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銀行系ファクタリングは3社間が基本!2社間との違いや特徴を解説

銀行系ファクタリングは、銀行および銀行の関連企業が提供するファクタリングです。
銀行系ファクタリングは、3社間方式での契約が基本となっています。3社間方式は、売掛先が契約に関わることで取引上のリスクが低くなるため、その分手数料を低くすることが可能です。
今回は銀行系ファクタリングの概要および特徴、3社間と2社間の違いについて解説します。この記事を読むことで、これらの疑問を解消し、銀行系ファクタリングの理解を深められるでしょう。

銀行系ファクタリングの概要と特徴

ファクタリングを提供する企業は、経営母体によって独立系・銀行系・ノンバンク系に分けられます。ここでは、銀行系ファクタリングについて、他のファクタリング会社にはない特徴を解説します。

銀行系ファクタリングとは

銀行系ファクタリングは、銀行やその関連会社が提供しています。銀行系ファクタリングの特徴は、手数料が安く、銀行がかかわっているため信用度が高いことです。一方で、審査基準が厳しく、審査に時間がかかる点がデメリットといえます。

また、銀行系ファクタリングには、一般的なファクタリングである買取型に加え、保証型・国際型など、さまざまなファクタリングの種類があり、目的および用途に合わせて選択できる点も、他のファクタリング会社にはない特徴です。
また、銀行系ファクタリングは資金力がある、金額が大きい債権を持つ企業に適しています。

銀行系ファクタリングを利用するメリット

銀行系ファクタリングは、銀行がバックにあるため信用力が高く、安心して取引できます。また、手数料が安いのもメリットです。

手数料が安い

銀行系ファクタリングのメリットのひとつは、手数料率が独立系ファクタリング会社より低い設定になっていることです。
その理由は、銀行系では「3社間方式」のファクタリングのみになることと、審査が厳格であることです。

・ファクタリングの2つの契約方式
ファクタリングには2つの契約方式があり、ひとつが「2社間方式」、もうひとつが「3社間方式」です。

2社間方式は、利用者とファクタリング会社間の取引で、3社間方式は利用者と売掛先、ファクタリング会社の間の取引です。
2社間方式では売掛先にファクタリングしたことを知られることなく、迅速に資金を得ることが可能です。

一方、3社間方式では売掛先にファクタリングについての連絡と承諾が必要です。そのため、2社間方式に比べると資金調達に時間がかかります。しかし、売掛先が取引に加わることで、手数料率を低く設定できる点がメリットです。

3社間方式では売掛先の承諾が必要であることから、会社が実際に存在することの証明ができます。ファクタリング会社にとって、詐欺ではないことの証明となるでしょう。

2社間方式では、最終的に売掛金の回収は利用者を通じて行われるため、支払いが行われないリスクがあります。しかし、3社間方式では売掛先から直接回収できるため、未回収となるリスクを減らせるのです。

銀行系ファクタリングは、3社間方式のみです。2社間方式に比べ、3社間方式はリスクが低くなることから手数料を安くできます。手数料の相場は、2社間では10~20%、最大で30%程度であるのに対し、3社間では1~10%程度です。
銀行ファクタリングにおける3社間方式については、詳しく後述します。

安心して利用できる

銀行、とくに大手の銀行は、事業基盤が強固であることから、ファクタリング事業も大規模に展開でき、手数料も低くおさえることが可能です。
また、銀行系のファクタリング会社は銀行の資金を活用できるため、資金調達の安定性が高くなり、手数料を安くできる面もあります。

銀行系ファクタリングのデメリット

銀行系ファクタリングは、銀行の信用にかかわるため、一般的なファクタリングよりも審査が厳重で、利用できる企業が限られる点がデメリットです。そのほか、3社間方式となるため資金調達までに時間がかかる、小口の債権では利用できない可能性がある、リコース契約(償還請求権あり)になる可能性がある点にも注意が必要でしょう。

審査が厳重

ファクタリングには審査があります。一般的なファクタリング会社の審査では、売掛先の信用が重視され、利用者の経営状態が悪くてもファクタリングを利用できることが多いでしょう。
しかし、銀行系ファクタリングでは審査基準が厳しく、利用者と売掛先両方の信用力が審査されます。

時間がかかる

銀行系ファクタリングは3社間方式の契約となります。取引先への連絡・承諾が必要となり、申込みから現金化までの時間が2社間に比べて長く、急ぎの資金調達には向いていません。
さらに審査が厳しく時間がかかるのに加え、窓口での契約が必須となっていることから、資金調達までに時間と手間がかかります。

・小口の債権は扱っていない
企業によっては、金額が小さい小口の債権を利用してファクタリングしたいこともあるでしょう。銀行系ファクタリングでは、最低買取額が決まっていることが多く、小口の取引に対応していないことも珍しくありません。
金額が小さいときは、独立系のファクタリング会社を利用しましょう。

・リコース契約(償還請求権あり)の可能性が高い
独立型のファクタリング会社は、多くがノンリコース契約(償還請求権なし)です。償還請求権とは、売掛先の倒産などにより、売掛金を回収できなくなった際、ファクタリング会社が支払いを求める権利です。償還請求権なし(ノンリコース)の場合、利用者は責任を負う必要はありません。

銀行系ファクタリングでは、償還請求権あり(ウィズリコース)契約になっていることがあります。償還請求権があると、利用者は売掛金が回収できない場合、銀行系ファクタリング会社へ支払わなければなりません。そのため、契約時には償還請求権について確認しておく必要があるでしょう。

銀行系ファクタリングが適している企業

銀行系ファクタリングが適しているのは、信用力の高い大企業や大口の債権を持つ企業、安全性を重視する企業、手数料をおさえたい企業です。

銀行系ファクタリングの審査は厳重なため、信用力が高い大企業の利用が向いています。また、大口の債権にも対応できるため、取引額が大きい債権を持つ企業にも向いているといえるでしょう。
具体的には、大手の製造業・流通業・建設業・IT企業などが当てはまります。これらの企業は信用力が高く、また大口の債権を持っていることが多いため、銀行系ファクタリングが適しています。

3社間方式の特徴とメリット・デメリット

3社間方式は、利用者・売掛先の企業・ファクタリング会社が関与するファクタリングの方式です。
3社間方式では、企業がファクタリング会社に売掛債権を譲渡(売却)し、取引先(売掛先)が売掛金を直接ファクタリング会社に支払います。

銀行ファクタリングにおいては、銀行がリスクを回避することを重視していることから、3社間方式が一般的です。

3社間ファクタリングには手数料の低さ、審査通過率の高さ、返済の手間の軽減といった大きなメリットがあります。ただし、資金調達までに時間がかかるデメリットもあるため、利用する企業は限られるでしょう。

3社間方式のメリット

3社間方式は、2社間ファクタリングと比べて手数料が低く抑えられます。取引先企業(売掛先)が関わることで、リスクが低減されるためです。

また、3社間方式では、取引先企業(売掛先)が直接ファクタリング会社に売掛金を支払うため、ファクタリングを利用した企業は2社間方式に比べ返済の手間が少なくなります。

3社間方式のデメリット

3社間方式では、取引先企業(売掛先)への通知および承諾が必要なため、2社間方式と比べて資金調達までの時間がかかるでしょう。そのため、当日や翌日までに資金調達が必要といった、迅速な対応を必要とする企業には向かない可能性があります。

また、通知が必要なため、取引先企業にファクタリングの利用と、自社の資金繰り状況が知られてしまうため、取引先企業との関係に影響が出る可能性があります。
3社間ファクタリングでは、取引先企業(売掛先)の協力が不可欠で、取引先企業が協力的でない場合、ファクタリングの利用ができなくなるかもしれません。

銀行系ファクタリングの審査と手数料

銀行系ファクタリングの手数料率は独立系・ノンバンク系よりも低くなっていますが、審査が独立系・ノンバンク系に比べて厳しいため、利用する企業は少ない傾向にあります。

銀行系ファクタリングの審査

銀行系ファクタリングの審査は、一般的に厳しいといわれています。
その理由は以下の通りです。

・銀行やその関連会社が提供しているため
銀行は自社の信用リスクを最小限に抑える必要があるため、審査基準が厳しくなっています。

・大口債権への対応
銀行系ファクタリングは金額が大きい、大口の債権にも対応するため、より慎重な審査が必要です。

・親会社との情報共有
銀行系ファクタリングでは、親会社である銀行との間で情報共有されており、詳細な審査が行われます。

・法令遵守の観点
銀行は法令遵守の観点から、より慎重な審査を行う傾向にあります。
具体的な審査項目は、以下の通りです。

・信用
・財務状況
・事業内容
・代表者の信用
・取引先の信用
・担保の有無

銀行系ファクタリングが向いているケース

銀行系ファクタリングでは、融資並みに厳しい審査を通過しなければなりません。また、3社間方式であることから、一般的なファクタリングよりも資金調達までに時間が必要です。
調達までの時間を少しでも短くするためには、事前に必要な書類を準備しておくとよいでしょう。

取引銀行が同じ系列である

銀行系ファクタリング会社と同系列の銀行とすでに取引がある場合、利用者の与信情報や取引履歴が残っていることから、審査が速くなるのに加え、通過しやすくなる可能性があります。

大口の資金調達を希望する

銀行系ファクタリングは、数億円単位といった大口債権にも対応しています。取引先が大規模な売上高を持つ企業や大口顧客を持つ場合や、新規のプロジェクトが始まる場合などでも、銀行系ファクタリングであれば、上限を気にせずに利用できるでしょう。

時間がかかっても安全に取引したい

銀行系ファクタリングの経営母体は大きな資金力を持つ銀行などの金融機関であり、信頼性が高く、安心して利用できます。

売掛先との信頼関係が強固である

銀行系ファクタリングの基本は3社間方式になります。そのため、売掛先に必ずファクタリングの利用が通知されます。
利用者と売掛先の間に信頼関係が築かれており、売掛先にファクタリングについての理解があれば、問題なくファクタリングを利用できるでしょう。

手数料を抑えたい

銀行系ファクタリングは、手数料が低いというメリットがあります。3社間ファクタリングが基本で、未回収リスクが低くなるためです。
売掛金の金額が大きいと、手数料が数%違うだけで調達する金額に大きな差が出るため、調達資金をできる限り減らしたくない場合は、銀行系ファクタリングを利用しましょう。

銀行系ファクタリングは3社間が基本!2社間との違いや特徴を解説まとめ

銀行系ファクタリングは、独立系やノンバンク系のファクタリング会社よりも手数料が低めであり、銀行の信用力を背景に運営されているため、信頼性が高くなります。
また、豊富な資金力があるため、大口の債権にも対応できますが、償還請求権ありの契約になることがほとんどのため、注意が必要です。
また、銀行系ファクタリングは3社間方式が基本です。3社間方式では売掛先への通知・承諾が必要であるため、資金調達が完了するまでに2社間方式時に比べ時間がかかります。
一方で、3社間方式ではファクタリング会社のリスクが低くなることから、手数料が安くなる点がメリットです。
銀行系ファクタリングの利用が向いているのは、比較的信用力が高く、大口の債権を扱い、手数料の負担をできる限り少なくしたいと希望する企業です。

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