電話なしでファクタリングの申し込みができる!?その方法と電話なしのファクタリングを使うメリットを紹介
ファクタリングの申し込み、審査、契約などの手続きは、担当者と直接会ったり電話でやり取りしながら進めるのが一般的です。
しかし、オンラインで手続きできるサービスが増えるようになり、ファクタリング業界でも電話でのやり取りはなしで、オンラインのみ利用できる環境が整備されています。
資金需要のある企業の経営者の中には、電話なしで利用可能なファクタリングに興味があるという方がいらっしゃいます。
そこで、この記事ではファクタリングで電話でのやり取りが必要とされる理由、電話なしで利用できるファクタリングのサービス内容、電話なしのファクタリングを利用するメリットや注意点を紹介します。
目次
ファクタリングの申し込みに電話が必要とされる理由
一般的にファクタリングの申し込みや利用には電話でのやり取りが必要です。それは次の3つの理由によります。
・ 利用者の相談に乗るため
・ 申し込み内容の確認や必要書類についての説明
・ 審査結果の通知や契約条件の説明
それぞれの理由について内容を説明します。
利用者の相談に乗るため
ファクタリング事業者は利用者からの相談に乗る、質問に回答するために電話を利用します。
ファクタリングを初めて利用する中小企業や個人事業主からはファクタリングでどのように資金調達できるのか、どれくらいまで資金調達可能なのかといった相談や質問があります。
そうした相談や質問に対応するために、ファクタリング事業者は電話連絡を必要とするわけです。
申し込み内容の確認や必要書類についての説明
ファクタリングの申し込みには、ファクタリング事業者の公式サイトにある申し込みフォーム、FAX、電話、郵送、直接ファクタリング事務所の窓口で申し込むといった方法があります。
資金需要のある企業から申し込みがあれば、ファクタリング事業者は申込内容の確認のために電話をする場合があります。
さらに、審査に必要な書類の説明、審査結果が通達されるまでの期間などについても電話で説明する事業者がいます。
電話連絡があれば、申し込みした企業側も手続き方法について質問する、今後の流れについて確認するといったことが可能です。
審査結果の通知や契約条件の説明
ファクタリング事業者が与信審査終了後に、申し込み企業に審査の結果を電話で通知するケースがあります。
ファクタリングを利用する企業は、できるだけ早く売掛債権を資金化したいので、ファクタリング事業者はそれに対応できるように、電話ですぐに審査結果を伝えるわけです。
さらに、審査に通過した場合、ファクタリング事業者に支払う手数料、契約の方法などについても電話で説明されるケースがあります。
こうした理由から、一般的にファクタリングの申し込みや契約には電話でのやり取りが必要とされているわけです。
電話なしで利用できるファクタリング事業者
電話なしで申し込みから資金調達完了まで完結させたいという場合、以下のファクタリング事業者を選ぶことができます。
・ 対面型のファクタリング事業者
・ オンラインファクタリング
対面型のファクタリング事業者
申し込みから資金調達完了までのすべての工程を、ファクタリング事業者の担当者と直接顔を合わせてやり取りできるファクタリング事業者を選べば、電話なしでファクタリングを利用できます。
一般的なファクタリングの申し込みから資金調達完了までの工程は以下の通りです。
・ 申し込み
・ 必要書類の提出
・ 審査
・ 審査結果の通知
・ 手数料や売掛金回収方法などについての説明
・ 契約
・ 入金
電話なしでこれらの工程をすべて完結させるとなると、ファクタリング事業者のオフィスを訪れるための時間や交通費が必要になります。
担当者に自社のオフィスにきて手続きするという方法もありますが、事業者によっては担当者の交通費などを別途支払う必要があるかもしれません。
すべての工程を対面型で完結できるなら、電話なしで利用可能ですが、それには時間と手間とコストがかかる点に注意してください。
オンラインファクタリング
コロナ禍以降、直接的なやり取りを削減する非対面型サービスが増加しています。ファクタリング業界も例外ではありません。
世の中の動きを受けて、ファクタリング事業者にも申し込みから資金調達完了までのすべての工程をオンラインで完結できるところが増えています。
非対面型のファクタリングは、オンラインファクタリングやクラウドファクタリングと呼ばれており、従来の対面型ファクタリングよりも資金調達完了までのスピードが速いと評判です。
オンラインファクタリングでは通常、以下の工程がすべて電話なし、オンラインのみで完結できます。
・ 申し込み
・ 必要書類の提出
・ 審査
・ 審査結果の通知
・ 契約
・ 入金
オンラインファクタリングは、ファクタリング事業者の公式サイトの申し込みフォームもしくはアプリから申し込みをおこない、本人確認書類などの必要書類をアップロードして提出します。
審査にはAIを採用しているところが多く、AIの審査は人がおこなう審査よりも結果通知が早く、判断にブレがありません。
審査結果の通知は電話でおこなう事業者もいますが、申し込みの際に登録したメールアドレス宛に通知を送るケースが多いです。
契約は対面型ではなく、電子契約によるオンライン上の契約になります。したがって、電話で契約の日時や場所を調整する、契約書の内容について説明を受けるといったことはありません。
電話なしのオンラインファクタリングを利用するメリット
電話なしで利用できるオンラインファクタリングを利用すれば以下のメリットが得られます。
・ 最短即日で資金調達できる
・ 手数料が低く設定されている
・ 24時間いつでもどこでも資金調達が可能
・ コストの削減になる
・ 強引な勧誘を受ける心配がない
最短即日で資金調達できる
電話なしで利用できるオンラインファクタリングは、最短即日で資金調達できる点がメリットです。
電話なしで利用可能なファクタリング事業者には即日審査、即日入金に対応しているところがいくつもあるので、そうした事業者を選べば、申し込みから24時間以内に売掛債権を現金化できます。
「支払いが迫っているが手持ちのお金が足りない」という場合、電話でやり取りするファクタリング事業者よりも、電話なしで利用できるファクタリング事業者を選ぶなら、今日明日中の資金調達が可能です。
手数料が低く設定されている
電話なしで利用可能なオンラインファクタリングは、そのビジネススタイルゆえに人件費、オフィスの賃料や維持費などのコスト削減ができます。
電話なしで利用できるオンラインファクタリングは、コスト削減で浮いた分のお金を、手数料を低く設定するという形で利用者に還元しています。
オンラインファクタリングは通常2社間方式のファクタリングです。2社間方式は取引や契約に売掛先が関わらないので、その分売掛金未回収のリスクについて判断が難しく、ファクタリングはそのリスクについて手数料を高く設定するという形で負っています。
対面型のファクタリングの場合、2社間方式なら買取金額の10%程度の手数料を取るのが相場ですが、オンラインファクタリングは、人件費や維持費などのコストカットができるので、手数料を数%まで低くすることが可能です。
24時間いつでもどこでも資金調達が可能
電話なしで利用できるオンラインファクタリングは、ネット環境とパソコンやスマホさえあればいつでもどこでも資金調達が可能です。
会社のオフィスでファクタリング事業者からの電話連絡を待つ必要もありません。
中小企業や個人事業主の多くは本業と経営の仕事両方をおこなっています。とても忙しい経営者にとって電話なしで利用できるファクタリングは便利なサービスといえるでしょう。
コストの削減になる
電話なしで利用できるオンラインファクタリングは、交通費や印紙代のコストカットができる点がメリットです。
対面型のファクタリングであれば、申し込みや契約のためにファクタリング事業者のオフィスを訪問する、もしくは担当者に会社のオフィスに来てもらう必要があり、それには交通費がかかります。
契約は紙ベースなので収入印紙を貼る必要があり、そのための印紙代がかかります。
オンラインファクタリングは、すべての工程をオンラインで完結可能なので交通費や印紙代のコスト削減が可能です。
強引な勧誘を受ける心配がない
ファクタリング事業者から電話による連絡があれば、その機会に「別の売掛債権があればそちらもぜひ買取させてください」と勧誘される可能性があります。
電話なしのオンラインファクタリングならそうした心配はいりません。
さらに、電話なしで利用可能なファクタリング事業者は、公式サイトでサービスの内容や申し込み手順、必要書類などについて詳しく説明しています。
電話なしのファクタリング事業者を利用する場合は、申し込み前にこうした情報を入手してください。
電話なしのファクタリングを利用する際の注意点
電話なしで利用できるオンラインファクタリングを利用する際は、以下の点に注意してください。
・ 書類のアップロードが必要
・ 審査に融通性がない
書類のアップロードが必要
電話なしで利用可能なオンラインファクタリングは、審査に必要な書類を申し込みフォームやアプリからアップロードします。
したがって、書類をスキャナーでパソコンに取り込む、スマホのカメラで撮影するという方法でデータ化しなければなりません。その後データ化した書類をアップロードします。
こうした作業に慣れていない方には、オンラインファクタリングの申し込みはハードルが高いでしょう。
さらに、ファクタリング事業者が指定するファイル形式で書類をアップロードするため、パソコンに専用のアプリやソフトをインストールする必要があるかもしれません。そうしたケースでは費用とインストールの手間がかかります。
審査に融通性がない
電話なしのファクタリングでは審査にAIを採用しているところがあります。
AIの審査は回答にブレがなく審査結果の通知が早いというのが特徴ですが、その一方で融通が利かないというのが弱点です。
人による審査であれば、話を聞いたうえで人情的な判断や臨機応変な対応をすることもありますが、AI審査にはそれがありません。
電話なしのファクタリングについてのまとめ
この記事では、ファクタリングの申し込みに電話が必要とされる理由、電話なしで利用可能なファクタリングの種類、電話なしのファクタリングを利用するメリットや注意点を紹介しました。
ファクタリングの申し込みや審査、契約は直接担当者と対面や電話でやり取りして進めるのが基本というイメージがあります。
しかし、ファクタリングサービスを提供する事業者が増えたことで、サービスの提供の仕方も増え、電話によるやり取りなしで、申し込みから資金調達までを完了させることが可能になりました。
電話によるやり取りが面倒、電話でのやり取りに時間を割きたくないという経営者の方は、資金調達手段として電話なしで利用できるオンラインファクタリングをぜひ活用してください。