ファクタリングの入金時間はどのくらい?即日で振り込まれない場合もある?
ファクタリングは申込みをしてから入金されるまでに時間がかかります。
入金時間は利用するファクタリング会社にもよりますが、ある程度の目安がわかると資金調達の目途が立ちやすいので、事前にファクタリングの入金時間を知っておくといいでしょう。
こちらの記事ではファクタリングの入金時間は何時頃までなのか、入金までどの程度の時間がかかるのか、ファクタリングを利用する際の流れと合わせて解説します。
ファクタリングの流れ
まずはファクタリングを始めて利用する方に向けて、ファクタリング利用時の流れを解説します。
申込みから資金調達まで、このような流れで行う会社が多いでしょう。
まずは申込みをして審査が行われる
まずは契約するファクタリング会社を決め、申込みをしましょう。
申込みの後にファクタリング会社による審査が入りますので、必要書類を合わせて提出します。
必要書類は会社によって異なりますが、請求書や通帳など売掛先との取引を証明できる書類の提出が求められるケースが多いです。
審査は対面審査が行われる会社もあれば、AI審査を利用した完全オンライン審査など種類があるため、会社の審査方法も事前に確認するとスムーズです。
審査に通ったら入金額が確定
ファクタリング会社の審査を通過した場合、売掛金がいくらで買い取られるか、手数料がいくらになるかなど詳細が提示されます。
手数料の金額をはじめ、二社間契約か三社間契約かなどもファクタリング会社によって異なりますので、契約を結ぶ前には詳細をよく確認します。
提示された取引内容に問題がなければ、そのまま契約を結びましょう。
契約内容に疑問点がある場合は、必ず最初に疑問点を解消することが大切です。
契約後指定の口座に入金
契約が完了した後、事前に提示した銀行口座へ資金が振り込まれます。
対面式の場合は振り込みではなくその場で資金が渡されるケースもありますが、後日銀行口座への振り込みされる場合が多いです。
オンライン完結ファクタリングの場合はほとんどのケースで振り込みが多いため、取引しやすい銀行口座を指定しましょう。
入金時間は午前中も場合もあれば夜の場合もありますので、審査完了後どの程度で振り込みがされるか、取引会社の規約を確認してみてください。
売掛先から振り込まれ次第事業主からファクタリング会社へ振込
二社間契約の場合、売掛先から売掛金の振り込みがあり次第、ファクタリング会社にお金を振り込みます。
振り込み先や振り込み日、振り込み金額などは契約時に記載があるため、必ず確認しましょう。
ファクタリング会社へ振り込みが完了次第、ファクタリング取引は完了です。
もしも何らかの事情で振り込みが遅れそうな場合は、事前にファクタリング会社に連絡しておくことを忘れてはいけません。
連絡せず振込み日に振り込みがされなかった場合、今後の取引が拒否される場合もあれば、別途手数料を振り込む必要がでる場合もあるため注意しましょう。
三社間契約の場合はやることはない?
三社間取引の場合は、ファクタリング会社が売掛先と直接やりとりを行います。
そのためファクタリングを利用した事業主本人が振り込みをする必要はありません。
ですが、売掛先が何らかのトラブルで入金ができない状態にある場合、契約内容によっては事業主が金額の支払いをせざるを得なくなるケースもあります。
こちらは契約内容によっても保証範囲が異なるため、契約書を確認しておきましょう。
ファクタリングの入金時間について
ファクタリングは申込み後から取引完了まで上記のような流れで行われます。
ここからはファクタリングの入金時間について解説しますので、合わせて参考にしてみてください。
最短即日~1週間前後かかることも
契約後、即日で入金される場合もあれば、1週間前後入金時間がかかる会社もあります。
取引するファクタリング会社や金額の大小によっても入金時間が異なるため、できるだけ早く資金調達したい場合は即日取引可能な会社を選ぶといいでしょう。
入金時間がいつになるかは契約時に記載されている場合が多いため、事前に確認してみてください。
ただし会社によっては「遅くとも●日後までに入金」というように幅広い書かれ方がされている場合もあります。
入金時間は営業時間が大きく関係する
こちらも会社によって異なりますが、入金時間は銀行の営業時間や、ファクタリング会社の営業時間が大きく影響します。
即日取引可能と銘打っているものの土日祝日休みのファクタリング会社の場合、例えば金曜日に取引が完了したのであれば、振り込みは翌営業日の月曜日以降になる会社が多いでしょう。
また銀行の営業時間に左右される会社も多く、入金時間が銀行の営業時間とイコールの場合もあるため、即日取引でも申込みをした時間によって変わる可能性があります。
入金時間が1~2時間後の場合も多い
審査が完了し契約ができ次第、即座に入金するファクタリングも増えています。
早ければ契約後、1~2時間程度で入金する会社もありますので、スムーズに資金調達を行いたい事業主の強い味方です。
こちらは即日取引可能と言っている会社によっても誤差があるため、入金時間がどの程度か気になる場合は事前に確認しておくといいでしょう。
15時以降の入金時間に対応してる会社もある
ファクタリング会社によっては銀行の営業時間や、ファクタリング会社の営業時間と関係なく、15時以降の入金に対応している場合もあります。
入金時間に左右されずにファクタリング取引を行いたい事業主は、何時頃まで入金時間が対応しているか確認するといいでしょう。
入金時間に左右されるファクタリングをするポイント
入金時間に関係なくできるだけ早くファクタリング取引をしたい事業主の方は、ファクタリング会社を選ぶときにチェックするポイントがあります。
取引前には最低限こちらのポイントを確認するといいでしょう。
24時間365日対応の会社がスムーズ
定休日が設定されていないファクタリング会社は対応がスムーズは傾向にあります。
入金時間に制限も設けられておらず、できるだけ早めに取引をしたい方にもいいでしょう。
24時間365日対応の会社も増えていますので、事業主側の都合に合わせて使いやすい会社を探している方にもおすすめです。
AI審査・オンライン完結型を選ぶのがおすすめ
入金時間を早めるためにもできるだけ迅速に審査が完了する、AI審査やオンライン完結型システムを導入しているファクタリング会社を選ぶといいでしょう。
とくにAI審査を導入しているファクタリング会社は24時間対応の会社も多いため、必要事項を入力するだけで手軽に審査が完了します。
審査完了次第、即座に入金手続きを行うファクタリング会社もあるため、面倒な手続きを避けたい事業主も使いやすいです。
必要書類が少なめの会社が手軽
できるだけ早く資金調達をしたい場合、できるだけ早く審査を終える必要があります。
審査に際し必要となる書類はファクタリング会社によっても異なりますが、準備の手間を考えるとできるだけ必要書類が少ない会社を選ぶのがおすすめです。
審査の必要書類は2種類~4種類程度を指定される場合が多いですが、中には定款のコピーなど準備が面倒な書類が必要になる会社もあります。
売掛金の取引が確認できる請求書などの書類のみを提出すれば審査に臨める会社もあるため、準備に手間をかけずにできるだけ早く審査を開始したい方は、提出書類が少なめの会社を選ぶのもおすすめです。
ファクタリング取引をはじめてする際の注意点
ファクタリング取引をはじめてする際にはいくつか注意点があります。
トラブルを避けるためにも契約前には入金時間と合わせてこちらも確認しましょう。
ファクタリングと融資は違うので注意!
ファクタリング取引は既に持っている売掛債権を現金化する取引なので、融資などお金の借り入れ取引とは異なります。
悪質な業者の場合、ファクタリング会社のフリをした金融会社の可能性があるため、取引内容が貸借取引ではないか必ず確認しましょう。
取引の際に手数料ではなく利息が発生する場合、別の金融契約が提示されているため注意が必要です。
手数料が高すぎる会社に注意
ファクタリング利用時には必ず手数料の支払いが必要ですが、パーセンテージの平均は2%~10%程度です。
手数料が高すぎるとその分資金調達できる金額が減るため、可能な限り手数料が低めの会社を選ぶといいでしょう。
ただし手数料が高い会社が悪い会社というわけではありません。
手数料が高く設定されている分、オプションやサポート体制が充実している会社もあるため、総合的に見て使いやすい会社を選んでください。
三社間取引は売掛先に事前連絡すると安心
三社間取引によるファクタリングを行う場合は、事前に売掛先に取引をしたことを連絡しないとトラブルに繫がる可能性があります。
請求書に記載されている事業主の銀行口座に売掛金を振り込んだにもかかわらず、ファクタリング会社から請求が届き二重に振り込みを求められるようなトラブルが起きるケースもあるため要注意です。
お金に関するトラブルは信頼関係のあるクライアントでも関係性が崩れるきっかけに繋がります。
信用問題に繫がる可能性があると言っても過言ではないため、三社間契約をする際には事前に伝えた方が安心です。
伝えづらい場合は三社間契約を選択せず、二社間契約を行っているファクタリング会社を選ぶといいでしょう。
ファクタリング会社の入金時間についてのまとめ
ファクタリング会社の取引の流れや入金時間について解説しました。
ファクタリング会社によっても入金までにどの程度時間がかかるのか、入金時間も異なるため、できるだけ早く取引をしたい場合は会社選びからこだわるといいでしょう。
ファクタリング取引における審査をスムーズにすることも、入金時間を早めるポイントです。