ファクタリング会社を選ぶポイントとは?売掛金を高く売るコツも紹介!
資金調達をしたいが金融機関に融資を断られた、帳簿に借金をつけたくない、なるべく早急に現金を調達したいといった方が想像以上に多くいます。
こういった状況を打開したい場合、便利なのが売掛金の買取サービスであるファクタリングを利用した資金調達方法です。
2024年現在、利用者が増えてきたファクタリングですが、懸念点として非常に多くの会社が参入している点が挙げられます。
各社それぞれアピールポイントが異なり、自分に合ったファクタリング業者を選ぶこのはなかなか大変かもしれません。
この記事では、ファクタリング会社を選ぶポイントについて解説し、より有利な条件で売掛金を売るポイントについてもまとめました。
さらにファクタリング会社を選ぶ際に見落としがちな注意点についても紹介します。
これからファクタリングを利用してみようという事業者様だけでなく、現在ファクタリングを利用しているが自分に合っているのかわからない、という方もぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
それでは、ファクタリング会社を選ぶポイントから解説していきましょう。
目次
ファクタリング会社を選ぶポイントは?
ファクタリング会社を選ぶポイントは次の4点です。
1. 信頼できる会社か
2. 手数料の安さ
3. 換金スピード
4. 自社の分野が得意か
上記の点を押さえると適切なファクタリング会社が選べるでしょう。
ポイント1.信頼できる会社か?
ファクタリング会社を選ぶポイントで重要なのが信頼できる会社かどうかといった点です。
ファクタリング会社の信頼性については、創業年や運営企業の母体に注目するのがおすすめといえます。
創業年は、ファクタリングを長年している会社かどうかといった点です。
創業年が長くともファクタリング事業は最近始めた、という会社ではなく長年ファクタリング事業をおこなっている点を見るようにしましょう。
また、運営企業の母体に注目する点もポイントです。
ファクタリング事業は、注目の分野として多くの企業が参入しており、大手企業がファクタリング業の専門会社を立ち上げて参入するケースもあります。
そういった大手企業の関連会社が運営するファクタリングを利用するのも安全なファクタリング会社を選ぶポイントです。
ポイント2.手数料の安さ
ファクタリングを利用する場合は手数料に注目しましょう。
ファクタリングは、買取をおこなう反面、様々な手続きや買取金額の回収をした報酬として手数料が発生します。
手数料は会社によって異なりますが、次のような相場でおこなわれているのでチェックしておきましょう。
• 2社間ファクタリング手数料相場 15%~30%
• 3社間ファクタリング手数料相場 1%~10%
2社間ファクタリングは、売掛金を取引先から受け取ってから、その金額を全額ファクタリング会社に支払う方法です。
一方、3社間ファクタリングは、取引先が直接ファクタリング会社に売掛金を送金する方法です。
ファクタリング会社にとって、3社間ファクタリングの方が確実な回収が見込まれる点や手続きが容易な点から手数料は安めになっています。
ポイント3.換金スピード
ファクタリングの換金スピードも重視すべきポイントです。
もともとファクタリングのメリットは1ヶ月以上先に振り込まれる売掛金が迅速に受け取れる点です。
そのため、換金できるスピードは、速いほど好きなタイミングで資金調達できるようになります。
ただし、実際は3社間ファクタリングの場合、取引先との手続きもあるので数週間かかるケースも少なくありません。
より迅速に対応できるファクタリング会社を利用するのも重要ですが、スピードを重視するのであれば2社間ファクタリングを利用する手もあります。
2社間ファクタリングであれば、最も早い場合だと即日換金が可能です。
ポイント4.自社の分野が得意か
売掛金には様々なタイプがあります。
建設業の売掛金もあれば、製造業の売掛金もあるといった感じです。
それぞれの業界では、会計ルールこそ共通の部分が多いものの、商習慣で振込まれ方が決まっているケースも少なくありません。
ファクタリング会社がそう言った商習慣を理解していない場合、スムーズなファクタリングができない場合もあります。
そういった意味で、自社の分野におけるファクタリングにも実績があるか、得意かどうかもチェックできれば理想です。
医療介護を得意とする会社もある
上記のポイントに関連しますが、医療介護を得意とするファクタリング会社が存在します。
医療介護は、国の政策によって健康保険や介護保険によって運営されています。
医療介護 の場合、3社間ファクタリングを検討するには行政とのやり取りになるケースも少なくありません。
こういったケースも問題なくおこなうには、それなりのノウハウを持ったファクタリング会社を利用する必要があります。
実際に医療介護を得意とするファクタリング会社は、ホームページ上でも強調している場合も多いので、知っておきましょう。
ファクタリング会社を利用してより高く売掛金を売るには?
最適なファクタリング会社を選ぶことも重要ですが、より高く売掛金を売るのも資金調達で重要です。
そんな買取金額を高くするコツとして次の3点が挙げられます。
1. 地元のファクタリング会社を利用する
2. 3社間ファクタリングを利用する
3. 取引先が行政か大企業の売掛金を利用する
上記の点を押さえることで、より高額な買取が可能になります。
コツ1.地元のファクタリング会社
可能であれば地元のファクタリング会社を利用しましょう。
地元のファクタリング会社なら対応が迅速なだけでなく、担当者が出張する必要がないので少ない経費でファクタリングの手続きができます。
資金力が少なく高額買取ができないリスクもありますが、出張などの経費が少ない分、売掛金の買取価格は高くなる可能性があります。
コツ2.3社間ファクタリングを利用する
3社間ファクタリングを利用すれば確実に買取金額は高くなります。
ファクタリング会社からすれば、より確実に回収できる分安心して買取できるので、高価買取が期待できます。
取引先の信用が低下するリスクや時間がかかるリスクがあるものの、買取金額を重視するのであれば、3社間ファクタリングは条件として押さえておきたいポイントといえるでしょう。
コツ3. 取引先が行政か大企業の売掛金を利用する
売掛金の取引先も重要です。
なるべく大企業か行政のものを選ぶようにしましょう。
理由として、ファクタリング会社として安全に回収できる点が挙げられます。
ファクタリング会社もつぶれるかもしれない会社や聞いたことのない中小企業の売掛金よりも、安定している大企業の方が安心して回収できます。
そういった面から、ファクタリング会社は、売掛金の取引先もチェックしているので、なるべく有名企業や大企業、行政といった取引先の売掛金を利用するようにしましょう。
ファクタリング会社選びで見落としがちな注意点
ファクタリング会社選びは、意外な点で見落とす場合があります。
最後に会社選びの注意喚起という意味で次の3点を紹介しましょう。
1. 償還請求権の有無
2. 自社に合ったタイプか
3. 会社の評判
それでは、各注意点を見てみましょう。
注意点1.償還請求権の有無の確認忘れ
償還請求権とは、簡単にいえばファクタリング会社が売掛金が回収できなかった場合に発生する権利です。
つまり、回収できなかった売掛金をファクタリング会社がファクタリング利用者へ請求できる権利です。
償還請求権がある取引の場合、取引先からの支払いが滞った際にファクタリングの利用者が代わりに売掛金の支払いを請求されるケースがあります。
基本的に日本国内の取引では償還請求権なし(ノンリコース)が多いのですが、まれにそうでない取引をファクタリング会社が要求してくる場合があるので注意です。
注意点2.自社に合ったタイプか?(買取型・保証型・一括など)
ファクタリングには2社間、3社間以外にも様々なタイプがあります。
まず、買取型(債権買取型)は通常のファクタリングで売掛金を売る方法です。
次に保証型(回収保証型)は売掛金の金額を一部保証してもらえるサービスで、一般的にイメージされるファクタリングとは異なった方法です。
保証型のファクタリングは、保険的な目的で利用される手法です。
一括ファクタリング(一括)は、3社間での取引で支払手形の代わりとして利用されています。
取引先も前倒しで支払ってくれるファクタリングで意味がないように思われますが、印紙税が軽減できるメリットがあります。
自分の会社はどのファクタリングが向いているかチェックしましょう。
注意点3.評判
最後に評判を見ましょう。
ある程度、実績のあるファクタリング会社の場合は、新しい会社でも評判がネット上で出ています。
まとめサイトのようなものではなく、Twitterや評判サイトなどを駆使して確認するのがおすすめです。
たとえば、何となく聞いたことのある名前だから、使ってみようと思って評判をみてみたら、実は換金スピードが遅かったといったケースがあります。
また、評判をみずに自分たちの判断だけで実績のあるファクタリング会社だから問題ないと思ったら、利用して丁寧だったものの手数料もそれなりに高かったといったケースです。
評判は、特に重要なファクターであり、ファクタリング会社のサービス内容以外にも収集しておきたい情報です。
ファクタリング会社を適切に選んで円滑な企業経営を
この記事では、ファクタリング会社を選ぶポイントについて解説し、より有利な条件で売掛金を売るポイントを解説しました。
ファクタリングは売掛金(売掛債権)を買い取ってもらい、入金期日よりも早く現金を手にする有効な資金調達方法です。
資金繰りに困っている企業にとっては、便利な方法といえるでしょう。
より早く現金を手にしたい場合に2社間ファクタリングを利用したり、手数料を節約するために3社間ファクタリングを利用したりといった方法を選択して有益に活用するのがおすすめです。
株式会社ソレイユは最短30分での資金調達が可能なファクタリング会社です。
オンライン手続きを採用しており、10万円から売掛債権を売却でき、手数料も1%~と低水準となります。
ファクタリング利用を検討している方は、ぜひ一度お問合せください。