【2024年最新版】新型コロナが落ち着いた大阪の企業がファクタリングを利用する必要性とは?
2024年現在、新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきています。
現在はポストコロナといい、新型コロナ感染症によって受けたダメージをいかに回復していくか、どのように経済を回復していくかというタイミングとなっています。
そんな新しい変化に向かう経済状況の中で、この記事では都道府県別総生産規模が東京に次ぐ第2の規模を誇る大阪の経済状況にフォーカスします。
新型コロナが落ち着いてきた今、大阪で資金調達に困っている企業様、これからファクタリングを利用してみようという企業様はぜひ参考にしてみてください。
近年、注目を集めるファクタリングと大阪の経済状況の関係性を見ていきましょう。
目次
大阪経済の現在
まずは、新型コロナウィルス感染対策の終息「ポストコロナ」を迎えた大阪経済について、コロナ前とコロナの影響について特徴的な動きを解説します。
大阪は元々サービス業やインバウンド中心
新型コロナウィルス感染拡大以前の大阪経済は、2008年のリーマンショックによる急激な落ち込みがありました。
その後、2015年のインバウンド需要の増加などもあり、穏やかな回復基調が継続しています。
経済状況を示す指標の1つ景気動向から大阪を見ると、2008年のリーマンショックの影響が非常に大きいといえるでしょう。
2007年の景気動向を100%とすると、リーマンショック発生後の2009年までにおよそ40%近く景気動向指数がマイナスになっているのが分かります。
そこから、2009年の景気動向の底を2014年まで成長を続けています。
府内総生産(名目)についても同様の動きを見せており、2007年の39.9兆円だった経済は、2009年には落ち込みそこから少しずつ回復。
2017年以降は、40兆円まで回復したのちは横ばいの状況が続いていました。
新型コロナウィルス感染拡大が大きく影響
2019年の新型コロナ感染拡大は、大阪経済にも大きく影響を与えました。
コロナの影響に負けず、2020年の売上が2019年の売上より増加(13.2%)や横ばい(23.8%)の企業もありましたが、減少(63.1%)が最も多くなっています。
更に、減少企業の中でも前年比50%以上落ち込んだ企業(7.2%)や50%から80%以上落ち込んだ企業(23.7%)もあることは、コロナの影響の深刻さを物語っています。
売上の減少に伴って雇用が減少しており、その中でも非正規雇用の減少幅が大きくなっているのです。
好調だったインバウンドが急停止
コロナの影響を最も受けたのは、リーマンショック以降の経済成長を支えたインバウンド需要でした。
大阪へ来ていた外国人旅行者は2019年時点で1,231万人と、2009年170万人の約7.2倍まで成長。
また、旅行者の増加に併せてインバウンド消費額も2019年には1兆5,669億円に成長を続けていました。
しかし、コロナの影響により、インバウンド需要が消失。
この影響は、旅行業や宿泊業への影響はもちろん小売業や飲食業など幅広く影響を与えました。
金融業界のマイナス幅は要注意
不景気の時こそ企業の財務状況を下支えすることを期待される金融業界は、大阪においてリーマンショック以降で回復が進んでいない業種と言えます。
実は、金融業はリーマンショック前から比較すると府内総生産で2018年時点26.4%も減少しています。
現在は、政府が進める補助金や助成金などがあるため、中小企業の資金調達は課題として表面化していません。
しかし、補助金や助成金などの大阪府や公的機関からの資金援助がなくなったときに、稼ぐ力を減退させた中小企業の資金調達は大きな課題となりました。
大阪経済の今後の成長に向けた動き
コロナ感染の影響から縮小した経済動向については、底入れと成長をさせなければいけないというのは日本全国で求められている課題です。
その中でも、日本第2の経済規模を誇る大阪経済の復活と成長は大阪のみではなく、日本の成長に欠かせない課題と言えます。
新たな潮流 副首都・大阪を確立発展
大阪を、「東京とは異なる個性・新たな価値観を持って世界で存在感を発揮する東西ニ極の一極として日本の未来を支え、けん引する成長エンジンの役割をはたす」ことを目指すのが副首都ビジョンです。
そのために重要となるのが、副首都として必要となる「機能面」や「制度面」を整備することで副首都としての基盤を整える『副首都の確立』です。
その上で、万博の成功や統合型リゾートのインパクトも活用しての経済成長を成功させる『副都市としての発展』になります。
5つの戦略目標
ポストコロナに向けた再生と成長において大阪では以下に挙げる5つの重点分野における取組みを推進していくことを公表しています。
1. 健康・医療関連産業のリーディング産業化
2. 国内外の観光需要の取り組みの強化
3. スタートアップ、イノベーションの創出
4. 新たな働き方などを通じた多様な人材の活躍促進
5. 国際金融都市の実現に向けた挑戦
参考:大阪の経済からみた主な分析
大阪の再生・成長に向けた新戦略(ウィズコロナからポストコロナへ)
新型コロナウイルスによる大阪経済・社会への影響等に係るデータ集
大阪経済の再生・成長局面でのファクタリングの必要性
大阪経済の再生と成長において、資金調達手法の1つとしてファクタリングの必要性は増すのでしょうか。
結論から言えば、多様な資金調達方法が企業には必要になるため、ファクタリングによる資金調達は再生・成長局面ではより重要性が増すと考えられます。
必要性1:大きな金額の資金調達が可能
一般的なファクタリングは債権の売買です。
そのため、債権の金額が大きければ、その売買代金も大きくなります。
中小企業が資金調達するうえで重要になるのは、「いくら借りられるのか」という点です。
再生・成長局面ではITなどの設備や人材への投資や事業転換などの積極的なアクションとそれに伴う資金が必要となる場合が多くなります。
その時に、今までの事業では必要としなかった資金が必要となる局面なども出てきます。したがって、大きな金額の資金調達が可能になるファクタリングは非常に有効です。
必要性2:BSが悪化しない
ファクタリングは、売掛金を現金に換える仕組みです。
そのため、ファクタリングを実施すると以下の2点でBS(貸借対照表)が改善されます。
• 売掛金がなくなる
• 現金が増える
金融機関などから借入をした場合には、長期や短期の借入金がBS上で増えてしまう点と比較すると、ファクタリング利用はBSが悪化しないと言えます。
長期借入は銀行融資を受けられるようにしておく
ファクタリングなどで資金調達能力を向上させ業績が本格的な成長局面になった場合、企業として銀行融資などの長期借入を検討していきます。
銀行融資は、基本的にはファクタリングの手数料より低く、毎月の返済額が少ない点などがメリットです。
銀行融資を受けるためには、前述のBSをきれいにしておくことも大きな要素となります。
必要性3:返済は不要
ファクタリングは債権などの売買になるので、借入とは異なり返済の必要はありません。100万円の債権を売買したら、あとは売買代金を受け取るだけで取引は終了します。
再生・成長局面において返済について頭を悩まさずに、事業に集中できる点は大きなメリットです。
逆に、返済のことばかりを考えると再生・成長の機会を逸してしまうリスクがあります。
成長局面でのファクタリングの注意すべきポイント
再生・成長局面において、ファクタリングはいつでもメリットがあるわけではありません。
場合によっては、ファクタリングを利用することがデメリットになることもあります。
繰り返して利用すると手数料が高い
ファクタリングは、売掛金を現金化する仕組みになるため、毎月の売掛金をファクタリングするサイクルが生まれやすい特徴があります。
3ヶ月先に現金化できる売掛金を使ってすぐに現金を手に入れるため、3ヶ月後の資金繰りが苦しくなるケースが発生します。
そのため、ファクタリングを毎月実施していくサイクルが生まれやすいのです。
しかし、毎月ファクタリングを実施していくと、結局のところ毎月の売掛金を手数料を支払って現金化していくのと同じになってしまいます。
そのため、ファクタリングをする際にはどの程度継続してファクタリング利用をするのかを事前に計画しておくことが必要です。
債権譲渡に注意
ファクタリングは債権をファクタリングに売却するので、債権を譲渡する流れとなります。
そのため、売掛先が主要な取引先などの場合には、債権譲渡が今後の取引に影響する場合があるでしょう。
たとえば、建設業を営むA社はいつも工事を依頼してくれる元請業社B社の売掛金を利用してファクタリングをおこなったとします。
B社がたまたま支払期日に支払いができない事態になり、債権者であるファクタリング会社がB社に請求する場合があります。
取引先との関係性に注意
上記のような場合、B社は急にA社の売掛金がファクタリング会社に譲渡されていることを知ります。
そのため、B社からするとA社の資金繰りへの不安やそもそも名前も知らないファクタリング会社の請求に対してストレスを抱くかもしれません。
ファクタリングにおいては、自身に返済義務がない代わりに、取引先などに対する債権者が変更されるリスクがどのように今後の取引に影響するかを検討する必要があります。
今後成長局面を迎える大阪でのファクタリングの必要性
コロナの影響から再生・成長しなければいけない大阪経済と、それを支える企業にとってファクタリングの必要性を解説しました。
成長局面では資金が必要となるため、資金調達方法は多様性を持っておくことは必須です。
デメリットを留意しながらも、ファクタリング利用の検討は今後の資金調達において重要といます。
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