ファクタリングは審査なしで利用できる?審査落ちする原因と対策も紹介
今すぐお金が欲しい場合、審査なしでファクタリングを利用できないか気になる方もいるのではないでしょうか。
銀行融資を受ける場合、厳しい審査を通過したうえでお金を借りられるため、通常2週間〜1カ月ほど時間がかかります。
一方で、ファクタリングなら当日利用も可能ですが、原則として審査は受けなければなりません。
この記事では、ファクタリングを審査なしで利用できない理由や、審査落ちする原因と対策をわかりやすく解説します。
目次
審査なしのファクタリング会社がほとんどいない3つの理由
ファクタリングを利用するには、審査を受ける必要があります。
ここでは、審査なしのファクタリング会社がほとんどいない3つの理由を紹介します。
売掛金を買い取れるか確認する必要がある
ファクタリングで利用できるのは、確実に回収できる目途がある売掛金のみです。
経営難によって倒産間近な売掛先だと、ファクタリング会社は大きなリスクを負うこととなります。
したがって、ファクタリング審査では、買い取っても問題ない売掛金かどうかを見極める役割があるのです。
すべての売掛金を買い取っていては、リスクを抱えることとなりますので、売掛先の信用度や回収サイクルを確認し、買い取っても問題ないか確認する必要があります。
手数料を決める必要がある
ファクタリングの手数料は売掛金を回収できる可能性に応じて変動する仕組みです。
売掛先が大手企業や公的機関の場合、倒産リスクが低いため、ほぼ確実に売掛金を回収できます。
一方で、売掛先の実態がイマイチよく分からない場合や、利用者から売掛金を回収する場合(2社間取引)では未回収リスクが高まります。
ファクタリング審査を通じて、どれくらいの手数料に設定すべきか決める必要があるのです。
ファクタリングでの手数料の高さは、ファクタリング会社が抱えるリスクの高さと言えます。
詐欺ではないか確認する必要がある
ファクタリング会社が警戒する詐欺としては、二重譲渡・架空債権・計画的倒産詐欺などがあります。
二重譲渡は、同じ売掛債権を複数のファクタリング会社へ売却する行為です。
ひとつの売掛債権は1度しか売却できませんので、ファクタリング会社は損害を被ります。
架空債権は、実際には存在しない売掛債権でファクタリングを申し込む行為です。
存在しない売掛債権を買い取りますので、二重譲渡同様にファクタリング会社に損害が出ます。
計画的倒産詐欺は、売掛先と利用者がグルとなり、倒産を前提にファクタリングを利用し、買取金をだまし取る行為です。
ファクタリング会社は利用者が詐欺をしていないか確認する必要があり、そのために審査なしではあり得ないのです。
審査なしのファクタリング会社を利用する3つの危険性
一部のファクタリング会社では、審査なしを謳っている可能性がありますが下記のような危険性があります。
・偽装ファクタリングの可能性がある
・相場より大幅に高い手数料を取られる可能性がある
・買戻しを請求される可能性がある
正常なファクタリングでは、必ず審査をおこないます。
もし、審査なしを謳い、簡単にお金を得られるような甘い言葉をかける業者がいたら十分に注意しましょう。
偽装ファクタリングの可能性がある
売掛金を扱うサービス上、ファクタリング会社は代金を後払いで回収します。
そのため、未回収リスクに備えて必ず審査をおこないます。
一方で、審査なしの代わりに保証人や担保を要求する業者もなかにはいるかもしれません。
ファクタリングは融資ではないため、保証人や担保を必要としませんので、もし要求されたらファクタリングを装った貸金業の可能性があります。
ファクタリングは貸金業登録をせずに事業を営めるサービスです。
契約書を確認し、債権譲渡契約ではなく、融資契約になっている場合には貸金業登録をしていない違法業者の可能性が高いため利用をただちにやめましょう。
相場より大幅に高い手数料を取られる可能性がある
ファクタリングの手数料は審査時に決まりますが、審査なしで手続きが進むようでしたら、相場より大幅に高い手数料を取られる可能性があります。
手数料を高くすれば、その分、ファクタリング会社の未回収リスクが低くなります。
仮に売掛金を回収できなかったとしても、手数料で十分に利益を取れるためです。
手数料の負担が大きすぎると、かえって資金繰りが悪化する可能性がありますので注意してください。
買戻しを請求される可能性がある
ファクタリングは通常、買戻しが必要ない「償還請求権なし」の契約を締結します。
仮に売掛先の倒産などによって売掛金を回収できなかったとしても、利用者が代わりにファクタリング会社へ支払う必要はありません。
一方で、審査なしの場合、償還請求権がある契約を締結する可能性があります。
その場合、売掛金の未回収時には買戻しを要求される恐れがあります。
買戻しのある契約を結ぶと通常、利用者が負う必要がないリスクが生じますので契約内容はしっかりと確認しましょう。
ファクタリングで審査落ちする3つの原因
比較的審査が緩いファクタリングですが、審査落ちする場合もあります。
ここでは、ファクタリングで審査落ちする3つの原因を見ていきましょう。
売掛先に信用がない
売掛先の信用度がないと、本当に売掛金が支払われるのかファクタリング会社から不安視され、審査に落ちてしまいます。
経営状態が良好な企業が売掛先なら問題ありませんが、ホームページなどがなく実態が分からない場合や、社会的信用度が低い業種だと審査に落ちるでしょう。
また、利用者が個人事業主でも利用できるサービスはありますが、売掛先が個人事業主だと大半の審査では落ちますのでファクタリングを利用する売掛先はしっかりと選びましょう。
利用者に信用がない
利用者が怪しい場合や、態度が悪い場合には、今後の取引でトラブルが生じる可能性を加味して審査落ちとなる可能性があります。
赤字経営や多重債務でも利用できるのがファクタリングです。
利用者の経営状況に左右されずに利用できますが、詐欺行為をしないか不安視されたり、どこか信用できなかったりすると審査に落ちてしまいますので注意しましょう。
売掛先との取引実績がない
ファクタリング審査では、売掛先との取引実績も通帳などで確認します。
審査時には、売掛先との取引が分かる書類として、直近半年〜3ヶ月の通帳を求められるのが一般的です。
継続して取引があるようなら、今後も問題なく取引が実施され、支払期日通りに売掛金を受け取れると判断できます。
一方で、初めて取引するような売掛先だとトラブルなどで代金が未回収となるのではと懸念されてしまい、結果として審査に落ちてしまう可能性もあります。
ファクタリングの審査落ちを防ぐ3つの方法
ファクタリングの審査落ちを防ぐ方法としては、下記の3つがあります。
・必要書類が少ない業者を選ぶ
・オンライン契約が可能な業者を選ぶ
・即日利用が可能な業者を選ぶ
順に解説します。
必要書類が少ない業者を選ぶ
ファクタリングで審査を受ける際、ファクタリング会社から書類の提出を求められます。
必要書類の種類や数は、各業者によって異なりますが、書類に不備があると審査に落ちてしまいます。
必要書類が少ない業者を選べば、準備する時間を短縮できますし、不備が起こりにくくなるため、スムーズに審査に通過するでしょう。
事前に必要書類を調べておき、余裕を持って準備しておくことが大切です。
オンライン契約が可能な業者を選ぶ
オンライン契約が可能なファクタリング会社を選ぶのも、審査落ちを防ぐ方法のひとつです。
従来では、対面や電話、郵送での契約が一般的でしたが、IT技術の発達により、現在ではオンライン上でのファクタリングが増えています。
オンライン上で申し込みから審査、入金までの手続きを一括でおこなえるため、スムーズかつ柔軟に利用できます。
移動する必要がないため、交通費がかからず、郵送費も発生しません。
対面での面談がないため、緊張して審査時にうまく話せないという状態にも起こりにくいのもオンライン契約によるファクタリングの特徴です。
即日利用が可能な業者を選ぶ
即日利用が可能なファクタリング会社は、必要書類が少なく、審査も比較的緩い傾向にあります。
即日利用が可能なのは利用者とファクタリング会社で取引する2社間取引となります。
オンライン契約によるファクタリングも、基本的に2社間取引ですので、売掛先の同意が必要ありません。
3社間取引の場合、売掛先がファクタリング利用を拒否すると手続きが進みませんが、2社間取引(特にオンライン契約)なら当日での入金も実現可能です。
まとめ:審査なしのファクタリング会社には気をつけよう
ファクタリングは基本的に審査なしでは利用できません。
仮に審査なしを謳うファクタリング会社がいたら、隠れた危険性があることを頭に入れておきましょう。
銀行融資より審査が柔軟なファクタリングですが、必ずしも誰でも利用できるわけではありませんので、本記事で紹介した審査に通過するコツはおさえておきましょう。
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