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病院もファクタリングを使える?医療債権を資金化する仕組みやデメリット

病院の診療報酬はすぐに現金を受け取れないという特徴があります。
そのため、「診療報酬だけは多いが資金状況は苦しい」という医療機関も少なくありません。
病院が資金調達・資金繰りに困ったときの対処法として「ファクタリング」があります。
ファクタリングとはどのような対処法なのでしょうか。
医療機関が診療報酬などを資金化する仕組みやメリット、デメリット、ファクタリングを積極的に活用したいケースなどを解説します。

ファクタリングは病院も使える!

ファクタリングは会社や個人事業主などがよく資金調達に使うことから、「一般企業向けのサービスである」という印象を持っている病院は少なくありません。
ファクタリングは病院や医療法人、クリニック 、診療所なども使えるサービスです。
この記事では病院が現金を調達する仕組みから現金化の対象になる債権など、順番に説明して行きます。
まずは「病院もファクタリングを使える」という点を明確にしておいてください。

病院が使える医療債権のファクタリングとは

ファクタリングとは債権を専門業者に譲渡・売却することにより早期に現金に換えるサービスです。
たとえば、A病院が患者を診察・治療した際の債権を多数持っていたとします。
これらの診療報酬などの債権を専門業者に譲り渡し(売却し)、代金を受け取るのがファクタリングです。
債権を譲渡・売却により早期に資金化するサービスは医療機関の資金繰りの改善から企業の資金調達まで、幅広い目的で使われています。

病院は診療報酬や資金の問題を抱えている

クリニック などが患者を治療すると「診療報酬」が発生します。
病院を受診したときの費用は患者が満額払うのではなく、加入している保険や年収、年齢によって定められた負担部分(原則は3割負担)を支払うことになっています 。
患者が負担する以外の費用は加入先の保険に請求するのが基本的な流れです。
病院側は患者の治療費について資料をまとめて国民健康保険や社会保険など、それぞれの患者が加入している保険の組合・団体に「このような治療を行いました」「したがって、診療報酬を払ってください」と請求します。

ただ、社会保険や国民健康保険に診療報酬を請求しても、すぐに治療費を受け取れるわけではありません。
保険側からお金が支払われるまで2カ月から3カ月かかってしまいます。
治療費(診療報酬)を満額受け取れるまで月単位の時間がかかってしまうことから、その間のクリニックや診療所などの資金繰りや財務状況が問題になります。

病院が使えるファクタリングの仕組みと手順

ファクタリングを使えば病院の診療報酬といった債権を早期に資金化できます。
まずは病院が診療報酬などの債権の譲渡・売却サービスを提供している専門業者に申し込みます。
申し込み後に専門業者が病院の持っている診療報酬などの債権を買い取って売買代金を支払う(資金化する)という仕組みになっています。
手続きの基本的な手順は次の通りです。

1.まずはサービスの提供業者を探す
2.複数のサービスの提供業者の中から申し込み先を選ぶ
3.サービスの提供業者に申し込む
4.病院が医療系の債権をサービス提供業者に譲渡・売却する旨を保険に連絡し承諾を受ける
5.サービスの提供業者と契約を結ぶ
6.医療系の債権を資金化する
7.病院が診療報酬を保険に請求する
8.サービスの提供業者が保険から支払いを受ける
9.サービスの提供業者が病院に対して差額の支払いを行う

ファクタリングで資金化できる病院の医療系債権の種類

ファクタリングで主に資金化できる病院・医療に関する債権は主に3種類です。

・診療報酬
・調剤報酬
・介護報酬

サービスを提供している業者によって「調剤報酬に特化」「診療債権専門」など売買の対象が異なることも多いため、病院・医療系の債権を譲渡・売却する際はそれぞれの業者の対応状況や買取の可否をしっかりチェックしておいてください。

種類①病院の診療報酬

診療報酬とは病院の治 療や検査など「診療」に対して支払われるお金・債権のことです。
患者Aが病気で病院を受診したとします。
患者Aは病院で医師の診察や処置を受けました。
このように診察や処置、検査などを受けたときに支払われるのが「診療報酬」です。

種類②薬局の調剤報酬

調剤報酬とは 薬局が「薬の提供や調剤など」を行うことにより支払われるお金・債権のことです。
患者Aは治療や処置を受けた後に保険調剤薬局で薬を受け取りました。
薬の受け取りの際は薬局のスタッフが飲み方などを分かりやすく説明してくれました。
このような薬に関する費用が調剤報酬です。

種類③施設などの介護報酬

介護報酬とは介 護に関するサービスに対して支払われるお金・債権のことです。
高齢のAが業者に生活の介助や身体の介護などのサービスを受けました。
このようなときに発生するのが介護サービスに対する代価である介護報酬です。

病院の債権をファクタリングで譲渡・売却するメリット

医療系の報酬をファクタ リングで換金することにはメリットがあります。
具体的なメリットは9つです。

病院は早く報酬を受け取れる

診療報酬を保険に請求しても、実際に支払われるのは請求から2カ月~3カ月後になります。
医療機関の請求と支払いの間には時間的なブランクがあるため、入金までの間にお金に困ることも少なくありません。
債権の資金化を利用すれば、保険の支払いよりも早く治療や処置の代金を回収できます。

医療系債権の管理負担を軽減できる

医療機関では治療や処置、検査など、次から次への債権が発生します。
すべてを保険に請求して支払いまで管理していると手間がかかります。早期に治療費などを回収できるサービスを使って迅速に換金すれば、管理の手間や負担を軽減可能です。

財務状況を改善できる

早期に支払いを受けられることにより、クリニックなどの財務状況を改善できるというメリットがあります。
医療機関は資金を回収するまでの期間が長いという特徴があります。
その間の支払いや融資の返済などが財務状況を返済するケースも少なくありません。
早期に資金調達することで支払いや負債の返済に対応でき、財務状況を改善できるわけです。

審査などの面で融資より使いやすいことが多い

ファクタリングは融資などを比較して審査面で使いやすいというメリットがあります。
融資の審査は「返済できるか」を重視するため、クリニックなどの負債が多い場合や直近で融資を受けていた場合、財務状況が苦しい場合、赤字が続いている場合などは審査落ちの可能性が高いと言えます。

対してファクタリングは債権の譲渡・売却なので、重点的にチェックされるのは支払い先などです。
クリニックなどの支払い先は信用度の高い先(国や保険など)なので、融資より審査パスしやすいというメリットがあります。

現金化した後の資金に厳しい制約がない

金融機関から融資 を受けるときやローンを借りるときは「このお金は何に使うのですか?」と尋ねられるのが基本です。
融資やローンなどの場合は借り入れの目的以外には使えないなど制約があることも基本になっています。
ファクタリングで調達した資金は原則的に使途自由です。
事業費や設備費など広い用途で使えるというメリットがあります。

病院の報酬は有利な条件で譲渡・売却できる

医療機関の診療報酬などの債権を支払うのは国・保険です。
したがって一般の企業のように「倒産して払えません」というリスクがありません。
サービスを提供する業者にとって医療機関は安心して契約できる先なのです。
リスクが低いことから、有利な条件で契約できることも少なくありません。

ファクタリングなら負債にならない

ファクタリングで債権を譲渡・売却しても医療機関の負債になりません。
あくまで「売買」だからです。診療所やクリニックは負債を増やすことなく資金調達できます。

資金繰りや資金調達を相談できる

ファクタリング会社には資金関係で困ったクリニックや診療所、会社などいろいろな組織・団体がサービスの申し込みや相談を行います。
債権の資金化を提供している業者は資金問題のプロだと言えるでしょう。
クリニックや診療所の資金繰りや財務状況で困ったことがあれば相談できるメリットや、プロからアドバイスを受けられるメリットがあります。

サービスを利用する際に特定の担保などを要求されない

ファクタリングを利用する際 に担保や保証人は不要です。医療機関のファクタリングも同じで、原則的に担保などを立てることなく資金調達できます。

病院の債権をファクタリングで譲渡・売却するデメリット

医療系の報酬をファ クタリングで換金することにはデメリットもあります。
デメリットは4つです。

本来受け取れるはずだった金額より減ってしまう

ファクタリングを使うとクリニックなどが本来受け取れるはずだった金額より減ってしまうというデメリットがあります。

たとえば、本来受け取れる金額が3万円だったとします。サービスにより早期に換金すると、買取率や手数料などの関係で3万円より少ない金額になってしまうのです。
サービスの契約をしたときの支払いの目安は金額の8割ほどになっています。
クリニックなどが保険に費用を請求しても絶対認められるという保証がないからです。
リスク対策として額面よりも低い額での買取になっているわけです 。

なお、残額については国民健康保険などから支払いがあった後に清算される仕組みになっていることが多いのですが、本来受け取れる金額より少なくなるという点は注意しておいた方が良いでしょう。

手数料などのコストもかかってしまう

ファクタリングを利用すると手数料などのコストがかかってしまいます。
コストによって受け取れるはずだった金額が目減りするため注意が必要です。
手数料などのコストは業者によって異なります。
申し込み前に各業者の手数料を比較してみると良いでしょう。

多用すると財務状況の悪化を招くことがある

クリニックなどが ファクタリングを利用すると、回収までに時間がかかるはずだったお金をスムーズに回収できるようになります。
ただ、多用してしまうと、資金化サービスの利用を前提とした資金計画を立てるようになってしまいます。
サービスの利用により受け取れるお金は本来の受け取り額より少なくなるのが原則です。

ファクタリングを前提に支払いや返済、設備購入などの計画を立てると赤字の拡大や財務状況の悪化を招くことがあるため、注意してください。

性質の悪い業者も勧誘やサービスの提供を行っている

ファクタリング会社の中にはヤミ金や悪徳なサービスを行っているなど性質の悪い業者も紛れています。
手数料が異様に高額な業者や無理に契約を迫る業者、契約内容に不信感のある業者、言っていることが二転三転するような業者、審査なしで使えるなど甘い言葉で勧誘する業者などは避けた方が無難です。

悪徳業者やヤミ金は自社の情報を明確にしない傾向にあります。
ホームページに手数料や業者情報などをあまり載せていないファクタリング会社も避けた方が良いでしょう。

病院がファクタリングでの資金調達を検討したいケース

医療機関が債権の資 金化サービスに利用を検討したいのは次のようなケースです。

・財務状況が悪化している
・資金繰りを調整したい
・支払いのために急ぎお金が必要である
・新規開業したばかりで融資の利用が難しい
・負債があり融資の利用が難しい
・スタッフの退職金やボーナスの支払いなどにより資金を確保したい
・新しい医療機器を導入したい
・医療機関の修繕を検討している

病院もファクタリングを使える?医療債権を資金化する仕組みやデメリットのまとめ

ファクタリングは病院も使える資金調達方法です。資金繰りや返済、支払いなどで資金が必要なら、早めにお金を回収できるサービスであるファクタリングの利用を検討してみてはいかがでしょう。
サービスの利用にはメリットとデメリットがあります。ファクタリングの仕組みなどもよく理解し、サービスをより良く活用してください。

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