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ファクタリングとは?廻し手形との違いをわかりやすく比較しながら徹底解説

廻し手形は取引の決済に使われる方法です。
廻し手形はメリットのある方法である反面、デメリットの多い方法でもあります。この記事では廻し手形とファクタリングについてそれぞれ説明し、2つの方法を比較しながら違いについても言及します。
廻し手形やファクタリングのメリット、違いなどについてわかりやすく解説しますので、方法ごとの問題点の把握や使い分けなどに悩んでいる方・会社はぜひ参考にしてください。

ファクタリングとは?債権資金化サービスの基本

2つのサービスの違いを理解するためには基本的なポイントをおさえておくことが重要です。まずはファクタリングの内容やタイプ、メリット、デメリットなどをわかりやすく説明して行きます。

ファクタリングとは

ファクタリングとは「売掛金などの債権を譲渡・売却によりお金に換えるサービスのこと」です。わかりやすく言うと、債権の売買です。
物を売ると手元に売却金が入ります。ファクタリングも基本は同じで、資産である債権を売買することで売却金を受け取るという仕組みになっています。

ファクタリングの特徴

ファクタリングの特徴は「売掛金などを早期に資金化できる」ところです。
取引で生じた債権は基本的に支払い日がくるまで払ってもらえません。2023年の12月末日が債権の支払い日であれば、どれだけお金が必要でも取引先から回収できるのは12月末日です。
債権の資金化サービスを使えば、支払い日を待つ必要はありません。サービスの提供会社に申し込んで売掛金などを譲渡・売却すれば、支払い日前の早期にお金を受け取ることが可能です。早期に資金化することで資金調達や資金繰りに役立てることが可能です。

ファクタリングのタイプ・契約種類

ファクタリングには2つのタイプと2つの種類があります。
ファクタリングの2つのタイプは次の通りです。

・買取型ファクタリング
・保証型ファクタリング

買取型とは売掛金などを譲渡・売却することで早期資金化できるタイプのサービスです。資金調達によく使われるサービスでもあります。
保証型とは売掛金などを回収できないときに保証金が支払われるタイプのサービスです。取引のリスク対策によく使われるタイプになります。

・2社間の契約
・3社間の契約

売掛金などの早期資金化サービスには「2社間」と「3社間」の2つの契約種類があります。
2社間の契約はサービスの提供会社と申込者である会社や個人事業主が2社で手続きを進める種類です。2社間の契約はスピードに優れており、取引先に知られず売掛金などを早期資金化できるという強みがあります。
3社間の契約はサービスの提供会社と申込者、取引先の3社で手続きを進める種類です。取引先には知られてしまいますが、手数料の相場が安いという強みがあります。

ファクタリングのメリットとデメリット

ファクタリングによる売掛金などの譲渡・売却にはメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットはそれぞれ次の通りです。

【メリット】
・早ければ最短即日で資金調達できる
・調達した資金の使途は自由である
・利用の際に保証人や担保は不要である
・利用しても負債にならない
・取引先に知られず資金調達できる(2社間契約の場合)
・売掛金などを回収できないときのリスクは会社側が負う

【デメリット】
・売買対象になる債権がないと利用できない
・手数料などのコストがかかる
・利用条件や審査により使えないことがある

ファクタリングの使い方

ファクタリングを利用する際は、まずはサービスの提供会社を選びます。会社によって手数料や申し込みの条件が異なりますので、ニーズに合った会社を選んでください。
会社選びをした後のサービス利用は次の通りです。

1.選んだサービスの利用会社に申し込む
2.会社側が審査を実施する
3.審査結果と買取の条件が提示される
4.会社と契約を結ぶ
5.資金化の実施と入金

2社間と3社間の場合は手続きに関与する当事者が変わってきます。ただ、基本的な使い方や流れは同じです。

どのようなシーンで使われるのか

ファクタリングは急いで資金調達したいシーンや、取引の安全対策をしたいシーンなどでよく使われています。この他に、資金繰りを改善したいシーンなどで活用されることも少なくありません。

ファクタリングと融資やローンとの違い

銀行などの金融機関の融資・ローンとファクタリングの違いは「負債になるか」「サービスの性質」です。
融資・ローンはお金の借り入れです。借りたお金は負債になり、長期かつ計画的に返済しなければいけません。債権の現金化は売買です。資金化により受け取ったお金は売却金なので負債にはなりません。
また、融資・ローンの性質はお金の貸し借りですが、ファクタリングは売買です。サービスの性質も違っています。

廻し手形とは?取引に使われる決済方法の基本

次に廻し手形についてわかりやすく説明します。特徴やメリット、デメリット、使い方など、基本的なポイントはどうなっているのでしょうか。

廻し手形とは

廻し手形とは決済の一種です。
取引先から廻ってきた手形に裏書をして取引の決済に使う(別の取引先に廻す)手形・方法を廻し手形と言います。

廻し手形の特徴

特徴は「〇〇手形」という名前の手形の中でも「取引先から取引先へ廻すタイプ」という点です。
裏書をして廻すため「廻し」と呼ばれると考えればわかりやすいのではないでしょうか。

廻し手形のメリットとデメリット

この方法にはメリットとデメリットがあります。
利用時のメリットとデメリットは次の通りです。

【メリット】
・額面をそのまま決済に使える
・裏書をするだけで使えるので特別な手続きは不要である

【デメリット】
・使うためには取引先の承諾が必要である
・額面金額を分けて決済に使うことはできない(30万円を10万円と20万円などに分割不可)
・不渡りの際はリスクを負わなければならない
・取引自体が縮小傾向である(将来性に乏しい)

ファクタリングの場合は、債権を回収できないときのリスクはサービスを提供する会社側が負うことになっていました。サービスの申込者に「買い戻せ」などの責任追及はありません。
廻し手形が不渡りになった場合は、決済に使った側がリスクを負わなければいけません。したがって「買い戻せ」と責任追及される可能性があります。
デメリットとして把握しておきたいポイントです。

廻し手形の使い方

廻し手形の使い方はいたってシンプルです。裏書をして取引先に廻すだけです。
ただ、注意しなければならないのは、廻し手形で決済するためには取引先の承諾が必要になるという点になります。決済の資金回収にも時間がかかります。そのため、取引先は長期間お金を回収できない状態になってしまうのです。
取引先から「長期間お金を回収できないのは困る」「控えて欲しい」と言われた場合には基本的に使えません。

決済が使われるシーン

決済に使われるのは、一般的な取引の決済シーンです。
たとえば、事業に必要な文具をまとめて購入したいとします。取引先に決済方法を打診したところ、「問題ない」との回答でした。文具の取引代金として廻し手形を渡しました。このように通常の取引において使われています。

廻し手形と手形割引の違い

廻し手形は裏書をして取引先との決済に使う言葉です。裏書した手形という意味で使われることもあります。
手形割引は期日前の手形を現金化するサービスのことです。金融機関やサービスの提供会社に申し込み、対象を換金するのが手形割引になります。
意味と内容が違っています。

ファクタリングと廻し手形の違いを比較して説明

ファクタリングと廻し手形はそれぞれ会社や取引でよく使われますが、2つのサービスには明確な違いがあります。
2つのサービスの違いは8つです。

対象になる債権に違いがある

ファクタリングは手元にある債権を使った資金調達の方法です。売掛金などをサービスの提供会社に譲渡・売却することで換金するのがファクタリングになります。対象になるのは「売掛金などの債権」です。
廻し手形は裏書をして取引先に廻すことを意味するので、対象になるのは「手形」になります。

資金を確保するまでの早さが違う

ファクタリングと手形では資金を確保するまでのスピードが異なります。一般的にファクタリングの方が迅速に資金を確保できます。
売掛金などをサービスで換金する場合、最短即日で現金化可能です。手形の場合は振り出しの際も、回収の際も手間と時間がかかります。ファクタリングほど迅速に資金を確保することはできません。

審査の基準が異なっている

ファクタリングは債権の売買なので、審査の際は取引先や契約内容を重点的にチェックされます。赤字や債務超過、税金の滞納などがあっても使える方法です。
手形の場合は赤字や債務超過、税金の滞納などがあると審査落ちの可能性があります。

利用時のリスクも違っている

廻し手形を使った決済では、取引先から「現金で支払う能力がないのか」と信用力を疑われるリスクがあります。今後の取引に影響する可能性もあります。
2社間契約のファクタリングは取引先に知られることなく利用可能です。ファクタリングを使ったからといって取引先に不安感を抱かせることはありません。今後の取引にも影響しないと言えます。

買い戻しのリスクも異なっている

ファクタリングは利用時に「債権を回収できないときに買い戻せ」と言われることはありません。売掛金などの現金化では償還請求権のない契約が基本です。
廻し手形が不渡りになったときは責任を取って買い戻さなければいけません。

手数料などのコスト面で違っている

廻し手形は裏書をしてそのまま廻すため、額面通りの金額を使えます。額面が100万円であれば100万円として使えるのが基本です。
ファクタリングは100万円の額面の売掛金でも、手数料などのコストが発生するため額面通りとはいきません。100万円の現金化であれば手数料などが差し引かれ、額面よりも小さな金額になります。

分割譲渡できるかどうかも違う

廻し手形は分割して使えません。額面が100万円であれば20万円と80万円など金額をわけて使うことはできないのです。
ファクタリングの場合は債権を分けて資金化できるケースがあります。分割という点でより柔軟に使えるのはファクタリングだと言えるでしょう。

将来性にも違いがある

手形の取引は全体的に縮小傾向にあります。振り出すときのコストや、不渡りになったときのリスクなどが主な理由です。
売掛債権での取引は依然として多く、売掛金などを資金化するファクタリングは拡大傾向にあります。将来性も期待できます。

廻し手形はファクタリングと違い利用に注意が必要

どちらの方法にもメリットとデメリットがあります。したがって、利用時にはメリットやデメリットを含めて考え、使う必要があります。2つの方法の違いについても注意してください。
柔軟に使いたいならファクタリングを活用し、債権の資金化が向かないなら別の方法を使うなど、ケースに合わせて検討することが重要です。

ファクタリングと廻し手形の活用シーンを比較

手形取引は縮小傾向にあります。基本的には売掛金での取引が増えてくることから、セットでファクタリングを使ってはいかがでしょう。
どうしても手形が必要な場合は活用も検討する必要があります。決済時は「いざというときは買い戻しのリスクがある」と理解して使うことが重要です。
リスクや将来性も考えて、売掛金・ファクタリングに切り替えて行くことをおすすめします。

ファクタリングとは?廻し手形との違いをわかりやすく比較のまとめ

ファクタリングとは債権を早期に資金化する方法です。
廻し手形は裏書して取引先に廻すことを指します。2つの方法はよく事業・取引で活用されますが、内容やメリット、デメリットなどの点で違いがあるため注意が必要です。
債権の資金化には将来性があります。取引や決済の方法、資金繰りなどの悩んでいるなら、ファクタリングと売掛債権をセットで使う方法を検討してはいかがでしょう。売掛金を中心にすることで、いざというときは迅速に資金調達でき、事業の安定という面でもプラスになります。

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