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ファクタリングと受取手形の違いとは?メリットやデメリットなどを解説

ファクタリングと受取手形は混同されがちです。受取手形とファクタリングは内容やメリット、デメリットなど異なるポイントがあります。
ファクタリングと受取手形では具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ファクタリングと受取手形の内容や違い、メリット、デメリットなどを分かりやすく解説します。

ファクタリングと受取手形は違う

ファクタリングと受取手形は混同されがちですが、まったく違ったものです。ファクタリングと受取手形の違いは、それぞれの内容を知ることで具体的に把握が可能です。まずは「ファクタリングと受取手形は別物である」という点を明確にしてください。
この記事ではまずファクタリングと受取手形の内容をそれぞれ説明します。それから、ファクタリングと受取手形を比較して、違いやメリット、デメリットなどを順番に説明して行きます。

ファクタリングと受取手形とは?

まずはファクタリ ングと受取手形についてそれぞれ説明します。

ファクタリングとは

ファクタリングとは債権を使った資金調達方法になります。
ファクタリング会社に売掛債権などを譲渡・売却することで現金を得るのが最大の特徴です。
ある会社が2023年9月末日に取引先から支払ってもらえる100万円の売掛債権を持っていました。売掛債権は9月末日が支払い日になっているため、支払い日が来るまで取引先に払ってもらうことはできません。この会社は資金調達の必要性が生じたため、100万円の売掛債権をファクタリング会社に譲渡・売却し現金を受け取りました。
このように、ファクタリング会社を通じて手持ち債権を現金化することがファクタリングになります。
ファクタリングには申込者とファクタリング会社が手続きする2社間ファクタリングと、申込者と取引先、ファクタリング会社が手続きする3社間ファクタリングという種類があります。種類に限らず、いずれも債権を使う資金調達方法になっています。

受取手形とは

受取手形とは取引の際に使われる現金代わりの支払い方法です。受取手形を受け取った会社は将来的に金融機関で手形に応じた支払いを受けることが可能になっています。将来の支払いを約束して現金の代わりに支払われる(支払いに使われる)のが受取手形だと言えるでしょう。
受取手形は支払いに使うことが可能なので、支払い期日が来る前に裏書をして別の取引の支払いに使うことも可能です。また、手数料を割引されることになりますが、支払い期日前に現金を受け取ることもできます。これが手形割引という方法 です。
受取手形は期日になったら支払いを受けられるという点などから、債権やファクタリングと混同されることや勘違いされることが少なくありません。

ファクタリングで債権が未回収のとき

ファクタリングの 特徴のひとつに「未回収時のリスクの所在」があります。
ファクタリングでは債権の譲渡・売却の後に債権が未回収になった場合は、リスクは基本的にファクタリング会社側が負うのが特徴です。
たとえば、100万円の売掛債権をファクタリング会社に売却・譲渡したとします。譲渡・売却が成立した時点で債権はファクタリング会社のものです。仮に債権を回収できなくなっても、譲渡を受けた側であるファクタリング会社がダメージを受けることになります。債権を手放した会社や個人事業主が売却・譲渡した債権のリスクを負うことは原則的にありません。

受取手形ではリスクは利用者が負う

受取手形が不渡り になってしまった場合は、受取手形の利用者が原則的にリスクを負うことになります。ファクタリングでは最終的に債権が回収不能になったときにリスクを負うのはファクタリング会社でしたが、受取手形では利用者側がリスクを負う点が特徴です。
たとえば、受取手形を支払い期日の前にお金に換えたとします。資金化した後に受取手形が不渡りになってしまいました。申込者は責任を追及され、受取手形の額面に利息を付して支払うことになります。

ファクタリングと受取手形の違いとは

ファクタリングと 受取手形は似ているところもありますが、内容を細かく見れば別物になります。ファクタリングと受取手形の違いについて、具体的に説明します。

資金化する対象が違う

ファクタリングと受取手形では資金化する対象が違っています。
手形割引で資金化できるのは受取手形です。対してファクタリングで資金化できるのは債権になります。
ファクタリングと受取手形では、資金化の対象が債権と受取手形であるという点が違っているのです。

現金化のスピードが違う

ファクタリングと受取手形を比較すると、手続き完了までのスピードは基本的にファクタリングの方に軍配が上がります。
ファクタリングの場合、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで手続きのスピードが違ってきます。よりスピーディに債権を現金化できる2社間ファクタリングであれば、最短即日で現金化が可能です。
受取手形の場合、手形割引業者であれば最短即日も可能ですが、金融機関の場合は基本的に1週間ほどの期間が必要です。また、受取手形の現金化は必要書類が多いケースも少なくないため、全般的にファクタリングより受取手形の現金化の方が手続き完了まで時間がかかります。

貸金業法の対象になるかが違う

ファクタリングは貸金業法の対象外です。受取手形は貸金業法の対象になります。
貸金業法の対象になっている受取手形の場合、取り扱い業者は貸金業法の登録が必要です。ファクタリングによる債権の譲渡・売却を行う場合は、特に登録の必要はありません。

審査が違っている

ファクタリングと受取 手形では、どちらも資金化の際に審査が必要になります。ただ、審査でチェックされるべきポイントが違っているのです。
ファクタリングの審査で主なチェックポイントになるのは取引先の信用力や債権の内容です。債権が未回収になるかどうかを判断するためには、債権を譲渡・売却しようとしている申込者ではなく、債権の取引先が重要だからです。そのため、申込者が経営難、赤字、債務超過などの状態でも基本的にファクタリングの利用は可能になっています。
受取手形の審査で重視されるのは、利用者と取引先両方の信用力です。受取手形は利用者がリスクを負うため、利用者の信用度も重視されます。

手数料なども違う

ファクタリン グと受取手形の資金化では手数料や金利なども違います。
ファクタリングでは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで手数料相場が異なります。一般的に2社間ファクタリングの手数料相場は10~30%ほどになっており、3社間ファクタリングでは1~9%ほどになっています。なお、ファクタリングでは手数料の上限は定められていません。
受取手形の資金化では、銀行などの金融機関の手数料は1~5%、手形割引業者の場合は5~20%が相場になっています。受取手形の場合は、金利の上限が20%になっています 。

リスクの所在が違う

ファクタリングと受取手形ではリスクの所在が違います。ファクタリングでは譲渡・売却後の債権の未回収はファクタリング会社側のリスクです。受取手形が不渡りになった場合は利用者のリスクになります 。
ファクタリングと受取手形では、原則的に誰がリスクを負うのかが違っているわけです。

取引先に知られるかが違う

ファクタリングと受取手形では譲渡・売却の際に取引先に知られるかどうかが違っています。
受取手形は基本的に取引先に知られることはありません。ファクタリングも、2社間ファクタリングで手続きを進めれば取引先に知られずに資金調達できます。
ファクタリングを3社間ファクタリングで進めた場合、債権の資金化に取引先が関わるのが特徴です。そのため、ファクタリングの中でも3社間ファクタリングを利用した場合は取引先に資金調達の事実を知られることになります。

ファクタリングのメリットとデメリットとは

ファクタリングと受 取手形のメリットやデメリットを知ると、より具体的な違いが見えてきます。まずはファクタリングのメリットとデメリットについて説明します。

リスク対策などファクタリングのメリット

ファクタリングには次のようなメリットがあります。

・債権をスピーディに現金化でき、資金調達完了まで早い
・債権の未回収リスクはファクタリング会社が負う
・ファクタリングは債権の譲渡や売却なので負債ではない
・ファクタリングは信用情報に影響を与えない
・ファクタリングには担保や保証人は必要ない
・ファクタリングでリスクのある債権や貸倒れのリスク対策ができる
・取引先の信用力が重視されるため、自身や自社が赤字、債務超過、経営不振などでも使える
・融資で審査落ちするケースでも使えることが多い

手数料などファクタリングのデメリット

ファクタリン グには次のようなデメリットがあります。

・資金調達が債権額の範囲に限られてしまう
・ファクタリングの利用に手数料がかかる
・債権譲渡登記が必要になることがある
・債権を所持していないと利用できない
・審査落ちなどの理由で使えないことがある

受取手形のメリットとデメリットとは

受取手形にもメリットとデメリットがあります。
受取手形のメリットとデメリットを、それぞれファクタリングと比較しながら説明します。

手数料負担が軽いなど受取手形のメリット

受取手形には次のようなメリットがあります。

・手数料負担が軽い
・支払い期日前に資金調達できる
・取引の支払いや資金化など柔軟に使える
・場合によっては審査に通りやすい

受取手形は2社間ファ クタリングと比較して手数料負担を抑えやすい方法です。ただし、3社間ファクタリングの場合は受取手形の資金化より手数料を抑えられるケースもあるため、あくまでケースバイケースだと言えるでしょう。
受取手形は支払い期日前に資金化することも可能です。ただ、これに関しては債権も支払い期日前にファクタリングで資金化できるため、受取手形だけのメリットとは言い切れません。債権も譲渡・売却、支払い期日まで待つなど柔軟に使えるため、柔軟性という点においてもファクタリングとメリットはそう変わらないと言えます。
なお、自身・自社や取引先の信用度によっては、ファクタリングより受取手形の審査の方が有利になる可能性があります。

不渡りリスクなど受取手形のデメリット

受取手形には次のよ うなデメリットがあります。

・手数料がかかる
・受取手形の資金化には審査がある
・不渡り時は利用者にリスクがある

受取手形の資金化には手数料がかかります。また、受取手形を資金化するためには審査も必要です。手数料がかかる点や審査がある点はファクタリングと変わりません。ただ、手数料相場や審査のポイントが異なるだけです。
受取手形で注意したい重要なデメリットはリスクの所在になります。ファクタリングでは債権を回収できないときのリスクはファクタリング会社が負いました。受取手形が不渡りになったときは利用者がリスクを負うところが難点です 。

ファクタリングと受取手形に共通するポイント

ファクタリングと 受取手形の違いを踏まえた上で、今度は共通点について見てみましょう。ファクタリングと受取手形には共通する良いところや注意点があります。

ファクタリングと受取手形に共通する良いところ

ファクタリングは資金調達に使用するものが債権、受取手形と違っています。しかしながら、債権と受取手形が手元にあれば、共に柔軟な資金調達が可能です。
また、ファクタリングと受取手形による資金調達は、一般的に金融機関の融資より迅速に資金調達できるという共通点があります。

ファクタリングと受取手形に共通する注意点

ファクタリングと受取手 形には手数料という共通する注意点があります。
支払い期日まで待てば満額受け取ることが可能です。債権や受取手形を資金化することで手数料分がマイナスになってしまうため、満額受け取ることはできなくなってしまいます。
本来受け取れる金額より減ってしまうところがファクタリングと受取手形の資金化の共通点です。

ファクタリングと受取手形を使い分けるポイント

ファクタリングと受取手形で迷っているなら、違いやメリット、デメリットなどを参考にした上で、次のようなポイントで使い分けしてはいかがでしょう。

・ファクタリングと受取手形、どちらが使いやすいか
・資金調達を急ぐときはファクタリングを使う
・債権が手元にあればファクタリングを使う
・手数料を節約したいときは利用するファクタリング会社や手形割引業者の手数料を比較して決める
・自身や自社がリスクを回避したいときやリスク対策として使いたいときは、ファクタリングを使う

目的や状況でファクタリングと受取手形を使い分けることがポイントです。

ファクタリングと受取手形の違いとは?メリットやデメリットなどのまとめ

ファクタリングと受取手形には似ているところもありますが、内容やメリットなどを比較してみると別物であることが分かるはずです。
ファクタリングと受取手形を使い分けるときは、状況や債権・受取手形の有無などに合わせて選択することがポイントです。それぞれの内容やメリットなども理解し、賢く柔軟に資金調達を成功させてください。

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