ファクタリング審査は絶対に通る?通過するコツや審査が甘い業者の特徴を紹介
ファクタリングを利用したい場合、必ず審査を受ける必要があります。
売掛金を使用する性質上、借入に比べて審査基準が甘いと言われているファクタリングですが、絶対すべての人が通るわけではありません。
とはいえ、銀行融資の審査は落ちたがファクタリング審査は受かるケースも多く、資金不足に困っている方を手助けるサービスとも言えます。
この記事では、絶対に通るファクタリングはあるのか、審査に通過するコツや審査が甘い業者の特徴を紹介します。
絶対に通るファクタリングはある?
ファクタリングで売掛金を現金化したい場合、必ず審査を受けなくてはなりません。
銀行融資のような厳しい審査を実施するわけではなく、債務超過や税金滞納の状態である事業者であっても利用できる可能性があるのがファクタリングです。
果たして、ファクタリング審査に絶対通る方法はあるのでしょうか?
結論:絶対に通るファクタリングはない
残念ながら、絶対に通るファクタリングは存在しません。
もし存在するのであれば、そもそも審査を実施する必要性がなくなります。
審査では、売掛金を回収できるかどうかを重点的に調べます。
仮に、審査なしでファクタリングを提供している業者がいれば、リスクに備えた高額な手数料の請求や、悪質な取り立てをおこなう業者である可能性が高いでしょう。
とはいえ、ファクタリング審査が甘いと言われているのは事実です。
ファクタリング審査が甘い理由
ファクタリング審査が融資に比べて甘いと言われる理由は、審査対象の違いにあります。
融資は借入ですので、利用者の返済能力に重きを置いた審査を実施します。
利用者の経営状況が悪かったり、過去に支払トラブルを起こしていたりすると、返済が滞る可能性がありますので融資が下りない場合がほとんどです。
一方で、ファクタリングでは売掛金を支払う売掛先(取引企業)に重きを置いて審査を実施します。
したがって、ファクタリング利用者の経営状況が悪くても、実際に売掛金を支払う売掛先にさえ問題がなければ絶対とは言えなくても十分に審査に通る可能性があるのです。
また、融資は長期的に返済を続けるのが一般的ですので、その分、未回収リスクが高まります。
ファクタリングの場合、支払期日がくれば売掛金を回収できますので、30〜60日ほどで売掛金の回収が可能です。
ファクタリング審査が甘いのは、融資とは仕組みがまったく異なるためなのです。
ファクタリングの審査基準は全部で4つ
ファクタリングの審査基準は下記の4つです。
・売掛先が信用できる企業か
・売掛金の支払日はいつか
・実際に存在する売掛金か
・利用者が怪しくないか
ひとつずつ解説します。
売掛先が信用できる企業か
売掛先が倒産せず、支払期日にしっかりと売掛金を支払う企業かをファクタリング審査では重要視します。
融資は利用者の返済能力が重要ですが、ファクタリングでは売掛先の信用力が重要です。
経営状況が悪く、倒産する可能性がある売掛先だと、ファクタリング会社は売掛金を買い取っても回収できなければ大きな損失を被ります。
そのため、売掛先のホームページなどをもとに、そのような事業をおこなっているのか、資本金や従業員数、創業日などを確認します。
公的機関や大企業といった倒産リスクが極めて低い売掛先だと、スムーズに審査に通過できるでしょう。
一方で、売掛先の経営がうまくいっていなかったり、社会的信用力が低い業種だったり、詳細が不明だったり、個人であったりすると、高い確率で審査に落ちてしまいます。
売掛金の支払日はいつか
売掛金をどれくらいで回収できるかもファクタリングにおける審査基準となります。
通常、売掛金は締め日から30〜60日後に支払われるのが一般的です。
売掛金の回収サイクルが30日の場合、ファクタリング会社は買い取ってから30日以内に回収できます。
一方で、売掛金の回収サイクルが90日の場合、30日に比べて回収できるまでの期間が長くなり、その分、売掛先の倒産などによる未回収リスクが高まります。
ファクタリング審査では、どれくらいで売掛金を回収できるかを確認し、その期間が短いほど審査では有利になるのです。
実際に存在する売掛金か
売掛金が架空のものでないかも、審査時には確認します。
架空の請求書を作成し、存在しない売掛金をファクタリング会社へ売りつける利用者も決してゼロではありません。
そのため、請求書や納品書などで売掛金を確認するだけでなく、継続して売掛先と取引しているかどうかも銀行口座のコピーをもとに審査時には確認するのです。
利用者が怪しくないか
売掛先を重点的に審査しますが、利用者の健全性もしっかりと見られます。
詐欺行為をおこなうような怪しい利用者の場合、ファクタリング審査の段階で落としておいた方が後々のトラブルを回避できます。
架空の請求書発行や同じ売掛金を複数のファクタリング会社へ売る二重譲渡、売掛先との計画的倒産などを事前に阻止する目的もファクタリング審査にはあるのです。
電話によるヒアリングや、書類の提出などをもとに、トラブルなく取引できる利用者かどうかも審査基準となります。
ファクタリング審査が甘い業者の特徴
ここでは、ファクタリング審査が甘い業者の特徴を7つ紹介します。
絶対通るファクタリングはありませんが、審査が甘いファクタリング会社を見つけることで少しでも絶対通るように「近づける」ことはできます。
・独立系ファクタリング会社
・必要書類が少ない
・個人事業主やフリーランスにも対応している
・即日入金に対応している
・手数料を高めに設定している
・オンライン型サービスを扱っている
・公開している審査通過率が高い
ひとつずつ見ていきましょう。
独立系ファクタリング会社
独立系ファクタリング会社とは、民間企業が運営元のファクタリング会社です。
ファクタリング事業を中心に営んでおり、銀行系ファクタリング会社より審査が柔軟と言えます。
銀行系ファクタリング会社の場合、銀行融資と同じ基準で審査を実施しますので、利用者もある程度の経営状況でなければ審査に落ちてしまうでしょう。
一方で、独立系ファクタリング会社なら幅広い事業者に対応しており、ファクタリングに関する知識や経験から、適切なアドバイスをもらえるはずです。
ただし、国内には数多くの独立系ファクタリング会社が存在するため、業者選びには時間がかかるかもしれません。
必要書類が少ない
必要書類が少ないファクタリング会社は審査が甘い傾向にあります。
というのも、必要書類が少ないと、審査時に見られる項目がおのずと少なくなります。
その結果、必要書類が多い業者に比べて確認事項が少なく、提出した書類にさえ不備がなければ売掛金を買い取ってもらえるでしょう。
ただし、極端に必要書類が少ない業者には注意が必要です。
審査時には売掛金の未回収リスクを図りますが、書類が少ない分、手数料を高めに設定しているケースが多いためです。
個人事業主やフリーランスにも対応している
個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社は審査が甘い傾向にあります。
法人に比べて、個人事業主やフリーランスは信用力を図りにくいと言えます。
事業の規模は法人より小さいため、保有している売掛金が少ない場合が多いでしょう。
そのため、薄利になりやすい個人事業主やフリーランスには対応していないファクタリング会社も少なくありません。
一方で、個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社は、少しでも多くの人に利用してもらえる環境を整えているため、審査も甘い傾向にあるのです。
即日入金に対応している
即日での入金に対応している場合、比較的利用しやすいでしょう。
ファクタリングで時間がかかる工程が審査です。
即日利用が可能ということは、審査にさほど時間を使っていないと言えます。
細かく審査する業者の場合、入金まで3営業日〜1週間ほどかかるケースが一般的です。
一方で、申し込みをしたその日に入金まで完了するファクタリング会社は必要最低限の審査で手続きを進めていると言えるでしょう。
手数料を高めに設定している
ファクタリングの手数料はリスクに合わせて設定されています。
売掛先から直接売掛金を受け取る3社間取引の手数料相場は2〜9%ですが、利用者から売掛金を受け取る2社間取引の手数料相場は10〜30%です。
つまり、売掛金の未回収リスクが高いほど比例して手数料も高くなる仕組みです。
審査を甘くしている分、リスクヘッジとして手数料を高く設定し、もしも売掛金を回収できなかった場合でも十分に利益が出るようにしている業者も存在します。
審査基準が緩いからといって、必ずしも有利な条件で利用できるわけではありませんので注意してください。
オンライン型サービスを扱っている
オンライン型サービスを扱っているファクタリング会社は審査に通りやすい傾向にあります。
審査が甘いというよりも、柔軟に対応している業者が多いのが特徴です。
AIによる自動審査で手続きを進めるため、一定の審査基準を満たせば誰でも利用できます。
対面型の場合、書類以外にも担当者との面談が原因で審査に落ちてしまうケースも少なくありません。
オンライン型ならすべての手続きがWeb上で完結しますので、直接担当者と面談することなく入金まで完了するケースが大半です。
公開している審査通過率が高い
ファクタリング会社によっては審査通過率を公開している場合があります。
自社の審査通過率を公開しているということは、それだけ利用しやすいサービスであると強調しているのです。
したがって、審査通過率が90%を超えるようなファクタリング会社は利用しやすい業者と言えます。
ただし、審査通過率が100%の絶対通るファクタリング会社はまず存在しませんので、ある程度の準備は欠かせません。
ファクタリング審査に通過するためのコツ
ファクタリング審査をスムーズに通過するためには、下記のポイントを押さえておきましょう。
・信用力が高い売掛先を選ぶ
・支払日が近い売掛金を選ぶ
・無料のオンライン審査を受けてみる
順に解説します。
信用力が高い売掛先を選ぶ
前述したとおり、ファクタリングでは売掛先の信用力が極めて重要です。
複数の企業と取引しているなら、なるべく会社の規模が大きく、信用性が高い業種の売掛先を選んでファクタリングを申し込みましょう。
ファクタリングの審査では、売掛先の与信を図ることも可能です。
審査に落ちた売掛先は何かしらの懸念点があることから、今後の取引には十分に注意した方が良いでしょう。
支払日が近い売掛金を選ぶ
支払日が近い売掛金を選ぶのも、審査に通るコツのひとつです。
支払日より前に売掛金を現金化できるファクタリングですが、本来の支払日が長いほどファクタリング会社は未回収を懸念します。
建設業のように2〜3ヶ月後に売掛先から代金を支払われるのが一般的な業種は仕方ありませんが、通常の業種であれば30日ごとに支払日がくる売掛金を保有しているはずです。
数十日後より数週間〜数日後に回収できる売掛金の方が未回収リスクが低いため、審査に通りやすくなります。
無料のオンライン審査を受けてみる
いきなり本審査を受けるのでなく、まずは無料のオンライン審査を受けてみるのも方法のひとつです。
ファクタリング会社によっては公式サイト内にオンライン審査を設置している場合があり、実際に問合せしなくても気軽に買取手数料や買取額、入金予定日を診断できます。
ソレイユでもオンライン審査を実施しています。
フォーマットに請求書の金額や取引状況、取引回数、売掛先の規模、申し込み者様の会社名(屋号名)、電話番号、メールアドレスを記入していただければ無料査定が可能です。
ファクタリングでどれくらいの金額を得られるか気になる方は、ぜひご利用ください。
まとめ:ファクタリング審査に絶対通るとは限らない
この記事では、絶対に通るファクタリングは存在しない点や、審査に通るコツ、審査が甘い業者の特徴を解説しました。
申し込み者全員が絶対審査に通るわけではありませんが、比較的利用しやすいサービスがファクタリングです。
本記事で紹介した審査に通るコツや審査が甘い業者の特徴を理解しておけば、初めてファクタリングを利用する方でもスムーズに手続きが進むでしょう。
ファクタリング利用を検討している方は、ぜひソレイユへご相談ください。