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ファクタリング審査に通帳は必要!理由や通帳以外の必要書類について解説

ファクタリング審査には通帳が必要となっていますが、通帳の提出には抵抗があると感じる人もいるでしょう。しかし、通帳は売掛先との取引を示す重要な書類なので、ファクタリング審査には欠かせません。
ファクタリングに通帳がいかに大事か理解してファクタリングを利用したいものです。
通帳なしのファクタリング審査を希望する方は参考にしてください。

ファクタリング審査とは

ファクタリングとは売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、早めに現金化する資金調達法です。ファクタリングを利用するには審査を受けなければいけません。

審査は主に売掛金を支払う取引会社の信用度を確認するために、信用情報や売掛債権の金額・支払い期日・安全性をチェックします。また、ファクタリング利用側の信用性や利用実績も考慮に入れるでしょう。

そんなファクタリング審査は、他の資金調達法に比べ、ゆるい基準だと言われますが、落とされることもあるので、要注意です。たとえば、売掛先の企業の資金力が乏しい、赤字経営が続いているなどの理由で、審査に落とされるケースもあります。

ファクタリング審査に通帳が必要な理由

ファクタリングを利用するためには、上記で説明した審査が必要で、その際には通帳の確認が行われます。なぜ通帳が必要になるのか理由は以下です。
• 通帳なしだと審査が長引いてしまう
• 提出する物が増える可能性がある
• 売掛先との取引がわかる
• 売掛先の存在がわかる
• 売掛先の信用度をチェックできる
これら5つの理由について詳しく説明しましょう。

通帳なしだと審査が長引いてしまう

仮に通帳なしでファクタリング審査を行うとすると、通常よりも審査が長引く恐れがあります。なぜならば、審査に必要な情報が不明になるので、それを調べるだけで審査が長引く可能性があります。またケースバイケースですが、審査に落とされてしまう可能性も否めません。

たとえば、通帳を見ればすぐに取引先との取引の様子がわかるので、審査がスムーズに進みます。取引などもすぐに確認できるからです。

提出する物が増える可能性がある

通帳を提出すれば、売掛金の流れなどもすぐに見てわかるのですが、通帳なしならば取引を証明する書類を提出する必要があります。

たとえば、売掛先との納品書や領収書などが考えられますが、偽造ではない証明をしなくてはいけません。
そのため、通常の取引よりも多い書類をそろえなければならないので、業務に支障がでるほど忙しくなる可能性があります。

売掛先との取引がわかる

通帳を提出すれば、売掛先からお金が入金されている記録をすぐに確認できます。通帳には入金年月日も印字できるので、スムーズな入金かどうかも確認可能です。きちんと取引されているのであれば、安全な売掛先と判断され、ファクタリングを行えるようになるでしょう。

しかし、通帳がないと売掛先からの入金を確認するには、納品書や請求書などをそろえなければならず、時間がかかります。万が一、紛失している書類があれば、探すだけでも人手と時間を要してしまうでしょう。

売掛先の実体がわかる

通帳があれば、売掛金からの振込が見てわかるので、存在があることを確認できます。そして売掛先とのやりとりも記載されているので、存在があることを立証できます。

もしも、通帳がない場合は、架空取引やすでに売却済みの売掛金を利用しようとする二重譲渡ではないかと疑いを持たれる可能性があるので、要注意です。通帳がなければ、不正をしていない証明が必要です。

売掛先の信用度が表されている

通帳を見れば、売掛先の信用度をチェックできるのも、重要なことです。通帳を見れば、売掛金の支払が期限通りであるか、遅れがないかなど、売掛先の信用度がわかります。

もしも、支払が遅れていたり、滞っていたりした場合は、資金繰りが苦しいのではないかと目星が立ちます。ファクタリング会社としては、信用度の低い売掛先であれば、審査を落として取引をやめるなど、安全策を取りたいものです。

ファクタリング審査で通帳以外に必要な書類

ファクタリング審査には、通帳以外にも必要な書類があり、法人と個人事業主では異なる書類も存在します。どのような書類が必要になるか、共通して必要な物、法人、個人事業主それぞれで必要な物を紹介します。

共通で必要な書類

ここでは法人、個人事業主どちらにとっても必要な書類を挙げます。
• 事業用口座の通帳
• 試算表
• 売掛先企業との基本契約書
• 売掛債権の存在を認識できる書類
• 身分証明書
• 印鑑証明書
一般的なファクタリングで必要な書類ですが、会社によって異なる場合もあります。

事業用講座はファクタリングを行っている証拠になる大事な書類です。3ヶ月から6ヵ月分くらいのコピーか
インターネットバンキングであればPDFやCSV形式で6ヵ月分の履歴をダウンロードしてください。

試算表は決算の資料の一つで1ヶ月単位の事業について記してあるため、審査の厳しい会社だと不利になる場合があるので、試算表を提出しなくて良いファクタリング会社を選ぶべきでしょう。

売掛先企業との基本契約書は、取引の実体を示す資料になります。取引について、支払期日や売掛債権の入金条件も確認できます。

売掛債権の存在を証明する書類は請求書・契約書・納品書・発注書などです。請求書がない場合は、他の資料で対応できるかファクタリング会社に問い合わせてみる必要があります。

身分証明書は代表者の運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・住民基本台帳カードで対応できます。

印鑑証明は実印の証明のための公的書類で、マイナンバーカードがあれば地域の役所で取得可能です。

法人の場合

法人の場合は以下の書類を用意します
• 決算書
• 登記簿謄本
決算書は売掛先の確認のために必要な書類で、売掛先の事業規模、売掛債権を確認できます。
登記簿謄本は申請内容が正しいか否かチェックするために必要な書類で、会社の住所・資本金などが記載されています。しかし、必須書類ではない場合、後ほどの提出を求める場合があるでしょう。

個人事業主の場合

個人事業主の場合、以下の書類が必要です。
• 確定申告
• 開業届
• 納付書・領収証
個人事業主の場合は、確定申告書が決算書の代わりに求められるケースが多々あります。そのため、2~4期分用意しておいてください。
開業届は事業内容を確認するために必要な書類で、法人の登記簿謄本のような扱いです。
納付書や領収証は、税金や保険料の未納や滞納がないか確認するために、提出を求められる場合があります。未納などがある場合は、売掛債権を差し押さえられる可能性があるからです。

通帳なしで対応できるファクタリング会社の存在

説明しましたように、ファクタリング審査は通帳なしでは難しく、デメリットも多くありますが、通帳なしで利用できるファクタリング会社も存在します。そのようなファクタリング会社の特徴をお伝えします。

請求書と本人確認のみ

初回に必要な書類は請求書と本人確認書類のみというファクタリング会社です。通帳の提出なしで審査ができます。ただし、2社間ファクタリングのみ初回は25万円までという少額ファクタリングで、手数料は一律10%と高めです。

手数料が安い

手数料が3~10%と安く、通帳なしでも審査ができるファクタリング会社も存在します。この会社の場合も本人確認と請求書の提出のみでファクタリングを利用できます。しかし、登録に120分かかる場合もあるので、時間のある時に登録しておく必要があります。

ファクタリング以外に保険サービスもあるので、保険に入りたい人にはおすすめの会社です。

上場会社の子会社なので安心

東証プライム上場の子会社が運営するファクタリング会社ですが、通帳なしでも利用可能です。提出書類は契約資料や請求書のみなので、通帳なしでも審査を受けられます。

最短60分で申し込みから入金が終わるのもうれしい便利さです。買取可能額は1万円からなので、少額ファクタリングを希望するフリーランスや立ち上げたばかりの会社にも最適です。

2回目以降は請求書のみでOK

こちらのファクタリング会社は上場企業によって経営されており、通帳なしでも審査を受けられます。1回目の利用時は2期分の決算書、請求書、基本契約書を提出しますが、2回目以降は請求書のみでOKです。
そして、買取可能額は100万円から1憶円なので、大きな金額でのファクタリングを考える法人におすすめです。

ファクタリング審査に通帳が必要!のまとめ

ファクタリング審査には通帳がないと、提出書類が増える、売掛先との取引状況がわからない、売掛先の存在が不明などのデメリットが生じます。場合によっては審査に落とされてしまう可能性も否めません。
つまり、ファクタリング審査は売掛先の信用度が重要なので、通帳がないと取引状況が見えないため、ファクタリング会社にとっては不安材料になります。

しかし、それほど数は多くありませんが、通帳なしで審査を受けられるファクタリング会社も存在します。詳細を確認して納得したうえで取引するようにしましょう。

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