ファクタリングって安全?良くない噂がある原因や業者の見分け方を解説
ファクタリングという言葉は耳にしたことがあっても、本当に安全か疑問に思っている方はいませんか?
結論を言うと、ファクタリングの安全性は法的にも証明されており、国も推奨している資金調達方法です。
とはいえ、仕組みが分からなかったり、違法業者による事件を見たことがあったりすると利用を躊躇してしまいますよね。
この記事では、ファクタリングの安全性や良くない噂がある原因、違法業者の見つけ方を解説します。
目次
ファクタリングは安全に利用できる資金調達方法
ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に譲渡する代わりにお金を得るサービスです。
欧米発祥のファクタリングですが、近年では中小企業を中心に多くの事業主から利用されています。
違法性はなく、安全に利用できるファクタリングは経済産業省も売掛債権の有効活用方法として推奨しているのです。
ファクタリングの安全性が疑われている2つの原因
健全なサービスであるファクタリングですが、下記の要素が安全性を疑われている原因と言えます。
・金融庁や消費者庁が警告する給与ファクタリングの存在
・違法業者が摘発された事件が過去にあった
ひとつずつ解説します。
金融庁や消費者庁が警告する給与ファクタリングの存在
金融庁や消費者庁は、違法なファクタリングに対して利用しないよう忠告しています。
それが給与ファクタリングです。
給与ファクタリングでは、事業者ではない人が会社から受け取る給与(債権)を給料日前に業者が買取り、手数料を差し引いた分のお金を得るサービスです。
給与ファクタリングは貸金業に該当し、手数料率が上限金利を大幅に上回るため、その違法性から危険なサービスと言えます。
給与ファクタリングの存在から、ファクタリングの安全性を疑われる場合もあるでしょう。
違法業者が摘発された事件が過去にあった
違法業者が存在するファクタリングにおいて、過去には事件もありました。
2021年2月には、中小企業をターゲットにファクタリングを偽って法外な金利で金銭の貸付をおこなったとしてファクタリング会社と名乗った幹部が逮捕されました。
通常、借入ではないため返済義務がないファクタリングですが、この会社は利用者に対して売掛債権額を上回る金額の返済を求めたのです。
不透明な部分もあるファクタリングですので、一部の違法業者が起こした事件をきっかけに不安視する人が増えているのも事実です。
ファクタリングを利用する4つのメリット
安全に利用できるファクタリングには、下記のようなメリットがあります。
・気軽に利用できる
・審査が比較的緩い
・借金扱いにならない
・売掛先にバレずにお金を借りられる
それでは、ひとつずつ解説します。
気軽に利用できる
ファクタリングは、気軽に利用できる点が大きな魅力のサービスです。
銀行から融資を受ける場合、直接銀行へ訪れて、借りる理由や今後の返済計画を銀行の担当者へ説明しなければなりません。
申し込みから審査通過まで1〜2週間ほどかかり、実際にお金を借りられるまで1ヶ月ほどかかる場合もあります。
一方、ファクタリングなら申し込みした当日に指定した銀行口座に入金可能なサービスです。
Web上から簡単に申し込めるため、近くにファクタリング会社がない場合や、手続きに時間をかけたくない場合でも気軽に利用できます。
審査が比較的緩い
ファクタリングの審査は銀行融資より緩い傾向にあります。
なぜなら、利用者の返済能力は関係なく、売掛先が支払期日に売掛金を支払うかどうかが重要であるためです。
融資の場合は、利用者が返済計画通りに支払えるかをさまざまな書類や面談を経て確認します。
一方でファクタリングの場合、売掛金の存在や売掛先との取引を証明できる書類などを準備すれば、申し込みから数十分〜数時間で審査結果が分かります。
借金扱いにならない
債権譲渡であるファクタリングは、利用しても借金扱いになりません。
融資の場合、資金は増えますが同時に負債も増えてしまいます。
負債が多すぎると経営状態を株主や投資家に問題視される可能性があります。
一方で、ファクタリングはあくまでも債権の売買であるため、利用しても負債が増えません。
信用情報を傷つけませんし、もしブラックリスト状態であったとしても利用できます。
売掛先にバレずにお金を得られる
取引に支障をきたすことを懸念し、ファクタリングの利用を売掛先に知られたくない事業者も少なくありません。
ファクタリングには2社間取引と3社間取引の2種類に分かれています。
売掛先が関与しない2社間取引なら、ファクタリング利用を知られません。
もし、資金繰りが悪化している事実を売掛先に知られたくない場合には2社間取引を利用しましょう。
ファクタリングを利用する3つのデメリット
メリットがある反面、ファクタリングには下記のようなデメリットもあります。
・現金化できる金額が限られている
・必ず審査に受かるとは限らない
・違法業者かの見極めが必要
安全に利用するためにも、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。
それでは、ファクタリングを利用する3つのデメリットを解説します。
現金化できる金額が限られている
ファクタリングで売掛債権を現金化できのるは、売掛金の金額までとなります。
たとえば、100万円の売掛金を保有している場合、100万円を超える資金調達はできません。
厳密に言うと買取手数料が1〜20%ほど発生しますので、差し引いた分のお金を受け取る仕組みです。
融資の場合、自己資金の何倍〜何十倍の資金調達が可能ですが、ファクタリングはレバレッジがかけられない点がデメリットのひとつと言えます。
必ず審査に受かるとは限らない
審査通過率が90%を超えることも珍しくないファクタリングですが、必ずしもすべての利用者が受かるとは限りません。
売掛先がどんな企業で何をしているのか不透明であったり、売掛先が倒産しそうだったりと、売掛債権によっては審査に落ちてしまいます。
また、利用者に不信感がある場合も、ファクタリング会社は詐欺行為を懸念して利用を断るでしょう。
審査時に提出する書類に不備があった場合も審査落ちします。
なお、審査に落ちた理由は基本的に教えてもらえないため、自分で原因を突き止めなければなりません。
違法業者かの見極めが必要
申し込みを検討しているファクタリング会社が本当に信頼できるか見極めることも大切です。
ファクタリング事業を始めるための特別な許可や資格がないため、違法業者が存在するのも事実です。
もし、違法業者を利用してしまうと闇金から取り立てられたり、個人情報を流出されたりと、その後に大きな影響を与えるでしょう。
闇金でも構わないほど資金に困っている方もなかにはいるかもしれません。
ファクタリングは融資より審査が甘く、比較的利用しやすいサービスですので資金にお困りの方はぜひ健全なファクタリング会社へ申し込んでみてください。
安全はファクタリング会社の見つける際に確認すべき3つの項目
最後に安全なファクタリング会社を見つけるうえで知るべき4つのポイントを紹介します。
・相場に合った手数料率に設定しているか
・償還請求権はあるか
・運営会社の信用度は高いか
それでは、順に見ていきましょう。
相場に合った手数料率に設定しているか
ファクタリング手数料が相場より大幅に高い場合、利用すべきか十分に考える必要があります。
ファクタリング手数料は、取引方法や売掛先の健全性、売掛金の金額などで決まりますが大体1〜20%ほどです。
もし、20%を大きく超えるような手数料率だと、利用者からお金を巻き上げる違法業者の可能性が高いでしょう。
手数料が高いほど利用する際の負担が重くなりますので、複数のファクタリング会社で相見積もりを取ることが大切です。
償還請求権はあるか
償還請求権とは、もし売掛先が経営難になった際に売掛金を回収できないと、利用者が代わりにファクタリング会社へ支払わなければならない決まりです。
通常、ファクタリングは償還請求権なしの契約で手続きを進めます。
償還請求権付きの契約は融資に該当し、貸金業登録をしていない業者は取扱いできません。
償還請求権の有無は、もしもの際の自社への負担に大きく関係しますので、必ず確認しましょう。
運営会社の信用度は高いか
ファクタリング会社が本当に信頼できるか、契約内容や口コミ、担当者の態度などから自身で判断しなければなりません。
ホームページに会社情報を記載していなかったり、契約内容に不明な記述があったり、担当者の対応が悪かったりする場合には十分に注意しましょう。
契約を結ぶ前に必ず、不明な点をなくした状態にしておくことが大切です。
まとめ:ファクタリングを安全に利用して資金繰りを改善しよう
この記事では、ファクタリングの安全性について解説しました。
一部の違法業者が目立ってしまい、危ないサービスではと疑われてしまう場合もあるファクタリングですが、経済産業省も勧める資金調達方法です。
信頼できる業者を選び、正しく活用すれば資金繰り改善や事業拡大に向けた資金確保に大きく役立ちます。
事件に巻き込まれないためにも、業者選びは慎重におこないましょう。
株式会社ソレイユは、15年間ファクタリングサービスを提供している会社です。
買取手数料は平均7.5%(下限1%~上限15%)で、最短30分での利用も可能です。
審査通過率90%と利用しやすく、オンライン上で手続きが完結します。
安全にファクタリングを利用したい方はぜひお問合せください。