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ファクタリング会社の上場企業は?種別や活用するメリットデメリットを解説

「ファクタリング」は資金調達方法の一種ですが、比較的新しい手法のためその実態を詳しく知っている方は多くはないでしょう。
ファクタリング会社にはどのような種類があるのか、また上場している会社はあるのか、など疑問は様々あるかと思います。

そこで、本記事ではファクタリング会社の中に上場企業はあるのか、また形態によって異なるファクタリング会社の種類やそれらを利用するメリットやデメリットを解説していきます。
これからファクタリングの活用をお考えの皆様にとって、正しい選択の一助となれば幸いです。

1. ファクタリング業界の実態

ファクタリング会社と聞くと、売掛債権を買い取るサービスを展開しているのでそれなりに資本力がある上場企業が多い、と考えられている方も少なくないようです。
実際には中小企業はもちろん、大手の子会社や様々な会社が乱立しているのが現状です。

1-1. ファクタリング会社は上場企業ばかりではない

ファクタリングというサービスのそもそもの在り方から考えてみましょう。

ファクタリングとは金融機関だけが行うサービスではなく、その主業務も「融資」ではありません。
そのため、貸金業法や銀行法などの法令が適用されないのです。

銀行や消費者金融と比較しても法令の適用範囲が狭いため、行政による監査チェックなどの機会もそれほど多くはありません。
上記を中心に、参入障壁の低さから俗にいう闇金や反社会勢力の裁量下にある悪徳企業が入り込んでいるケースも稀にあります。

その他には地域経済に根差した中小のファクタリング会社が多く、その他にも非上場の大手や子会社は存在しますが、上場企業は数で言えばむしろ少ないのが実態です。

1-2. 上場しているファクタリング会社は信用できる?

先述した悪徳業者などのリスクを排除して活用したいと考えた時に真っ先に浮かぶのが「上場企業」の存在でしょう。
数で言えば多くはありませんが、ファクタリング会社の中にはもちろん上場企業が存在します。

利用者の多くが上場企業のファクタリング会社を選ぶ理由はなぜでしょうか?
それは、その信頼感に大きな要因があります。
上場企業という言葉が持つ信頼感、安心感、そして経営状況の透明性、これらが選ばれる理由です。

しかし、安心感だけで選ぶのは少々危険かもしれません。
上場しているファクタリング会社すべてが必ずしも最適なパートナーとは限りません。
提供するサービス内容、利用条件、これらが自社に適合するかどうかをじっくりと検討することが求められます。

上場企業に目を奪われがちですが、大事なのは自社にとって最適なパートナーを見つけること。そのためにも、業界の多様性を理解し、多角的に比較検討することが求められるのです。

2. ファクタリング会社の種別は大きく3つ

ファクタリング会社は大きく3つの種類に分けられます。
経営母体によって系列に分けられるそれぞれの特徴を解説していきます。

2-1. 独立系ファクタリング会社

独立系ファクタリング会社と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?
これらの会社は母体が銀行などの金融機関や消費者金融とは違い、グループ企業にも属さず独立した存在で、専門的にファクタリングサービスを提供している会社です。

銀行法が適用されないのはもちろん、貸金業としての登録なども不要な為、他の2つの系列と比較して参入するのは易しいです。
つまり、闇金業者や不正取引を行う悪徳業者が存在するとすれば独立系が多くなる傾向にあります。

しかし、現在は取り締まりも厳しい為、きちんとした正規運営を行う会社が大多数であり、他の系列と異なり「2社間ファクタリング」を主に扱うため資金調達が早く実行出来るなど、中小企業にとっては活用しやすいのがこの独立系ファクタリング会社と言えるでしょう。

2-2. 金融系(銀行系)ファクタリング会社

次に取り上げるのは、金融系(銀行系)ファクタリング会社です。
これらの会社は銀行やその出資先などの関連グループに属しており、その名の通り強固な資本力と信頼性が武器です。

大手・地方問わず銀行がバックにいることで基本的に資金繰りに困ることもありません。
ファクタリング事業を専門にしておらず、メインとなる銀行業を中心に経営基盤や顧客基盤を持つため、3つの系列の中でも最も信頼できる系列と言えるでしょう。

しかし、信頼できるからと言って自社に最適なファクタリングサービスを提供してくれるかは別問題です。
銀行系であっても、手数料含むサービス内容や契約形態などをしっかりと比較検討することをお勧めします。

2-3.ノンバンク系ファクタリング会社

最後は、ノンバンク系ファクタリング会社です。
これらの会社は、銀行が行う預金業務等とは異なる形で金融サービスを提供している会社です。
消費者金融などの貸金業者や、クレジットカード会社・カードローン会社・信販会社などが該当します。

ノンバンク系ファクタリング会社は、位置づけで言えば独立系と金融系(銀行系)の間に捉えられがちですが、大手のグループ企業が提供しているケースも多く、また「3社間ファクタリング」が主流となるため、どちらかと言えば金融系(銀行系)に近い系列となります。

銀行系とは異なるのが「2社間ファクタリング」でも活用可能という点になります。
しかし、独立系のそれと比較すると手続きに時間を要するので、資金調達の緊急度やタイミングなどを考慮して比較検討するようにしましょう。

3. 上場企業や金融系ファクタリング会社を利用するメリット

ここでは、上場企業や金融系のファクタリング会社を利用する際の代表的なメリットを3つご紹介します。

3-1. 信頼性が高い

選び抜かれた取引先から生まれた売掛金を管理するファクタリング会社は、絶対的な信頼性が求められます。
上場企業や金融系のファクタリング会社は、大手企業が利用することを想定しており、売掛先だけでなくファクタリングを利用する会社の審査があるのも信頼を寄せる理由の一つです。

経営母体が金融庁などの公的な監督を受け、透明性の高い経営が求められていることはもちろん、情報公開の要請に応じて、常に健全な経営状態を示すことで、企業が安心して売掛金を託せる確証を提供しています。

3-2. 売掛金の買い取り可能額が大きい

売掛金の買い取り可能額は、ファクタリングを活用する際の重要な決定要素です。
上場企業や金融系のファクタリング会社は、大きな財務基盤を持つため、売掛金の買い取り可能額も大きく設定されています。

独立系やノンバンク系であれば、上限が1億円まで、などの設定になっているケースが多いですが、上場企業や金融系のファクタリング会社はそれ以上の買い取りが可能です。

これは、大型プロジェクトに取り組む企業や大量の売掛金を抱える企業にとって、強力な味方となります。

3-3. 手数料が安い

ファクタリング会社選びで大事なのが手数料の安さです。
そもそも上場企業や金融系ファクタリング会社は先述したように「3社間ファクタリング」を行います。

相場的にも「2社間ファクタリング」より手数料が安くなりますし、売掛先や利用会社の審査や与信調査が必須のため未回収リスクが低いのです。

一概には言えませんが、銀行系ファクタリングであれば手数料が5%未満に設定されている会社も少なくありません。

4. 上場企業や金融系ファクタリング会社を利用するデメリット

先述したメリットだけで判断するのは好ましくありません。
ここでは、利用後に後悔しないためにも代表的なデメリットを3つご紹介します。

4-1. 審査が厳しく時間がかかる

信頼性の高い上場企業や金融系のファクタリング会社は、その信用力を保つために厳格な審査を行います。

例えば、取引先の信用力や経営状況、そして売掛金の内容等を細かくチェックします。
ノンバンク系や独立系と異なり、売掛先の信用だけでは利用できません。
ファクタリングを利用する会社の決算や経営状況まで含めて判断されます。

その為、早期にキャッシュを調達したいと考える企業であれば独立系やノンバンク系で比較検討することをお勧めします。

4-2.少額の売掛債権は買い取り不可の場合もある

大手のファクタリング会社は大口の取引に重きを置いています。
そのため、数十万円程度の売掛債権を持つ企業は、その買い取りを断られることも少なくありません。
大口取引を優先する理由は、企業としての効率性を追求するためです。
手間は同じでも、大口取引の方が利益は大きくなります。

また、上場企業や金融系のファクタリング会社であれば、最低買い取り金額などを設定していることもあるので事前に確認するようにしましょう。

4-3. 申込の手続きが面倒

大手ファクタリング会社の利用申込手続きは、より厳正な形を取るため場合によっては窓口への訪問が必要となります。

現在では独立系やノンバンク系であればオンラインで申込手続きが完結できることも少なくありません。

しかし、安心感を買うためには契約に至るまでに必要な書類の数は多く、その内容も複雑です。

また、審査のための面談回数も多いです。
初めてファクタリングを利用する企業にとっては、これらの手続きの難解さがハードルとなり、利用をためらう原因となる可能性もあります。

ファクタリング会社の上場企業は?のまとめ

企業がファクタリングを利用する目的は多種多様です。
その一つに、資金繰りの改善と売掛金の早期回収があります。
ファクタリングは現金化の手段として非常に有効なツールです。さらに、事業規模の拡大や新規事業の立ち上げなど、企業成長を支える上で重要な役割を果たします。

本稿では特に、上場企業や金融系のファクタリング会社を利用する場合のメリットとデメリットに焦点を当てて解説しました。
これらの会社は規模が大きいため、大量の売掛金の買い取りを実現可能であり、その信頼性も高いです。しかし、その一方で審査が厳格で手続きが煩雑である点や、少額の売掛金に対応しきれない可能性もあるというデメリットも考慮する必要があります。

これらの特性を理解し、自社のニーズに最も適したファクタリング会社を選択することで、企業は最大限の効果を享受することが可能になります。
ファクタリングは売掛金の早期回収という独自のメリットを持つ一方で、選択するファクタリング会社によりその効果は大きく変わることを、今回の内容を通じてご理解いただければ幸いです。

適切に活用すればファクタリングは非常に魅力的な資金繰り改善ツールとなり得ます。
自社のニーズと各ファクタリング会社の特性を理解し、最適なパートナーを見つけることで、更なる事業の発展を見込むことができるでしょう。

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