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P型ファクタリングとは?取引先の支払不能リスクに備えたサービスを紹介

日本の景気は年々悪化しており、雇用されている人の7割が働く中小企業への物価高による賃上げの要求が高まっています。
しかし、円安などによる原材料高に対して価格転換ができず、コロナ禍のゼロゼロ融資の返済がスタートするという「三重苦」の状態にはまっている中小企業が大半です。
その結果として、倒産件数も軒並み増加しています。
このような時に注意しなければならない一つが連鎖倒産です。
連鎖倒産を防ぐ備えにP型ファクタリング(ポートフォリオファクタリング)があります。
この記事では、万が一の取引先の倒産に備えられる商品であるP型ファクタリングを解説します。

連鎖倒産とは

連鎖倒産は、ある企業の倒産が発端となりその倒産企業の取引先企業も連鎖的に発生する倒産をいいます。
大企業など業界内で影響力の強い企業の倒産によって連鎖倒産が発生するケースが多くなっています。
場合によっては、全国規模で発生した連鎖倒産もあるほどです。
親会社が倒産して、親会社の資金力に依存していたグループ会社が倒産するケースが一般的な連鎖倒産です。
複数の下請け企業を抱える会社が倒産して、払われるはずだった建設代金や材料費が不良債権化したために下請け企業や取引先企業が倒産してしまった、というケースもあります。

連鎖倒産が起こる仕組み

連鎖倒産が起こる仕組みは、以下のようになっています。

1. 取引のほぼ全てを依存していたA社が突然倒産する
2. 支払を受けていなかったお金(売掛金)が回収できない
3. A社以外の取引先がほぼ無い為、目先の売り上げが無い
4. 買い掛け金や給与などの支払が回らなくなる

主要な取引先が突然倒産することから、連鎖倒産が始まります。
事前に倒産を予知していた場合には、現金商売への切り替えや取引先を増やしておくなどの対策ができます。
しかし、連鎖倒産をしてしまう多くの企業は事前の予知ができておらず、対策ができていないないしは不十分なのが実態です。

取引先が少ないのは要注意

取引先が1社だけという会社は危険です。
現在の厳しい経済状況では、大企業や上場企業ですら倒産リスクはあります。
そのため、絶対倒産しない取引先というものはありません。
また、取引先が少ない場合にはその取引先が倒産以外の理由でも取引をやめてしまうリスクもあります。
技術の変化や競争環境の変化などによって取引先やその先の顧客のニーズは常に変わります。
取引先をいくつか持っていれば、仮に一つの取引がなくなっても他の取引先でその分の利益を補うことが可能です。

不景気では安全第一

不景気では先を見通すことが難しくなります。
そのため、不景気における経営は予期せぬ事態が発生しても対処できるよう「安全第一」の姿勢が必要です。
景気が良くても予期せぬ事態が発生する場合はあります。
しかし、景気が良ければ資金調達がやりやすく経済が活発などで新しいビジネスや取引先を探す難度が低くなります。
一方で、不景気の中ではまず資金調達が難しいでしょう。
そのため、新しいビジネスなどをやろうにも先立つものがないため、先に進まない事態になりやすくなります。
それに加えて、経済が活発ではない時には消費が冷え込むため新しいビジネスや取引先を探す難度が高くなってしまいます。

リスク分散と取引先管理

事業において取引先やお客様を多く持っておくことは、取引先やお客様を失うということへのリスク分散になります。
その点で、BtoBの事業者相手の事業よりBtoCの消費者を相手にしている事業の方がお客様がゼロになるリスクヘッジが可能です。
BtoBの事業は1回の取引量や取引額が大きくなり、かつ取引先が安定して続くメリットがあります。
一方で、事業規模が小さい企業などは取引量の大きさなどから複数の事業者と取引できるだけのキャパがない場合なども発生し、取引企業を限定することが多くなります。
取引先との取引量が大きい場合には、取引先の経営状態が自社に与える影響が強くなるため「取引先管理」が必要です。
一般的には、取引先の経営状況や財務状況を財務諸表から確認して、販売量の設定や売掛金の支払サイトを調整し、未払い発生などのリスクコントロールをしていきます。

リスクコントロールは難しい

取引先管理の実行は、簡単ではありません。
取引先管理において取引先の経営状況や財務状況の確認は可能です。
財務諸表を毎年確認しておけば売上や利益の変化が把握できます。
取引先に商品やサービスを届ける際に事務所やそこで働く従業員の様子から直接目で見て変化や発見があります。
たとえば、「営業所の清掃が行き届かなくなった」「商品在庫がいつまでも残っている」などは目で見れる危険シグナルといえるでしょう。
さらに、自社の取引状況や社長の様子というのも同様に重要なシグナルです。
ただし、取引先として長く付き合いがある場合や元請けと下請けのように仕事をもらっているといった中でのパワーバランスが実際には取引先には生じます。
取引先の心象を害した結果、取引自体を失う危険もあります。
また、取引先が苦しい時に自社だけ手をひくような行動が気がひけてしまうといった心情もあるはずです。
そのため、必要性がわかっていながらリスクコントロールの決断が先延ばしにされる、実施しない決断に変わってしまうケースもあります。

P型ファクタリングとは?

わかっていながら実行が難しい取引先管理ですが、そこに対応できるのがP型ファクタリングです。
P型ファクタリングとは、ポートフォリオ型ファクタリング=販売先信用保証とも言います。
P型ファクタリングは、取引先の倒産によって発生する損害を保証するサービスです。
そのため、取引先管理におけるリスク回避が可能となります。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、もともと英語では書類を運ぶためのケースを意味して、意味合いが類似したものの全体やその全体像の意味を持ちます。
また、金融業界におけるポートフォリオは、複数ある資産(現金・預金・株式・債権・不動産など)の組み合わせを言います。
そして、単なる組み合わせという意味に加えて、資産や投資方法を分散させるリスクヘッジの意味合いがあるのです。

P型ファクタリングの特徴

P型ファクタリングは、一般的な債権買取スキームのファクタリングではなく、保証サービスになります。
P型ファクタリングの保証対象は、取引先の売掛債権の支払いになります。
そのため、取引先が倒産などによって支払いが不能になった場合に、回収できなくなった売掛債権の保証を受けることが可能です。
ただし、取引先毎に保証限度額の設定がなされているのが一般的です。

P型ファクタリングのメリットと留意点

一般的な買取型のファクタリングと異なり、P型ファクタリングは保証型のファクタリングです。
買取型が現在資金を必要とするニーズを満たすのに対して、保証型は将来発生する可能性があるリスクに対応したいニーズを満たしています。
そのため、メリットや留意点も買取型のファクタリングと異なってきます。
それでは、P型ファクタリングを利用するメリットと留意点を見ていきましょう。

P型ファクタリングのメリット

P型ファクタリングのメリットは、主に下記の3つです。

1. 連鎖倒産などの最悪の事態を避けられる
2. 取引先の与信管理が強化できる
3. 取引先には分からない

保証は保険に似ており、発生してほしくないが発生する可能性がある事態が発生した場合に、その影響範囲を想定範囲に収めてくれる効果が得られます。
P型ファクタリングは、ファクタリング会社の取引先審査に基づいて利用可否や与信限度額が決まる仕組みです。
そのため、自社の取引先企業について客観的な与信を受けられる点で取引先の与信管理が強化できます。
利用しても取引先には知られない点もP型ファクタリングを利用するメリットの一つです。
取引先との関係を崩さずに、売掛金の支払不能リスクへ保証をかけられます。

P型ファクタリングの留意点

一方で、P型ファクタリングを利用する際は、以下のような留意すべき点もあります。

1. 保証料は帰ってこない
2. 審査が必要で、保証限度額がある
3. 取扱事業者が少ない

P型ファクタリングには保証料の支払が必要です。
保険料金は保険期間中に保険料の支払い事項がなく終了する場合に、保険料金の一部が還付される保険もあります。
しかし、P型ファクタリングでは契約期間終了後に保証金の還付は原則ありません。
P型ファクタリングの利用には、取引先に対する審査が必要です。
審査の結果で、利用ができない取引先も発生してきます。
また、取引先審査によって保証限度額が決まる仕組みです。
そのため、取引先の未払が発生してもその損失全額がカバーされるのではなく、保証限度額の範囲で保証が受けられます。
P型ファクタリングを取り扱っているのは、銀行などの金融機関がサービス提供をしているため、買取ファクタリングのようには事業者が多くありません。
したがって、個別保証は対応していない点や信用度が低い取引先ではそもそも取引できない点や取引金額が一定額以上などが求められるなど利用が難しい点があります。

P型ファクタリングで売掛金の未回収リスクに備えよう

この記事では、景気が悪化している状況下で連鎖倒産など取引先の売掛債権が未回収になるリスクに対応できるP型ファクタリングを解説しました。
P型ファクタリングでは、売掛先の支払不能リスクに対して保証をかけられるため、連鎖倒産を防ぐことが可能です。
ただし、P型ファクタリングを取り扱っている業者は少ないため、利用する際はP型ファクタリングを提供しているか確認しましょう。
株式会社ソレイユでは、買取ファクタリングを提供しており、最短30分・手数料1%で利用できます。
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