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買掛金を使うリバースファクタリングとは?ファクタリングとの違いも解説

ファクタリングは一般的に売掛金(売掛債権)を使います。しかし、中には買掛金を使ったファクタリングも存在します。買掛金を使ったリバースファクタリングは「売掛金がない」という場合にも利用できるファクタリングです。
買掛金を使ったファクタリングとはどのようなサービスなのでしょうか。ファクタリングの内容や売掛金を使ったファクタリングとの違い、メリットやデメリットなどを分かりやすく解説します。

買掛金を売却できるリバースファクタリングとは

リバースファクタリング とは買掛金を使ったファクタリングのことです。
一般的なファクタリングは売掛金を使います。しかし、リバースファクタリングは買掛金を使うため、「通常のファクタリングとは逆のサービス」という意味でリバースファクタリングと呼ばれています。
リバースファクタリングもファクタリングの一種です。ただ、通常のファクタリングとは仕組みが違っています。
通常のファクタリングは売掛金を持っている側(取引の際にお金を支払ってもらえる側、売る側)がファクタリング会社に申し込み、売掛金(売掛債権)を譲渡・売却します。対してリバースファクタリングは買掛金を持っている側(取引の際に支払いをしなければならない側、買う側)がサービスに申し込むという仕組みです。
通常のファクタリングでは売掛金の債権を譲渡・売却して資金を手に入れます。買掛金のリバースファクタリングでは、ファクタリング会社が取引先に立て替え払いをするという仕組みになっています。

ファクタリングとは?買掛金や売掛金の関係

リバースファクタリングのサービス内容を理解するためには売掛金と買掛金について理解を深める必要があります。
売掛金や買掛金、通常のファクタリングなど について簡単に説明します。

ファクタリングとは

ファクタリングとは一般的に売掛金の債権を使った債権の譲渡・売却のサービスです。売掛金の債権をファクタリング会社に譲渡・売却することで申し込み者(個人事業主やフリーランス、会社など)は柔軟に資金調達できます。
ファクタリングを理解する際は簡単な事例で考えると覚えやすくなります。

たとえば、ある個人事業主が50万円の売掛金債権を持っていました。この売掛債権は2023年8月31日が支払日になっています。個人事業主は事業資金に困っていたため、支払日前にお金が必要でした。
そこで個人事業主は支払日前にファクタリング会社に申し込み、売掛債権を譲渡・売却しました。結果、個人事業主は支払日前に売掛債権を使って資金調達できました。
これが一般的な売掛債権を使ったファクタリングです。

売掛債権のファクタリングには「支払日を待たずお金を入手できる」「リスクのある支払先の債権を早々に手放すことでリスク対策できる」「債権を使って柔軟に資金調達できる」などのメリットがあります。

売掛金とは

売掛金とは商品を売った側やサービスを提供した側が持っている「まだ支払ってもらっていないお金(お金を払ってもらえる権利)」のことです。
個人事業主が2023年8月1日に取引先へ50万円分の商品を納品しました。商品代金の支払いは8月末日になっています。商品を売った側である個人事業主が支払日である8月末まで持っている未払いの商品代金・50万円を払ってもらえる権利が売掛金です。

買掛金とは

買掛金とは商品を買う側やサービスを提供してもらった側にある「まだ払っていないお金(代金を支払う義務)」のことです。
個人事業主から取引先が2023年8月1日に50万円分の商品を納品してもらいました。商品代金の支払いは8月末日という取り決めです。商品を買った側である取引先は8月末日までの間、支払っていない商品代金があります。この支払っていない商品代金が買掛金です。

リバース ファクタリングでは買掛金を使う

一般的なファクタリングでは売った側のまだ払ってもらっていないお金(お金を払ってもらう権利)を使います。リバースファクタリングでは買った側の払っていないお金(お金を払う義務)を使います。

買掛金を利用するリバースファクタリングとは

リバースファクタリングのサービス内容や仕組み、流れについて順番に説明します。

リバースファクタリングとは

リバースファクタリングとは買掛金を使ったファクタリングサービスのことです。通常のファクタリングが売掛金を使うのに対して、リバースファクタリングは売掛金の逆の存在である買掛金を使います。そのため、リバース(逆)をつけて「リバースファクタリング」と呼ばれているわけです。

買掛金でリバースファクタリングする目的

買掛金でリ バースファクタリングすることで、買掛金の支払いをより柔軟に行えます。
リバースファクタリングを利用することで支払い期日を調整できるため、資金不足で困ってしまうときや、資金繰りをコントロールしたいときなどに使われます 。
また、売掛金が複数ある場合は管理が大変になってしまいます。複数の売掛金をリバースファクタリングで一本化することで、複数の売掛金を管理する必要がなくなり、支払いが分かりやすくなります。
支払いの一本化や資金繰りを柔軟に行うことがリバースファクタリング使用の目的です。

リバースファクタリングの仕組み

リバースファクタリング は商品やサービスを買った側が申し込みします。リバースファクタリング会社は申し込み者の買掛金にもとづいて取引先に立て替え払いしますので、その後に申し込み者がリバースファクタリング会社に支払うという仕組みです。

リバースファクタリングの流れ

リバースファクタリングは主に3つのステップ で行います。

・商品やサービスを購入した側がリバースファクタリング会社に申し込む
・リバースファクタリング会社が取引先に商品やサービスの代金を立て替え払いする
・申し込みをした側がリバースファクタリング会社に立て替え払い分を支払う

買掛金ファクタリングと売掛金ファクタリングの違い

売掛金を使った一般的なファクタリングと買掛金を使ったリバースファクタリングでは2つのポイントが違っています。
ファクタリングとリバースファクタリングの違いをポイントごとに説明します。

使うのは買掛金か売掛金か

一般的なファクタリングでは売掛金を使います。しかしリバースファクタリングでは、売掛金の逆の存在である買掛金を利用します。
ファクタリングとリバースファクタリングでは手続きに使うものが違っているわけです。

サービスを利用する人が違う

一般的なファクタリングは売掛金を持っている側(売る側)が利用します。申し込みも売掛金の債権を持っている側です。
リバースファクタリングは買掛金を持っている側(買う側、支払う側)が利用します。申し込みも買掛金を持っている側が行う点で違っています。

買掛金を使ったリバースファクタリングのメリット

買掛金を使ったリバースファクタリングには3つのメリット があります。

・リバースファクタリングの利用で資金繰りの調整が可能である
・複数の買掛金をリバースファクタリングでおまとめできる
・リバースファクタリングでより良い取引先と関係を築ける

買掛金ファクタリングで資金繰りを操作できる

リバースファクタリングには、買掛金を使って資金繰りを操作できるというメリットがあります。
リバースファクタリングでは買掛金のある会社や事業主ではなく、ファクタリング会社が取引先に立て替え払いしてくれます。リバースファクタリングによる立て替え払いを利用することで、支払う側は支払いサイト(猶予期間)を延ばせる点がメリットです。
計画的にリバースファクタリングを利用することで支払いサイトを操作し、それによって資金繰りを調整できるというメリットがあります。

買掛金ファクタリングで支払い先のおまとめができる

リバースファクタリングを使うことで買掛金のおまとめができます。
たとえば、ABCと3つの買掛金の支払い先があったとします。この状態だとAとB、Cそれぞれに支払いを行う必要があり、買掛金ごとに支払い額や期日を管理しなければいけません。
ABCそれぞれの買掛金をリバースファクタリングすれば、支払い先のおまとめが可能です。複数の買掛金をまとめて一本化することで、支払いごとの額や期日を管理しなくてもよくなり、管理に割く労力も不要になります。

リバースファクタリングでより良い取引先と仕事ができる

リバースファクタリングを有効活用することでより良い取引先と仕事ができるというメリットもあります。
支払いを受ける側、つまり売掛金を持っている側は「支払いが遅延したら困る」という気持ちがあります。さらに、会社や個人事業主によっては「早めに支払ってくれれば助かる」というニーズも持っていることがあるのです。
リバースファクタリングを利用することで取引先や取引をはじめようとする先は「支払いが遅延することはないだろう」と安心します。また、早めに支払いをして欲しい取引先や取引をはじめようとする先の中で「早めに買掛金を払って欲しい」と考える場合にはリバースファクタリングで対応可能です。
リバースファクタリングで買掛金の支払いを工夫することや、取引先を安心させることで、より良い取引先を見つけやすくなります。

買掛金を使ったリバースファクタリングのデメリット

買掛金を使ったリバースファクタリングには2つのデメリット があります。利用を検討する際はメリットだけでなくデメリットについてもよく考えて決める必要があります。

・電子記録債権(でんさい)の導入が必要である
・リバースファクタリングの会社が少ない

電子記録債権を導入しなければならない

リバースファクタリングを利用するためには「電子記録債権(でんさい) 」を導入しなければいけません。電子記録債権とは手形や印紙税などの事務管理や支払いの負担を軽減・効率化・一本化のために作られた新しい決済方法です。
ただ、こうした仕事上の負担を軽減するために電子記録債権が作られたものの、導入があまり進んでいないのが実情です。
リバースファクタリングを使う前提として、電子記録債権を利用できるようにしなければならないというデメリットがあります。

買掛金ファクタリングに対応している会社が少ない

売掛金を使った通常のファクタリングに対応している会社はたくさんありますが、買掛金を使ったリバースファクタリングに対応している会社はあまりありません。
多数の会社があれば手数料やサービス内容などを比較してより良い会社に申し込めますが、対応している会社が少ない場合は選択肢が限られるというデメリットがあります。

ファクタリングや買掛金の会計処理とは

会社の支払いには会計処理や仕訳がつきものです。ファクタリングと買掛金、売掛金の会計処理・仕訳は異なるため注意が必要になります。
買掛金の会計処理・仕訳とファクタリングの会計処理・仕訳について簡単に補足します 。

買掛金の仕訳や会計処理

基本的な買掛金の会計処理・仕訳は負債になります。これは買掛金が商品・サービスの支払いだからです。勘定科目に買掛金という項目があるので、この項目をそのまま使って会計処理・仕訳します。
対して売掛金は資産です。売掛金は商品・サービスを提供して得られる支払いだからです。勘定科目に売掛金という項目があるので、この項目を使って処理します。

ファクタリングの仕訳や会計処理

ファクタリングは売掛金や買掛金とは異なります。したがって、売掛金や買掛金とは異なった会計処理・仕訳が必要です。
たとえば売掛金を使った通常のファクタリングの場合、3つのステップで会計処理・仕訳を進めます。
まず商品やサービスが売れた段階で売掛金が発生します。このタイミングでは売掛金を通常に売掛金として会計処理・仕訳するという流れです。この後にファクタリングを利用したら、売掛金は未収金の項目に変化します。会社や個人事業主がお金を支払ってもらえる権利を持っているうちは売掛金ですが、その売掛金がファクタリング会社に移動したため未収金に変化するわけです。
ファクタリングによる売掛債権の売却・譲渡のお金が口座に振り込まれたら、未収金を口座内のお金として回収できたわけですから、売上債権売却損(普通預金売上債権売却損) として処理します。

買掛金を使うリバースファクタリングとはのまとめ

リバースファクタリングは通常のファクタリングと異なり買掛金を使います。買掛金を使うリバースファクタリングは資金繰りを柔軟にするなどのメリットがあります。
リバースファクタリングは通常のファクタリングとは違います。違いを理解した上で売掛金を使ったファクタリング、買掛金を使ったリバースファクタリング、どちらも柔軟な資金繰りに活かしてはいかがでしょう。

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