっかり目を通すことが重要です。

事前契約できないファクタリングの書類でチェックすべきポイント

ファクタリングでは留意しておきたいチェックポイントがあります。書類の内容でチェックすべき内容は9つです。

ポイント①契約方法について

ファクタリングの契約方法には2種類あります。2社間という種類と3社間という種類です。種類によってメリットやデメリット、当事者などが違ってきます。確認するときは種類についてもチェックしておきましょう。

【2社間】
・申込者とファクタリング会社が当事者になる
・取引先は債権の売買について知らない
・メリットは手続きが早く完了することと取引先に知られずに資金調達できること
・デメリットは手数料が高めに設定されていること

【3社間】
・申込者とファクタリング会社の他に取引先も関係する
・取引先から債権の売買について承諾を受ける
・メリットは債権トラブルのリスクが低いことと手数料が低めに設定されていること
・デメリットは取引先に知られてしまうことと手続きに時間がかかること

ポイント②償還請求権について

ファクタリングは原則的に「償還請求権なし」になっています。償還請求権の有無についてどのような記述になっているか確認することが重要です。
償還請求権の有無によってサービスの内容が次のように変わってきます。

【償還請求権なし(ノンリコース)】
・売買後に債権を回収できなくても「代わりに払え」と言われない
・売掛金などを回収できないときのリスクは会社側が負う

【償還請求権あり(リコース)】
・売買後に債権を回収できないときは「代わりに払え」と言われる
・売掛金などを回収できないときのリスクは申込者が負う

なお、償還請求権ありの内容になっていると、債権の売買ではなく融資だとみなされる可能性があります。償還請求権の有無と併せて「返済などの文言がないか」「サービス内容が融資(お金の貸し借り)のようになっていないか」などもチェックしておきましょう。

ポイント③債権譲渡登記について

事前契約チェックのポイントとして「債権譲渡登記の要不要」があります。
債権譲渡登記とは、債権の譲渡を登記記録として残す手続きです。登記記録は第三者も自由に確認できます。そのため、2社間の際に債権譲渡登記をすることで取引先にバレるリスクが高くなります。
ファクタリングを利用する場合、必ず債権譲渡登記が必要になるわけではありません。3社間では取引先の承諾を受けるため、債権譲渡登記が不要なケースが多いと言えます。対して2社間は債権トラブルのリスクがあるため、債権譲渡登記を求められるケースが多くなっています。ただ、すでにお話ししたように、必ず債権譲渡登記を求められるというわけではありません。
債権譲渡登記を行う場合は司法書士報酬などのコストもかかります。事前契約チェックとして、要不要についてしっかり確認しておきましょう。

ポイント④債権譲渡通知について

債権の売買について取引先に通知するかどうかに関する条項です。
3社間は取引先から承諾を受ける関係で債権譲渡通知が行われます。ただ、2社間にこの条項がついていると、取引先に「債権を譲り渡しました」と通知されてしまう結果、取引先にバレないという2社間の良いところがなくなってしまいます。
事前契約チェックのポイントとして、債権譲渡通知が行われるかどうかなどを確認しておきましょう。特に2社間では要チェックポイントです。

ポイント⑤担保や保証人について

ファクタリングは原則的に担保や保証人が不要になっています。担保や保証人は返済してもらえないとき(貸したお金を回収できないとき)のための備えです。債権の売買は融資ではないため、回収できないときの備えは必要ないのです。
事前契約チェックとして、担保や保証人の記載がないか確認してください。また、担保や保証人を会社側が求めてきたときは注意してください。

ポイント⑥サービスの手数料について

債権を売買するためには手数料がかかります。
手数料は種類や売買対象の債権などによって変わってきます。事前に提示された手数料と記載の手数料に食い違いがないかチェックしておいてください。
なお、種類ごとの手数料相場は次の通りです。

・2社間 / 8%~18%
・3社間 / 2%~9%

ポイント⑦売買後の状況報告について

ファクタリングの内容には、売掛金などを売買した後の状況報告を求める条項が記載されていることがあります。この条項がある場合、売掛金などを売買した後に経営先の経営状況などをファクタリング会社に報告しなければいけません。
なお、この条項は、現在はあまり書かれません。売掛金などを売買した後の取引先の経営状況などについては債権を買った側が調べるべきことです。申込者にそこまで求めるのは負担が重いとも言えるでしょう。
ただ、内容としてあり得ないとも言えないため、念のためにチェックしておきましょう。売買後の負担が重くなる条項なので、事前契約などの他に注意しておきたいポイントです。

ポイント⑧契約解除や違約金などについて

ファクタリングの際に債権の二重譲渡があった場合や、回収した売掛金の引き渡しなどを行わなかった場合などはペナルティの対象になる可能性があります。
書類に債権の二重譲渡などがあった場合に発生するペナルティ(違約金など)について書かれています。内容としてチェックしておきたいポイントです。
契約の解除についても併せて確認しておきましょう。

ポイント⑨サービスの期間と解約について

ファクタリングは基本的に1回の売買です。ただ、ケースによっては「A社との売掛金を〇〇という条件で売買します」など継続的な約束を結ぶことがあります。
このような約束を結ぶ場合は期間が問題です。自動更新の有無や期間、解約の条件などを確認しておく必要があります。

ファクタリングは事前契約できる?手続きの流れなどのまとめ

ファクタリングは事前契約できません。ただ、事前に売買の流れを把握しておくこと、そして書類の内容をしっかり確認することでスムーズに資金調達できます。
特に書類のチェックは重要です。安心してサービスを利用するためにも、書類の内容は忘れずに確認してください。また、書類の内容について分からないことがあれば、ファクタリング会社側に問い合わせておきましょう。

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