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ファクタリングと貸借対照表の関係性とは?オフバランス化の利点と注意点

経営の改善に活用できるオフバランス化。
ファクタリングで貸借対照表をオフバランス化することでさまざまなメリットがあります。しかし、オフバランス化で企業にどんなメリットがあるか気になる方や疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ファクタリングと貸借対照表の関係性やオフバランス化の利点、注意点を解説します。
将来的に金融機関や投資家から多額の資金調達を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

銀行融資の審査で欠かせない貸借対照表とは?

貸借対照表とは、企業の資産状況を示している表のことで、決算の際に作成する書類の一つです。
企業は、決算の際に財務三表と呼ばれる重要な書類を作成します。
財務三表は「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つの決算報告書です。
その中でも銀行融資の審査で欠かせない貸借対照表について解説します。

銀行融資を受ける際に確認される貸借対照表の内容

貸借対照表の内容は、銀行融資を受ける際に確認されます。
貸借対照表は「資産」「負債」「純資産」で構成されており、銀行融資を受ける場合、貸借対照表の自己資本比率と現金比率を見て判断しています。

• 自己資本比率の評価:自己資本比率が高いほど企業の評価も高い
• 現金比率の評価:現金比率が高いほど評価も高い

自己資本比率は【自己資本比率=自己資本÷総資本×100】、現金比率は【現金比率=現金や預金÷流動負債×100】で算出可能です。
さらに、銀行融資を受ける際は借入金の多さも見られます。
その場合債務償還年数で確認することが多く、債務償還年数が長くなると借り過ぎているため、銀行の評価は下がります。
したがって、債務償還年数は短いほうが銀行からの評価が良くなるのです。
債務償還年数の計算式は、【債務償還年数(年)= 有利子負債 ÷(経常利益+減価償却費-法人税等)】となります。

貸借対照表の見栄えは銀行融資の増枠に関わる

貸借対照表の見栄えを整えることで、融資が増枠になることがあります。
銀行以外の借り入れをできるだけ少なくして、借入金を減らした方が銀行融資の際に評価が良くなります。
借り入れからファクタリングに変更して貸借対照表の見栄えを良くしましょう。

ファクタリングを利用すれば貸借対照表をオフバランス化できる

オフバランス化とは、貸借対照表から資産や取引などを切り離すことで、資産効率が改善できると期待されています。
具体的には、オフバランス化をすることで収益をあらわす総資産利益率(ROA)が改善できます。
総資産利益率(ROA)は、【総資産利益率(ROA)=当期純利益率÷総資産】で算出可能です。
ROA(総資産利益率)は、経営をどれだけ効果的に出来ているかを表す指標で、数値が高いほど経営状態は良好といえます。
ROA(総資産利益率)を上昇させるためには、資産を少なくすることが大切です。
ファクタリングでオフバランス化すると、資産が減らせるため、ROA(総資産利益率)が上昇します。
ここでは、銀行融資で100万円借入れた場合と、売掛金100万円を10%の手数料でファクタリングした場合の貸借対照表をそれぞれ見てみましょう。

借り入れをおこなった場合の貸借対照表

100万円の融資を受けた場合、現金と借入金がそれぞれ100万円増え、下記のようになります。

【借り入れで100万資金調達した際の貸借対照表】

借方
• 現金500万円
• 売掛金100万円
• 合計600万円

貸方
• 借入金200万円
• 資本金400万円(利益100万円)
• 合計600万円

借方と貸方の合計は600万円と増えています。
したがって、総資産利益率(ROA)16.6%=利益100万円/総資産額600万円×100(%)となります。

ファクタリングをおこなった場合の貸借対照表

売掛金100万円を10%の手数料でファクタリングした場合は、手数料が10万円になり90万円が利益になります。
計算すると以下のような貸借対照表になります。

【売掛金100万円を10%の手数料でファクタリングした場合の貸借対照表】

借方
• 現金490万円
• 合計490万円

貸方
• 借入金100万円
• 資本金390万円(利益100万円)
• 合計490万円

利益が90万円になり、合計は490万円となります。
したがって、総資産利益率(ROA)18.3%=利益90万円/総資産額490万円×100(%)となります。
100万円を資金調達した場合、ファクタリングと銀行の借り入れではファクタリングのほうが総資産利益率(ROA)が高くなるため、企業価値が高くなるのです。

ファクタリングで貸借対照表をオフバランス化する2つの利点

ファクタリングで貸借対照表をオフバランス化することで、以下のようなメリットがあります。

• 自己資本比率を高められる
• 経営状態の良好さアピールできる

ファクタリングによるオフバランス化には、前述した総資産利益率(ROA)を改善できる点以外にも上記のような利点があります。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

自己資本比率を高められる

ファクタリングによるオフバランス化では、自己資本比率を高めることが可能です。
自己資本比率とは、会社経営する場合の安定性を示す数値で、数値が高いほど経営が安定していることを表します。
反対に、自己資本比率が低いと経営が不安定と判断されてしまうのです。
返済不要の自己資本が総資本より高ければ自己資本比率も高くなります。
ファクタリングは借入ではないため、総資本に影響がありません。
さらに、ファクタリングで調達したお金を借入金の返済に充てると資産と負債を減らせるため、自己資本比率を高めることが可能です。

経営状態の良好さをアピールできる

オフバランス化によって貸借対照表をスリム化すれば、良好な経営状態のアピールにもつながります。
経営状態が良好に見えることで、銀行からの融資を受けやすくなることや金利が優遇されること、顧客の獲得など受けるメリットが多いといえるでしょう。
オフバランス化で総資産利益率(ROA)や自己資本比率など銀行が確認している事項が改善していれば、信頼できる企業として判断されます。
さらに、投資家からの支援やベンチャーからの支援など銀行融資以外からも信頼を得られるはずです。
経営状態の良好さをアピールできれば、銀行の融資や投資からの支援が期待でき、事業拡大や新規事業の立ち上げ時に必要な資金調達が有利になるでしょう。

ファクタリングで貸借対照表をオフバランス化する3つの注意点

ファクタリングによる貸借対照表のオフバランス化には多くの利点がありますが、下記のような注意点も存在します。

• 手数料がかかる
• 売掛先の信用度によっては利用できない
• 存しすぎると資金繰りが悪化する

それでは、ひとつずつ解説します。

手数料がかかる

ファクタリングには金利がありませんが、代わりに手数料が発生します。
手数料が高いと総資産利益率(ROA)や自己資本比率が下がる場合もあるため注意しましょう。
ファクタリングの手数料は各業者によって異なります。
2社間ファクタリングの場合は10〜20%、3社間ファクタリングの場合は2〜9%が手数料の相場です。
ファクタリングを利用する際は、複数のファクタリング会社へ申し込み、相見積もりを取ったうえで適正な手数料を提示する業者と取引すべきです。
なお、ファクタリングで手数料が判明するのは審査後となります。
審査後の提示された条件に納得できなければ契約せず、ほかのファクタリング会社で売掛金を売却しても問題ありません。
ただし、同じ売掛金を複数のファクタリング会社へ売却するのは二重譲渡となり違法行為ですので注意しましょう。

売掛先の信用度によっては利用できない

ファクタリング審査は自社の経営状況に左右されにくい資金調達方法ですが、売掛先の信用度によっては利用できない場合があります。
売掛金を回収するファクタリング会社にとって、売掛先の倒産リスクは非常に重要な審査基準となります。
倒産リスクが低い大手企業や公的機関なら問題ありませんが、個人事業主であったり、社会的信用度が低い事業を営む法人だったりすると審査に落ちるでしょう。
ファクタリングを申し込む際には、倒産リスクが低く、信用度の高い売掛先を選ぶことがスムーズに資金調達するうえで大切です。

依存しすぎると資金繰りが悪化する

ファクタリングは売掛金の早期現金化が可能な便利なサービスである一方で、依存しすぎると資金繰りが悪化する恐れがあります。
金融機関の融資に比べて審査基準が緩く、素早い資金調達が可能なファクタリングですが、手数料が割高である欠点もあります。
手数料を差し引いた売掛金を現金化するため、本来受け取るはずの金額より少なくなってしまう仕組みです。
したがって、ファクタリングに依存しすぎると利益が徐々に少なくなり、最終的には経営を圧迫する可能性があります。
短期的な資金調達に向いているファクタリングは、利用するタイミングや頻度に注意すべきサービスです。

ファクタリングで貸借対照表をオフバランス化しよう

この記事では、ファクタリングと貸借対照表の関係性やオフバランス化の利点を解説しました。
ファクタリングによって貸借対照表をオフバランス化すると、経営状態が良好に見えることで、金融機関や投資家から得る評価が上がりやすくなります。
将来、金融機関から資金調達を考えている場合でも、ファクタリングなら負債が増えないため悪影響を及ぼしません。
ファクタリング会社によっては、大型取引にも対応しているため、多額の資金調達も可能です。
ファクタリング会社を選ぶ際には、手数料や入金スピード、買取限度額などを比較してみてください。
株式会社ソレイユでは、オンライン完結型のファクタリングを取り扱っています。
手数料は1〜15%と低く、30分での現金化も可能です。
始めてファクタリングを利用する方や他社からの乗り換えを検討している方は、お気軽にお問い合わせください。

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