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ファクタリングは借入審査に影響する?信用情報との関係性を解説

ファクタリングは、売掛金を期日前に現金化する資金調達方法で、融資とは異なります。債権譲渡の一種であるファクタリングは、利用しても信用情報機関に登録されません。そのため、融資のように負債として記録されることがなく、将来的に借り入れをする際にも影響せず、企業の評価に影響しない点がメリットです。
むしろ、ファクタリングを利用することで資金繰りが改善し、審査の際にプラスの影響を与える可能性があります。ただし、ファクタリングの審査では売掛先の信頼性が重要なポイントとなるため、信用力が高い売掛先を選ぶことが必要です。

この記事では、借り入れの際に照会される信用情報とは何か、ファクタリングと融資の借入審査に対する影響、審査では何が重視されるのかなど、ファクタリングと融資による借り入れの違いについて解説します。

ファクタリングは、借入審査に影響しない

ファクタリングは、融資の借入審査に基本的に影響はありません。
その理由は、売掛金を現金化するファクタリングを利用しても、信用情報に利用履歴が残らないためです。
金融機関などから融資を受ける場合、審査において信用情報機関への照会を行い、返済能力があるか、融資が可能かどうかの判断をします。融資の審査では、過去の借り入れ金額や返済履歴、事業の収支状況、担保や連帯保証人などがチェックされます。
ファクタリングの利用履歴は信用情報機関に登録されないため、融資で借入審査を受ける際には、とくに影響はありません。

ファクタリングと融資の違い

ファクタリングも、融資による借り入れも事業資金を調達するための手段という点では同じです。しかし、この2つには大きな違いがあります。

調達可能な金額

調達できる限度額は、融資による借り入れの方がファクタリングよりも大きく、ファクタリングが数10万~数億円であるのに対し、融資は数百万~数十億円です。
ファクタリングは売掛金を売却し期日前に現金化する取引であるため、売掛金がないとできません。しかし、融資による借り入れは経営状況が良く、返済できると評価されれば、保有する資産以上の大きな資金を調達できます。

資金を調達するまでにかかる時間

資金調達までの期間は、ファクタリングが即日~数日間であるのに対し、融資は1週間~2、3か月です。
資金調達を急ぐ場合はファクタリングが向いています。審査は融資に比べて短く、利用者とファクタリング会社で行う2社間方式では、早ければ数時間後には入金されます。売掛先に通知され、承認が必要な3社間方式の場合は3〜5日必要です。
融資では多くの書類を審査するため、審査の結果が分かるまでに時間がかかります。また、長期間待っても、審査に落ちることもめずらしくありません。

資金調達のコスト

ファクタリングでは、売掛金の額面から手数料を引いた金額が、調達できる金額です。2社間方式では10%〜20%、高いところでは30%程度、3社間方式では、1%〜5%程度が一般的です。手数料率は会社によって違いがあるため、複数社を比較・検討し、できる限り低い会社を選ぶ必要があります。

融資による借り入れをすると、金利がつきます。金利を決めるのは、企業の信用力、評価です。企業の信用力をはかる指標として「信用格付け」があり、信用力(格付け)が高い企業は金利が低く、低い企業は金利が高くなります。信用力が低い企業は、信用保証協会の保証が必要なケースがあります。

審査の対象

ファクタリングの審査では、売掛先の信用力が重要です。信用力が高いと評価されると、利用者の財務状況がたとえ赤字であったとしても、審査は通過できるでしょう。
融資の場合、審査の対象は借り入れを申し込んだ企業の財務状況や、経営計画などです。
ファクタリングよりも、融資の審査の方が厳しいといえます。

返済期間・返済方法

2社間方式のファクタリングでは、利用者は期日に売掛先から入金のあった売掛金を、ファクタリング会社に支払わなければなりません。返済は一括のみとなり、分割はできません。遅延があったり、支払が行われなかったりする場合には刑罰の対象となるため、入金されたら即時に支払いましょう。
3社間方式の場合、ファクタリング会社が売掛先から一括で回収します。

融資の返済期間は目的や借り入れた金額によって変わり、1か月と短いケースや、10年など長期間にわたるケースもあります。また、融資の返済は分割での返済も可能で、返済方法も選べるようになっています。

売掛先への通知・承諾

2社間方式の場合は、取引(売掛)先に知られずにファクタリングの利用が可能です。ただし、売掛金の返済遅延などのトラブルが発生すると、2社間であっても取引先に通知される可能性があります。一方、3社間方式では、売掛先への通知および承諾が必要です。
融資は借り入れした企業の負債となるもので、取引(売掛)先は関係ないため、承諾も必要ありません。

財務諸表上の分類

ファクタリングは債権譲渡に分類されます。債権譲渡は、負債ではなく売掛金という資産の現金化です。資産の減少となりますが、負債は増えません。
融資は借り入れであるため、負債に分類されます。融資を継続して利用する場合、負債が増加し、評価でもマイナスとなります。

信用情報機関への登録

ファクタリングは、借り入れではなく債権譲渡であるため、信用情報機関へ利用履歴は登録されません。
一方、融資による借り入れは信用情報として、返済状況や借入金額などとともに、信用情報機関で記録されます。そして、登録された信用情報は、別の金融機関の審査に利用されます。たとえば、その企業が他の金融機関から借り入れを申し込むときに、過去の借り入れ履歴が参照されるでしょう。
信用情報に事故記録などがなければ融資審査において有利になりますが、返済の遅れなどがあると、新規の借り入れが難しくなります。
利用記録が残らないファクタリングは、今後金融機関からの借り入れを検討している企業におすすめの資金調達方法です。

ファクタリングと借り入れ、どちらを使うべきか

ファクタリングと融資、どちらを使うべきかについては、状況や目的によって変わってくるといえます。ここでは、それぞれのケースを解説します。

ファクタリングが向いているケース

融資の借入審査は厳しい傾向があり、落ちてしまうことも少なくありません。その場合は、ファクタリングを利用しましょう。ファクタリングであれば経営状況に関係なく利用できる可能性が高いといえます。
また、借入審査で必ず提出する貸借対照表上の負債の割合を改善したいときにも、ファクタリングは役立ちます。借り入れを検討している場合、ファクタリングを利用して貸借対照表をスリム化しましょう。

また、突然の大きな支出があるときも、ファクタリングでの資金調達がおすすめです。即日対応が可能な会社であれば数時間で現金化されます。その他、ファクタリングは、売掛金が入金されるまでの間、融資による資金が振り込まれるまでの間、つなぎ資金としても活用できます。

将来的に、まとまった金額の融資を受けることを考えている場合は、借入審査に影響が少ないファクタリングを利用しましょう。

融資による借り入れが向いているケース

設備投資をする場合や事業拡大といった、大きな資金が必要であるときは融資による借り入れを利用します。ファクタリングよりもさらに高額の資金調達が可能です。
ファクタリングでは、調達したい金額の売掛債権を準備する必要がありますが、借り入れは金融機関が企業を評価した分の金額を借りられます。また、金利の安さも融資を利用するメリットです。資金調達の金額が大きくなるほど、金利や手数料の負担は増すため、低コストで利用しやすい融資が向いています。

ファクタリングは、原則すべて一括で返済するのがルールです。分割で返済したい場合は、融資を選ぶ必要があります。
借り入れには、短期と長期があります。長期融資の場合は分割返済も可能で、分割にすることにより月々の返済額をおさえられるため、経営が安定しやすくなります。ただし、分割返済がスムーズにできるように、金額や回数については計画的に考える必要があります。

借入審査には何が影響する?

ファクタリングは、借り入れとは異なるため、利用しても借入審査で参照する信用情報へ登録されません。
信用情報機関に登録された信用情報を登録・参照するには、信用情報機関への加盟が必要です。加盟は金融業の資格が必要で、ファクタリング会社は加盟していないため信用情報に記録されません。
融資審査で影響が大きいポイントは、以下の通りです。

・財務状況
・債務者区分と信用格付け
・企業の特徴や強み
・借入れの目的
・担保や保証人

影響が大きい要素 1.財務状況

借入審査でもっとも大切なのは企業の財務状況です。財務状況をみて、返済能力の有無を判断します。財務状況を確認するために必要な書類は、決算書・試算表・借入一覧表・資金繰り表などです。

影響が大きい要素 2.債務者区分と信用格付け

借入審査では、債権者区分と信用格付けで融資が可能か、判断しています。
損益計算書で利益が出ている、あるいは債務超過になっていないなど、問題がないと判断された場合は審査を通過できる可能性が高いでしょう。
また、金融機関では決算書の情報をもとに、融資を申し込んだ企業を基準に沿って格付けし、ランク分けしています。この格付けランクも審査に大きな影響を与えます。

影響が大きい要素 3.企業の特徴や強み

借入審査では、他の企業にはない、他の企業よりも勝っている部分などの強みや事業内容を評価します。仮に利益がほとんど出ていないようなケースでも、他社にはない部分があると評価されやすい傾向にあります。

影響が大きい要素 4.借入れの目的

借り入れた資金を、どのような用途で使うのか確認されます。その際、実際に実行できる用途なのかという信憑性や金額が高額すぎないのか、どのような効果があるのかといったことを、明確に金融機関に伝えられるかが大切になってくるでしょう。
そのためには、事業を継続・成長させるために何が必要かを具体的に記載した事業計画書を作成する必要があります。

事業計画書は、融資額の根拠になる大切なものです。何をするためにいくらの費用がかかるということがイメージしやすく、明確なビジョンを示した、説得力のある事業計画書を目指しましょう。

影響が大きい要素 5.担保や保証人

借入審査では、借り入れ後に返済できなくなった場合、代わりになるものがあるかが大切になります。たとえば、信用保証協会の保証や保証会社、不動産などの担保、連帯保証人などです。
担保や保証人があることで、金融機関は安心して貸し付けできるでしょう。銀行融資では、法人の代表者が連帯保証人になる条件で、貸し付けが行われている例もあります。

過去に返済遅延歴や信用情報の問題がある場合は、審査に通りにくいかもしれません。一方で、明確な事業計画や適切な返済計画、担保や保証人があれば融資が受けられる可能性は高まるでしょう。

ファクタリングは、借入審査に良い影響がある

ファクタリングの利用により、資金繰りが改善され、借入審査を通過しやすくなるといった、良い影響もあります。

・ファクタリングによる企業評価の改善
ファクタリングによって、資金繰りが改善されると、企業の信用力が高まり、他の金融機関からの借り入れが受けやすくなるかもしれません。

また、ファクタリングは売掛金を売却して、現金に換える取引です。売掛金は、貸借対照表上の資産に含まれます。
資産である売掛金が多いことは一見良いことに見えます。しかし、売掛金が多すぎるのは、手元の現金が増えないことを示しており、企業にとって良いことではありません。
売掛金は現金化されるまでには時間がかかります。つまり、自己資本やキャッシュフローとして計算できません。
売掛金が多い状態は、金融機関の審査において効率が良くない経営であると判断されます。
ファクタリングによって売掛金を現金化すると、すぐに使えるお金ができ、金融機関の審査では評価されるでしょう。

ファクタリングにより、売掛金を現預金勘定にすれば、貸借対照表をスリム化できます。
また、売掛金を現金化することで自己資本が多くなり、融資を受ける際、返済能力があると判断されやすくなるでしょう。
融資する側にとっては、ファクタリングで現預金および自己資本が増えると、返済不能になるのを防げるため、安心して貸し付けできるといえます。

ファクタリングは借入審査に影響する?信用情報との関係性を解説まとめ

ファクタリングは、債権譲渡の一種であるため、信用情報に影響を与えません。一方、融資による借り入れは、信用情報機関によって登録され、他の金融機関で借り入れを行う際に、参照されます。
融資を受ける際、企業は借入審査を受けます。借入審査では、その企業の借り入れ履歴や返済状況が重視されます。ファクタリングは利用履歴として記録されないため、借入審査に影響が少なく、資金調達の方法としておすすめです。
また、ファクタリングの活用によって資金繰りが改善し、将来的な借入審査にプラスの影響があるでしょう。ファクタリングと融資を組み合わせて活用することで、より効果的な資金調達が可能になります。

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