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ファクタリングをオフバランス化する際の要件や大事なポイントを紹介

ファクタリング利用時には資金調達したことが客観的に見てもわかるように、帳簿に記載が必要です。ですが、オフバランス化でこの手間を省けます。これからファクタリングを利用する事業主はオフバランス要件を確認してみてください。

オフバランス化とは何か

法人事業主はとくに、ファクタリング後は売掛金を貸借対照表に記載します。売掛金の動きを正しく把握することで客観的にみて資金の流れがわかるようになるものの、頻繁にファクタリング利用する事業主にとっては手間がかかる作業です。だからこそオフバランスする事業主が増えています。オフバランスは特定項目を貸借対照表から削除することで、資産や負債を無くせるのが特徴です。売掛金をファクタリングすると売掛金はファクタリング会社に譲渡されます。この譲渡された売掛金を資産から除外することで、企業の総資産総額が減少し、貸借対照表が見やすくなります。この貸借対照表を見やすくし必要以上に内容を記載しない方法がオフバランス化です。

要件を満たしていないとオフバランス化できない

ファクタリングのオフバランス化するには満たすべき要件があります。売掛金をどれでもオフバランス化できるわけではありません。帳簿処理時は注意しましょう。

オフバランス化要件はおもに2つ

オフバランス化する要件はいくつかあります。これからファクタリング利用を検討している方や、ファクタリング利用中でオフバランス化を希望する事業主はぜひ要件を確認してみてください。

償還請求権がないこと

ファクタリング取引はいくつか契約方法があります。そのうちの1つが、ノンリコース型(償還請求権がない契約)です。ノンリコース型は売掛先から何らかの事情で売掛金が回収できないときに、売掛金を買取りしたファクタリング会社が負債を被る契約方法を指します。要件として、ノンリコース型ファクタリングであることが必要です。反対に償還請求権があるファクタリング取引をコース型と言いますが、この場合は売掛金が回収出来ない負債を元々売掛債権を持っていた事業主側が負担します。コース型の場合は売掛金が貸借対照表に残したままにする流れです。

債権譲渡契約が必須

要件のもう1つが、売掛金の債権譲渡契約をすることです。売掛金は言い換えれば、売掛債権があることで発生する、お金を請求する権利の証明といえます。ファクタリング会社は売掛債権を譲渡された後に売掛先からお金を請求する権利を得られるので、売掛金の譲渡が法的に証明するために、取引方法によっては譲渡契約が必須です。譲渡契約を結ぶことで事業主は売掛債権の権利を失い、売掛金そのものがファクタリング会社に譲渡され、自社の貸借対照表から売掛金を除外します。

契約方法によって要件を満たしているか決まる

ファクタリング取引時はいくつか契約方法があります。大きく分けて事業主とファクタリング会社の二社でのみ取引を行う二社間契約と、二社間契約に売掛先を加えた三社間契約の2つです。基本的に二社間契約の場合はノンリコース型でもオフバランス化はできません。二社間契約の場合ファクタリング会社は売掛先と直接やり取りをする必要がなく、事業主が売掛金を回収次第ファクタリング会社に振り込みを行うので、そもそも債権譲渡の手続きをしないケースが多いからです。債権譲渡契約を行うファクタリングは三社間契約の傾向にあるため、オフバランス化をしたいときには三社間契約でノンリコース型の要件を満たした会社を選ぶといいでしょう。

オフバランス化する長所

オフバランス化できるファクタリングはメリットがあります。ファクタリングの要件を満たしている方でオフバランス化するか悩んでいる方はこちらを確認してみましょう。

純資産利益率が上がる

オフバランス化すると貸借対照表では純資産利益率が向上し、運営効率が良いと判断されやすくなります。投資や融資を受ける際に純資産利益率は重要な審査基準です。今後上場予定の事業主や金融機関からの融資を検討されている場合、ファクタリング利用した結果審査が有利に進む可能性があるでしょう。

自己資本率が向上する

売掛金をオフバランス化したことで、資産の総売上が減り自己資本率が高くなるのもメリットです。自己資本率は総資産に対して自己資本の占めている割合を示しています。自己資本率が高い事業主は客観的に見て経営が安定していると判断されるため、投資や融資を受ける際に有利です。

リスクを減らす

オフバランス化の要件の1つであるノンリコース型ファクタリングでは、売掛先から売掛金が回収できないリスクを減らします。売掛金を先駆けてファクタリング会社が買取りするため、もし売掛先からの支払いが滞った場合も事業主が売掛先に催促する必要がありません。償還請求権がないファクタリング取引であれば売掛先の資金力に不安がある場合でも、確実に資金調達ができます。事業主の財務状況を守るためにも、オフバランス化の要件を満たしたファクタリング会社との取り引きはメリットがあるでしょう。

デメリットもあるのでよく比較

ファクタリングのオフバランス化は短所もあります。悩んでいる事業主の方はデメリットを理解した上で利用するか決めましょう。

融資や投資が不利になる

オフバランス化で貸借対照表を見ると企業の資産は減ることになります。ファクタリングには手数料が必要なので、結果として企業の収益が減って企業評価が下がる場合があるのが難点です。企業評価の評価基準の1つが利益率です。手数料が高すぎるファクタリング会社を利用し利益率が明らかに目減りすると、融資や投資に影響を及す可能性があることを念頭におきましょう。

取引先への迷惑がかかることも

オフバランス化要件を満たしているファクタリングでは、三社間契約が採用されているケースが多いです。そのためファクタリング会社が直接売掛先に売掛金を請求します。売掛先がスムーズに支払いを行えば良いですが、支払いが遅れた場合、ファクタリング会社によっては非常に強い支払い催促を行うこともあります。普段から数日ほど支払いの遅延が起きるクライアントが売掛先の場合、ファクタリング会社からの激しすぎる請求が行われると、元々売掛債権を持っていた事業主に不信感が持たれる可能性があるため、結果として仕事の取引先を失うことも少なくありません。支払い遅延が起きる可能性がある場合は事前にファクタリング会社に伝えておくか、売掛債権を譲渡したことを事前に売掛先に伝えておくとトラブルを避けられます。

ファクタリング会社を選ぶポイント

ここからは事業主向けに、取引するファクタリング会社を選ぶ際のコツを解説します。まだファクタリングを使ったことがない方は、こちらを参考にしてみてください。

ノンリコース型のファクタリング会社を探す

売掛先から支払いがないときの負担を事業主が負うファクタリング取引がコース型ファクタリングです。オフバランス化要件を満たすためにはノンリコース型の取引を行っている会社を選びます。ノンリコース型のファクタリング会社はあまり多くないため、会社選びの際にはまずこちらの要件を満たしているか確認しましょう。

手数料が低めの会社が理想

買取手数料が高いと融資取引や投資されるときに不利になる可能性があります。手数料はファクタリング会社によって設定金額(パーセンテージ)が倍以上変わるため、できるだけ手数料が低い会社を選ぶのがベストです。ただし手数料が低い会社は人気が高く審査要件が厳しいファクタリング会社が多いので気を付けましょう。

三社取引可能な会社を選ぶ

ファクタリング会社によって二社間契約のみ対象の会社もあります。オフバランス化要件を満たすためには三社間契約を結ぶ必要があるので、三社間取引が可能な会社を選びましょう。二社間取引よりも三社間取引の方が買取手数料を低めに設定している会社が多いため、結果としてお得です。

オフバランス化可能なファクタリング会社の注意点

要件をすべて満たしたファクタリング会社が見付かった際、すぐに契約をしてはいけません。必ず契約前には下記も事前に確認しましょう。

手数料が高くなりがち

ノンリコース型ファクタリングでは、万が一売掛先から売掛金の回収ができないときのリスクを減らすため、買取手数料を高く設定する傾向にあります。手数料が低い会社を選ぶのが一番ですが、オフバランス化の必須要件であるノンリコースを優先すると、買取手数料は高くなる可能性があることを頭に入れておきましょう。

審査基準を高く設定

オフバランス化の要件を満たしているファクタリング会社は非常に魅力的で、オフバランスを考えていない事業主からも人気です。そのため審査基準を高く設定している会社も多く、審査に通りにくい傾向にあります。売掛金の利用可能金額を細かく設定している場合もあれば、売掛先の信用度が一定基準を満たしている場合のみ取引可能な会社もあるので、審査に落ちる可能性もあるでしょう。

いくつか候補を出す

審査に落ちた場合、他のファクタリング会社の審査に臨むことも可能です。ファクタリング会社は数多くありますので、もしも狙っている会社の審査に落ちたときのことを考えて、別の会社もいくつかピックアップしておきましょう。同じ条件でも別の会社であれば問題なくファクタリングできるケースも少なくありません。

入金まで時間がかかることも

ファクタリングは即日取引可能な会社も増えています。ですがノンリコース型ファクタリングや手数料が低い会社の場合は入金までに時間がかかる会社が多いです。即日取引をファクタリング会社の条件に入れるといつまでも審査に通らない可能性があるため、入金までの時間はある程度目を瞑ることをおすすめします。

ファクタリングのオフバランス化の要件についてまとめ

ファクタリングをオフバランス化することで、貸借対照表をスマートにできるのはもちろん、客観的に見て融資や投資をされやすい会社と判断されやすくなるのがメリットです。ただしオフバランス化要件を満たしているファクタリング会社は審査条件が厳しいところも多いため、事前にファクタリング会社の審査基準を満たしているか公式ホームページなどを確認するといいでしょう。

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